機能性と美の共存。 北欧の世界的デザイナー、 インゲヤード・ローマンの魅力に迫る 日本初の大規模展覧会が開催

スウェーデンのガラス・陶器デザイナー、インゲヤード・ローマンの初期から最新作まで約180点を紹介する日本で初めての展覧会が東京国立近代美術館工芸館で開催される。ローマンの日本での仕事にも焦点を当て、日本展だけの内容も予定。会期は9月14日〜12月9日。

NEWS / EXHIBITION

芸術を愛し、芸術家を愛した女。20世紀美術の隆盛を支えたペギー・グッゲンハイムの映画が待望の日本公開

グッゲンハイム美術館の創立者であるソロモン・R・グッゲンハイムの姪であり、20世紀を代表するコレクター、ペギー・グッゲンハイムのドキュメンタリー映画『ペギー・グッゲンハイム アートに恋した大富豪』が公開される。パブロ・ピカソやジャクソン・ポロック、ピエト・モンドリアン、そして夫であったマックス・エルンストら多くのアーティストとの交流がわかる豊富な映像資料や、本人のインタビュー音声によってその波乱に満ちた生涯が生き生きと語られる。渋谷・イメージフォーラムほかで9月公開予定。

NEWS / HEADLINE

YCAMがエキソニモとの共同企画 「メディアアートの輪廻転生」展を開催。 アートの死生観を紐解き、 未来の可能性を模索する

山口情報芸術センター[YCAM]が、アートユニット「エキソニモ」を共同キュレーターに迎え、「メディアアートの輪廻転生」展を開催する。本展は、メディア・アートにおける従来の作品保存とは異なる視点から作品の「死」について考え、さらに「転生」させて未来へ伝える可能性を模索するもの。会期は7月21日〜10月28日。

NEWS / EXHIBITION

岡田利規が能で表現する 「罪の意識」と「フェミニズム」。 ドイツで話題となった 『NŌ THEATER』が来日

チェルフィッチュを主宰する岡田利規による『NŌ THEATER』が、ロームシアター京都で7月6日から8日までの3日間限定で上演される。本作は、ドイツ有数の公立劇場として知られるミュンヘン・カンマーシュピーレにて、岡田が3シーズンにわたって演出を務めたことでも話題となった。国内上演は、ロームシアター京都のみ。

NEWS / EXHIBITION

東京都庭園美術館で 「ブラジル先住民の椅子」展が開幕。 浮遊感のある空間で 動物のかたちを堪能する

東京都庭園美術館で開催中の「ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力」展は、300点を超える「ベイ・コレクション」の中から選りすぐりの椅子約90点を展示した世界初の展覧会だ。建築家・伊東豊雄による空間構成とともにその造形美を楽しめる本展の見どころをお届けする。

NEWS / REPORT

失われた映画に「声」を与える。 沢山遼が見た、平川祐樹「映画になるまで君よ高らかに歌へ」展

場所やものに流れる固有の時間を、映像や写真、またそれらを組み合わせたインスタレーションによって表現する平川祐樹。平川による9分間の映像作品《映画になるまで君よ高らかに歌へ》は、関東大震災や空襲によってフィルムが消失した日本映画のタイトルから平川が着想を得て制作した映像作品だ。この作品と同名の展覧会を、美術批評家の沢山遼がレビューする。

REVIEW

美術家・田村友一郎が京都市立芸術大学芸術資料館の収蔵品を用いた新作インスタレーションを発表

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAが、毎年夏に開催している京都市立芸術大学芸術資料館収蔵品展の規模を拡大した特別展・田村友一郎「叫び声/Hell Scream」を開催する。本展は明治時代から現在に至るまでの京都の街について、美術家の田村友一郎とともに約8ヶ月間にわたる調査と研究を下地としてつくり上げられるもの。会期は7月21日〜8月19日。

NEWS / EXHIBITION

縄文人の暮らしと造形美にふれる。 国宝全6件が集結する「縄文」展が 東京国立博物館で開幕

東京・上野の東京国立博物館にて、特別展「縄文―1万年の美の鼓動」が7月3日に開幕。「縄文の美」をテーマにした本展では、日本各地でつくり出された土器や土偶などの優品、約200点が展示される。また、史上初めて縄文の国宝全6件が集まるということでも注目を集めている本展。その見どころをお伝えする。

NEWS / REPORT

つながりかえる夏。 下道基行、山城大督、藤浩志、千葉尚実による高松市美術館開館30周年記念展が開催へ

高松市美術館で2009年にスタートした、年に1度の現代美術のグループ展「高松コンテンポラリーアート・アニュアル」。8回目の開催となる今回のテーマは「つながりかえる夏」として、下道基行、千葉尚実、藤浩志、山城大督が作品を発表する。会期は7月27日〜9月2日。

NEWS / HEADLINE

あのパフォーマンスから10年。 再び廃墟と化したホワイトキューブに、Chim↑Pomは何をインストールするのか?

東京・恵比寿のNADiff a/p/a/r/tにてChim↑Pomの展覧会「日本のアートは」が開催される。本展は、Chim↑Pomにとって同会場では「日本のアートは10年おくれている 世界のアートは7、8年おくれている」以来10年振りの展覧会となる。会期は7月6日から7月22日まで。

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