
三菱一号館美術館、 2019年はラファエル前派展などを開催へ
東京・丸の内の三菱一号館美術館は2019年の展覧会スケジュールを公開した。19年は「ラファエル前派の軌跡展(仮)」などの展覧会を開催する。

東京・丸の内の三菱一号館美術館は2019年の展覧会スケジュールを公開した。19年は「ラファエル前派の軌跡展(仮)」などの展覧会を開催する。

蛍光顔料を鋳込んだオリジナルのアクリル板を用いた作品で、ドイツのライトアートを牽引するレギーネ・シューマン。現在はケルンを拠点に、世界各地で作品を発表するシューマンの個展がタグチファインアートで開催されている。会期は5月29日〜7月21日。

「イサム・ノグチ —彫刻から身体・庭へ—」展が東京・初台の東京オペラシティ アートギャラリーで開催される。本展は、世界的美術家と謳われたノグチの国内外での活動の全容を紹介するもの。会期は7月14日〜9月24日。

家族や友人から、スポーツ選手、ミュージシャン、活動家まで多様な人物の肖像画を描く、アフリカ系アメリカ人のヘンリー・テイラー。Blum & Poe(東京)での日本初個展を機に来日した作家に、自身の境遇やそれを元とした作品制作の関係について話を聞いた。

2001年からユニットでの活動を行う山下麻衣+小林直人。本展では、自然を人の対義語としてとらえるのではなく、人も宇宙も自然の一部として解釈したという新作の映像作品4点を展示した。「自然観察」と題された本展を、キュレーターの服部浩之が論じる。

1970年代より書籍の装丁、雑誌の表紙やポスター、小説やエッセイの執筆、絵本、漫画など、多方面で活動する安西水丸の展覧会「イラストレーター 安西水丸展」が福島県立美術館で開催される。会期は2018年7月7日〜9月2日。

鎧姿の人物をかたどった立体などで知られる美術家・野口哲哉の個展「〜中世より愛をこめて〜 From Medieval with Love」が東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスで開催される。本展は、ポーラ・オルビスグループにちなんだ新作を含む約50点を紹介するもの。会期は7月13日〜9月2日。

岐阜県現代陶芸美術館にて「驚異の超絶技巧!明治工芸からアートへ」が6月30日から8月26日の会期で開催。2014年から翌年にかけて6都市を巡回し、大好評を博した「超絶技巧!明治工芸の粋」展の第2弾となる。前回からさらに進化したというその内容とは?

写真の可能性を決定的瞬間の外部に見出し、スナップ写真を独特の間合いで映像化する作品で評価される迫鉄平の個展「FLIM」が東京・新宿のSprout Curationで開催された。迫の新作が発表された本展について、映像論研究者の福尾匠が分析する。

1939年にアメリカに亡命後グラフィックデザイナーとして活躍し、孫のために制作した絵本をきっかけに、本格的に絵本の世界に足を踏み入れたレオ・レオーニ。絵本『スイミー』の作者であるレオーニの作品を、絵本の原画を中心に、油彩・彫刻・グラフィックデザインなどもあわせて紹介し、その人生と創作に迫る展覧会が開かれる。会期は8月11日〜9月24日。

ゲーテ・インスティトゥート東京で、6月30日からVRインスタレーション「VRwandlung」の展示が行われる。このVR作品のテーマは、フランツ・カフカによる小説『変身』。自分の体が虫に変身してしまう主人公の体験ができる。

イギリス・テートに所蔵される膨大なコレクションから選出された作品により構成される「ヌード」展。シドニー、ニュージーランド、韓国を巡回し横浜で開催中の本展を契機として、豊田市美術館学芸員の鈴木俊晴が美術館のコレクションと常設展のあり方を論じる。

クスノキの丸太から造形を彫り出し、油絵具で彩色した動物シリーズ「アニマルズ」知られる彫刻家・三沢厚彦の個展、「三沢厚彦 ANIMALS IN YOKOSUKA」展が横須賀美術館で開催される。会期は6月30日~9月2日。

島根県立石見美術館が企画展「ゆかた 浴衣 YUKATA すずしさのデザイン、いまむかし」を開催。本展では、江戸から昭和に至る浴衣や型紙とあわせて、当時の風俗を描いた浮世絵なども紹介される。会期は7月14日〜8月6日(前期)、8月8日〜9月3日(後期)。

透明樹脂にアクリル絵の具で金魚を描く作品で知られる深堀隆介の、公立美術館で初となる本格的な個展が平塚市美術館で開催される。会期は7月7日〜9月2日。

気象現象を表現した作品に焦点を当てた展覧会「ウェザーリポート」が、栃木県立美術館で開催される。ヨーゼフ・ボイス、ロバート・スミッソン、鈴木理策、トーマス・ルフ、田中功起らが参加。会期は6月30日〜8月26日。

静岡県掛川市にある資生堂アートハウスにて、遊び心あるユニークなヴィンテージ香水瓶と、1960年代から70年代にかけて国内で制作されたタピスリーの展覧会「ヴィンテージ香水瓶と現代のタピスリー さまざまなデザイン」が開催される。会期は2018年7月3日~9月2日。

「オプ・アート」の代表的な作家として知られるブリジット・ライリー。その日本では38年ぶりとなる美術館個展が、DIC川村記念美術館で開催されている。60年代の作品から近作までが揃う本展を、美術評論家で『マルセル・デュシャンとチェス』の筆者である中尾拓哉がレビューする。

「杉浦邦恵 うつくしい実験 ニューヨークとの50年」展が、東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催される。本展は、国際的に活躍する写真家・杉浦邦恵の50年を超える軌跡をたどるもの。会期は7月24日〜9月24日。

京都国立近代美術館と国立新美術館が「生誕110年 東山魁夷展」を開催する。本展は、国民的画家と謳われた東山魁夷の画業の全貌をたどるもの。会期は8月29日〜10月8日(京都)、10月24日〜12月3日(東京)。