「パフォーマンスのための空間」を生み出す、アガサ・ゴス=スネイプに聞く
パフォーマンスを中心に、様々な手法を用いた作品で国際的に注目を集めるアガサ・ゴス=スネイプ。森美術館「MAMプロジェクト」での個展を機に、インスタレーションとパフォーマンスが呼応し合う、その独自の作品世界について話を聞く。
パフォーマンスを中心に、様々な手法を用いた作品で国際的に注目を集めるアガサ・ゴス=スネイプ。森美術館「MAMプロジェクト」での個展を機に、インスタレーションとパフォーマンスが呼応し合う、その独自の作品世界について話を聞く。
都内の新たなアートスポットとなった天王洲のアートコンプレックスに今年3月、KOSAKU KANECHIKAが開廊した。若手作家の作品を中心に、絵画、陶芸、立体など多彩なジャンルの作品を扱うギャラリー。代表を務める金近幸作にインタビューを行った。
1996年に『鰐~ワニ~』でデビュー以来、『悪い男』『春夏秋冬そして春』『うつせみ』など数々の作品を世に送り出し、ベルリン国際映画祭やヴェネチア国際映画祭での受賞をはじめ、国際的に高い評価を受けている映画監督、キム・ギドク。その最新作であり、日本での上映が困難とされてきた問題作『STOP』が、5月13日から日本で公開される。2011年の東日本大震災にともなう福島第一原子力発電所のメルトダウンをテーマにした本作は、キム・ギドクが監督・撮影・照明・録音をすべて一人で行った執念の作品だという。公開を前に来日した監督に、本作について聞いた。
自身が生まれ育った郊外のニュータウンをテーマに制作を続ける、1981年生まれの石井友人。6月11日までMaki Fine Arts(東京・新宿)での個展を開催している作家に、作品について聞いた。
2014年から15年にかけて、「wave internet image browsing」展、「世界制作のプロトタイプ」展などのキュレーションで注目を集めた上妻世海による最新企画「Malformed Objects:無数の異なる身体のためのブリコラージュ」展。キュレーターと11名のアーティストとの「対話」によって組み立てられた本展では、そこを訪れる来場者に対しても、「指示書」というかたちでキュレーターからの「対話」が試みられた。はたして、その狙いはいかなるものなのか。後編では、上妻自身の来歴を経由しながら、「展覧会」「キュレーション」に対する考えを聞く。
「小さなガレージ」を意味するun petit Garage。駐車場スペースを改装したこのギャラリーは、代表を務める山口裕美と作家による実験の場でもある。これまでの活動とギャラリー設立のきっかけ、展望について話を聞いた。
2014年から15年にかけて、「wave internet image browsing」展、「世界制作のプロトタイプ」展などのキュレーションで注目を集めた上妻世海による最新企画「Malformed Objects:無数の異なる身体のためのブリコラージュ」展。キュレーターと11名のアーティストとの「対話」によって組み立てられた本展では、そこを訪れる来場者に対しても、「指示書」というかたちでキュレーターからの「対話」が試みられた。はたして、その狙いはいかなるものなのか。前編では、その開催経緯や内容について迫る。
絵画、写真、音などを組み合わせてインスタレーション作品を制作する、1985年生まれの武田雄介。5月7日まで金沢21世紀美術館の新進作家紹介企画で作品を展示している作家に、作品について聞いた。
メディアの性質に着目しながら、近代史や個人の記憶をテーマとした作品を発表している、1982年生まれの竹内公太。東日本大震災による事故後に東京電力福島第一原子力発電所の作業員として勤務した後、発電所内のライブカメラを指差す姿が話題となった「指差し作業員」についての展覧会を開催し、注目を集めた。SNOW Contemporary(東京・六本木)で3月4日まで開催された個展「写真は石碑を石にする、それでも人は」にあたり、出品作やこれまでの活動について聞いた。
1983年、早稲田大学前にそびえる奇怪な集合住宅「和世陀」(わせだ)をつくった建築家・梵寿綱(ぼん・じゅこう)。アーティスティックな彼がつくる建物は、いまなお斬新で、生命力にあふれている。梵寿綱とはいったい何者なのか。彼の言葉を通して、その迷宮の扉が開く。
絵画作品の制作を通じ、現実と虚構をめぐる表現や絵画の可能性を探究する、1986年生まれの多田圭佑。MAHO KUBOTA GALLERY(東京・渋谷)で3月10日から個展「forge」を開催する作家に、作品について聞いた。
「SCAI THE BATHHOUSE」(東京・谷中)でキュレーターを務める大坂紘一郎が2015年10月に設立した「ASAKUSA」(東京・西浅草)。ここでは、国内外の作家による社会に根ざした表現を紹介するとともに、キュレーター間の協働を推進してきた。ASAKUSAが日本のアートシーンにおいて目指す役割について、大坂に話を聞いた。
「プロジェクションマッピング」という言葉がまだ一般に普及していなかった2008年。椅子と光を用いた作品《CHAIR》で世界に衝撃を与え、光のアーティストとしての道を歩み出したMASARU OZAKI。彼が今年、自身のライフワークともいえる「LightTreeProject」の第3弾“Tsubomi”を始動させる。そこに至るプロセスと、秘めれられた想いを聞いた。
statements(東京・恵比寿)は、2016年5月にスタートしたプロジェクト・スペースだ。設立者でありディレクターを務めるのは、自身も作家として活動する山根一晃。その他キュレーター、作家ら3名とともに企画・運営を行っている。同所を立ち上げたきっかけ、活動の先に目指す役割について話を聞いた。
数色のみで描かれた抽象画。思考の痕跡と身体の所作が、キャンバスに瑞々しく浮かぶヴァルダ・カイヴァーノのペインティングは、その筆触や余白が見る者の想像を無限に掻き立てる。2月4日まで小山登美夫ギャラリーで開催されている個展に際し、常に絵画と向き合い対話を続けてきた作家に、自身と絵画空間の関係について話を聞いた。
ボーカルとペインターという異彩の組み合わせのロックバンド、「OLDCODEX(オルドコデックス)」。CDジャケットやライブステージのアートワーク全般を担当するペインターのYORKE.は、ミュージシャンに囲まれながらどのような思いでクリエイションしているのか。現在ツアー中のライブ「FIXED ENGINE」と彼の話から、その答えを探る。
2016年8月21日にリオ・デ・ジャネイロ・オリンピックが、次いで9月18日にはパラリンピックが閉幕し、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた「文化オリンピアード」(オリンピック・パラリンピックの開催国で行われる文化・芸術のパフォーマンスや展示、舞台公演などのプログラム)が本格的なスタートを切った。12年のロンドン大会以降、五輪における文化、あるいはアートに対する注目は高まりを見せ続けている。そのような状況のなか、2020年の東京大会までに、アートはどうコミットしていくのか。森美術館館長で、「茨城県北芸術祭」をはじめとする数々の芸術祭や、都市型アートイベント「六本木アートナイト」をディレクションしてきた南條史生と、リオ・デ・ジャネイロ大会で、パーマネント作品《Ring: One with Nature》を制作・恒久設置したアーティストの森万里子が特別対談を行った。
村上隆に見出され、10代から少女をモチーフとした幻想的な絵画作品などを発表してきた、1992年生まれのob(オビ)。Kaikai Kiki Gallery(東京・広尾)で1月20日から個展「あわいにゆれる光たち」を開催する作家に、作品について聞いた。
ベルリンやニューヨークで建造物などを梱包する大規模なプロジェクトを実現してきた、クリストとジャンヌ=クロード。25年前に行われた「アンブレラ 日本=アメリカ合衆国 1984-91」のドキュメンテーション展が、水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催され、当時のプロジェクトやその背景を、クリストにインタビューした。
2014年開廊のKEN NAKAHASHI(東京・新宿)では、人間のあり方を見つめた絵画、写真、立体作品など、国内外の若手作家による多彩なジャンルの作品を紹介してきた。代表を務めるのは、金融機関勤務を経てギャラリストへと転身した中橋健一。そのきっかけとなった大きな出来事と現在、今後の展開について話を聞いた。