「岡山芸術交流 2016」は、アーティストのリアム・ギリックがアーティスティックディレクターを務め、のべ23万人以上の来場者を記録した、岡山市初の国際展。
同芸術祭にはサイモン・フジワラやフィリップ・パレーノ、ピエール・ユイグ、ライアン・ガンダーなど、世界の第一線で活動する31組のアーティストが参加したことでも、大きな話題を呼んだ。会期終了後も、街なかに設置されたマイケル・クレイグ=マーティンの巨大壁画《信号所》(ホテルエクセル岡山壁面)やローレンス・ウィナー《1/2 はじまった 1/2 おわった たとえいつであろうとも》(シネマ・クレール丸の内壁面)などは公開が続けられてきたが、今回、ここにライアン・ガンダーのインスタレーション《編集は高くつくので》(出石町地内県有地)と、フィリップ・パレーノのLEDを使った作品《?既存の生命力を越した旅を可能にするためのリズミカルな本能と共に(グリーン、規則#1)》(岡山県立図書館)の2作品が特別公開として追加されることとなった。
なお、上記4作品の一般公開は3月20日まで。同じく公開中のリアム・ギリック《多面的開発》(しろちかシンボルタワー)とペーター・フイッシュリ ダビッド・ヴァイス《より良く働くために》(岡山ランドリービル壁面)の公開は3月31日までだが、今後の継続展示については協議中だという。