2017.3.8

ギャラリーを埋めつくす
「トーキョー」の都市風景
半田真規が新作個展

日常の風景や物事を契機とした大型作品を制作する半田真規の新作個展「トーキョーパレス」が、東京・恵比寿のstatementsで3月25日より開催される。

半田真規 ミナメサメ minamesame 2015 750x750cm 紙に水彩、オイルパステル
Courtesy of Ota Fine Arts

 1979年神奈川県生まれの半田真規は、2003年に東京芸術大学美術学部を卒業。これまで旅先や日常で出会った風景や物事を再現、展開する作品を手がけている。

 06年の越後妻有トリエンナーレに出品した《ブランコはブランコでなく》や、グループ展「夏への扉: マイクロポップの時代」(水戸芸術館、07年)での《世界境地博覧会》、イスラム教におけるオブジェクト「150面体」から着想された《六本木モスク》(2010年)など、これまで大型のインスタレーションや彫刻作品を発表してきた。08年『ロレックス メント&プロトジェ アートプログラム』に、日本人で初めて選出され、レベッカ・ホルンと1年間ベルリンのスタジオを共有した経験を持つ。

 本展では、「トーキョー」をテーマに、都市に見られるパターンを空間全体に展開。実験的なパターンを連なりによって、ギャラリーを「トーキョーパレス」へと変貌させる。