1979年神奈川県生まれの半田真規は、2003年に東京芸術大学美術学部を卒業。これまで旅先や日常で出会った風景や物事を再現、展開する作品を手がけている。
06年の越後妻有トリエンナーレに出品した《ブランコはブランコでなく》や、グループ展「夏への扉: マイクロポップの時代」(水戸芸術館、07年)での《世界境地博覧会》、イスラム教におけるオブジェクト「150面体」から着想された《六本木モスク》(2010年)など、これまで大型のインスタレーションや彫刻作品を発表してきた。08年『ロレックス メント&プロトジェ アートプログラム』に、日本人で初めて選出され、レベッカ・ホルンと1年間ベルリンのスタジオを共有した経験を持つ。
本展では、「トーキョー」をテーマに、都市に見られるパターンを空間全体に展開。実験的なパターンを連なりによって、ギャラリーを「トーキョーパレス」へと変貌させる。