1969年生まれの加藤泉は、胎児や昆虫、民族彫刻などを連想させる不思諾な「生命体」をモチーフとした作品で知られるアーティスト。近年では絵画に加えて彫刻も多く手がけ、国内外で活動している。これまでの主な展覧会は「この世界に生きている─加藤泉×陳飛」(下山芸術の森発電所美術館、2016)、「SOUL UNION DELUXE」(霧島アートの森、2012)、「絵画の庭ーゼロ年代日本の地平から」(国立国際美術館、2009)など。2007年にはヴェネチア・ビエンナーレの国際企画展にも参加している。
Take Ninagawaで初めての個展となる本展では、2枚のキャンバスからなるぺインティングと、ソフビと木彫を組み合わせた立体作品が展示される。プリミティブとも評される独特の世界観を表現してきた加藤の、最新作が発表される。