「つくる/つくれない」を往還し、彫刻制作の根源的な意味を問い続ける福岡道雄に聞く
1960年代より、既存の彫刻のあり方を否定し、制作と生活の接合点を探求してきた福岡道雄。真摯に現代美術に向き合うが故に、彫刻をつくり続けるために、「つくらない」という態度へと行き着いた2005年。初の大回顧展に際して作家の歩みをひもとく。
1960年代より、既存の彫刻のあり方を否定し、制作と生活の接合点を探求してきた福岡道雄。真摯に現代美術に向き合うが故に、彫刻をつくり続けるために、「つくらない」という態度へと行き着いた2005年。初の大回顧展に際して作家の歩みをひもとく。
「もの派」の作家として知られる榎倉康二。その妻である榎倉充代が2000年に開廊した「スペース23℃」では、榎倉をはじめ、作家と生前交流のあったベテラン作家や、若手作家のグループまで、幅広い作品を紹介してきた。これまでの活動や現在について、榎倉充代に話を聞いた。
特殊漫画家の根本敬が約半年をかけて描き上げた、人生史上最大の絵画《樹海》。12月13日〜24日、ミヅマアートギャラリーで開催される本作の展示に先駆けて、根本へのインタビューを敢行した。
中国におけるもっとも重要な現代フィルムアーティスト、ヤン・フードン。東京・表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京の「YANG FUDONG THE COLOURED SKY: NEW WOMEN II」ではフードンが初めて手がけたデジタルカラー作品《The Coloured Sky:New WomenⅡ(彩色天空:新女性Ⅱ)》(2014)が展示された。フードンはこの色鮮やかな世界に何を込めたのか? 来日した本人に話を聞いた。
自身も作家として活動する澤田育久が代表を務める「The White」。ここは写真を中心としながらも、インスタレーションや彫刻など、幅広い表現の実験の場を目指して設立された。「The White」をオープンした経緯や自身のこれまでの活動、 スペースの今後の展望について、澤田に話を聞いた。
タイルを巡る「文脈」を素材に制作活動を行う中村裕太。2018年1月27日までギャラリー小柳で個展「柳まつり小柳まつり」を開催する作家に、作品について聞いた。
人生の不条理をブラック&ホワイトの世界でコントラバーシャルに描く写真家、ロジャー・バレン。東京では初となる個展の開催、さらに過去40年間の活動を回顧する作品集『バレネスク』を刊行した作家に、他の追随を許さない強靱な美意識の源泉について聞いた。
現代美術を中心に、 従来の境界線を押し広げて次の社会を創造するアーティストTHE EUGENE Studio(ザ ・ ユージーン ・スタジオ)。資生堂ギャラリーで11月21日から開催される個展「1/2 Century later.」では、1968年をひとつのモチーフに、 「あれから半世紀(あるいはこれから半世紀)」 を主題とした未発表のインスタレーションを展示する。これを前に、THE EUGENE Studio創業者のEugene Kangawaとインディペンデント・キュレーターの長谷川新が対談を行った。
「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイ代表の前澤友作が創設した現代芸術振興財団。この財団が主催する学生対象のアワード「第4回CAF賞作品展」が11月5日まで代官山で行われた。会場で自身のコレクションを惜しげもなく展示した前澤。その狙いと、若手作家育成にかける思いを聞いた。
多彩な活動で人々や社会と関係してきた小山友也。11月19日までOpen Letterで個展「COUNTERWEIGHT」を開催中の作家に、作品について聞いた。
1983年、京橋に開廊したギャラリー椿では、絵画、版画、立体など、詩情のある作品を数多く紹介してきた。取扱作家は現在約50名。その多くがオープン以降、継続的に紹介してきた作家たちだという。代表を務める椿原弘也に、これまでの活動や、ギャラリーと作家との関係性の話を聞いた。
ドイツとインドネシアを拠点に世界各国でパフォーマンスを行うムラティ・スルヨダルモ。東南アジア現代美術の大規模展覧会で5時間にわたるパフォーマンスを見せたアーティストは何を思い、自らの身体を駆使し続けるのか。作品の背景とそこに懸ける思いを聞いた。
昨年秋、東京・中目黒にオープンしたアートがあるレストラン「PAVILION」で1周年を記念するイベント「MEET@ART」が行われた。「アートを介して人と出逢う」をテーマに、サカナクションの山口一郎が登場。自身初となるインスタレーションを披露し、スマイルズ代表の遠山正道とトークを行った。
坂茂が設計したことでも知られるポンピドゥー・センターの分館、ポンピドゥー・センター・メッス。ここで現在、日本の建築に焦点を当てた展覧会「ジャパン-ネス Japan-ness 1945年以降の日本の建築と都市計画」展が開催されている。なぜいま、ポンピドゥー・センターはこの展覧会を開いたのか? その経緯を同展キュレーターのフレデリック・ミゲルーに聞いた。
トーキョーワンダーサイト本郷が名称を変更し、新たに「トーキョーアーツアンドスペース本郷」として生まれ変わった。そのこけら落としとなる展覧会「不純物と免疫」が10月14日からスタートした。インディペンデント・キュレーターの長谷川新が、初めて東京で手がける展覧会となる本展。展覧会ロゴやタイアップ曲など、さまざま試みで展覧会のあり方自体を問いかける本展について、長谷川とタイアップ曲を提供した音楽家の網守将平が語る。
今年6月に六本木にオープンしたギャラリー「ペロタン」でオープニング第2弾として、イタリア出身のアーティスト、パオラ・ピヴィの個展「They All Look The Same」が11月11日まで開催されている。巨大で色鮮やかなホッキョクグマが目を引く本展でピヴィは何を伝えようとしているのか? 本人に話を聞いた。
浮世絵ファンのみならず、幅広い層に人気のある「名所江戸百景」(目録を含む全120作品)。今秋、太田記念美術館のコレクションをまとめた新刊『広重 名所江戸百景』(日英バイリンガル)が、美術出版社より発売。太田記念美術館の学芸員で、本書の執筆、監修を担当した日野原健司(主席学芸員)と渡邉晃(主幹学芸員)に、その魅力、楽しみ方について話を聞いた。
2016年のオープンから土と火に真摯に向き合いながら陶の作品を手がける植松永次や、様々な動物を表情豊かに造形するステファニー・クエールらによる現代美術作品を紹介してきたGallery 38。ギャラリーを立ち上げた経緯や今後の展望について、代表の堀内晶子に話を聞いた。
リサーチをもとに、身近な自然物を用いた作品を制作する是恒さくら。10月9日まで横浜市民ギャラリーでグループ展に参加する作家に、作品について聞いた。
2009年にアメリカで誕生し、いまや世界最大級のクラウドファンディングサービスである「Kickstarter」(キックスターター)が今年9月、日本でのサービスを正式にスタートさせた。「Kickstarter」は日本のアートシーンにどのような影響を与えるのか? 同社創業者の一人でCEOのヤンシー・ストリックラーに話を聞いた。