東京・代官山の地に「ディオール バンブー パビリオン」が誕生した。たんなるブランドの旗艦店ではなく、総面積約1800平米に及ぶ空間に、建築、ランドスケープ、インスタレーション、デザインが有機的に統合された「場」といえるだろう。
建築の象徴となるのは、パリ本店「30モンテーニュ」のファサードをゴールドに染め上げた竹で再解釈した外観だ。日本の竹林に着想を得たセノグラフィーは、昼と夜でまったく異なる表情を見せてくれる。
広々とした内部では、和紙による壁面仕上げや、寄木細工の床、提灯状に造形された「レディ ディオール」バッグのモチーフなど、メゾンのコードと日本的意匠が交差する。


緑もこのパビリオンでは重要な要素だ。ランドスケープデザインを手がけたのは、「プラントハンター」として知られる西畠清順。希少植物による庭園は禅をコンセプトに構成され、都市の喧騒から切り離された静謐な散策空間を生み出している。植物に囲まれた回遊動線は、商業空間というよりもむしろ瞑想的な体験を志向する。






























