
現前するものを問い直し、起源を探る。梅田哲也インタビュー
日常的なモノや光、サウンドを組み合わせたインスタレーションのほか、国内外においてパフォーミングアーツ作品も発表している梅田哲也。美術館での初個展となる「梅田哲也 うたの起源(福岡市美術館)」を開催中の梅田に、「声/voice」と「場所の持つレギュレーションへの介入」というポイントを中心に聞いた。

日常的なモノや光、サウンドを組み合わせたインスタレーションのほか、国内外においてパフォーミングアーツ作品も発表している梅田哲也。美術館での初個展となる「梅田哲也 うたの起源(福岡市美術館)」を開催中の梅田に、「声/voice」と「場所の持つレギュレーションへの介入」というポイントを中心に聞いた。

2015年、菊竹寛によって東京・六本木に開廊した「Yutaka Kikutake Gallery」はNerhol、新里明士、田幡浩一、古橋まどか、平川紀道、小林エリカ、三瓶玲奈、本山ゆかり、小左誠一郎、向山喜章などによる、絵画、写真、彫刻、映像といった幅広いジャンルの作品を紹介している。代表の菊竹寛に、5周年を迎えるギャラリーのこれまでとこれから、そして自身が手がける生活文化誌『疾駆』の新プロジェクトなどについて聞いた。

昨年、台北に新たに設立されたアートフェア「台北當代(タイペイダンダイ)」。「初回のフェアとして最強の出展者リスト」と言われた同フェアには、ガゴシアンやハウザー&ワース、ペロタンなどのメガギャラリーをはじめ、90のギャラリーが集結し、2万8000人以上の来場者を記録した。2回目の開催を目前に、同フェアの設立者・共同ディレクターであるマグナス・レンフリューに話を聞いた。

2020年1月25日まで、東京・表参道のAKIO NAGASAWA GALLERY AOYAMAで個展「ダイヤモンド」を開催している小村希史。かつて、厚塗りの人物画で知られていた小村が、2018年に開始したシリーズ「Subtract」は、キャンバスの油絵具を削り取ることでつくられるものだ。新たな境地に歩みを進める小村に、これまでの道のりと開催中の展覧会について聞いた。

2019年12月末で森美術館館長を退任した南條史生。2006年よりこの美術館を率いてきた南條が、13年間の森美術館と日本美術界を振り返る。

1984年に京都市立芸術大学の学生を中心に結成され、日本を代表する存在となったコレクティヴ「ダムタイプ」。その活動を包括的に紹介する展覧会「ダムタイプ|アクション+リフレクション」(東京都現代美術館)を記念し、同展のキュレーションを手がけた長谷川祐子と、ダムタイプの中心的存在である高谷史郎が対談。旧知のふたりが、ダムタイプのこれまでとこれからを語った。

人間以外の生物との協業によって作品を生み出すアーティスト・AKI INOMATA。脳にまつわる多くの著作を執筆し、幅広いメディアで活躍する脳科学者の中野信子。かねてより親交のあるふたりが、AKI INOMATAの作品を手がかりに、お互いの視点で脳とアートの相互作用について語りあった。

植物と人間の関係性への疑問から、ペインティングを中心にドローイングや彫刻、インスタレーション、サウンドパフォーマンスなど、多岐にわたるメディアで作品を発表してきた平子雄一。12月21日より始まる新作個展『Memories』では、平子自身の記録から制作した新シリーズ「Perennial」も発表する。平子のアトリエにて、探求を続けてきたテーマや作品制作の手つきについて聞いた。

2019年12月20日より公開される、片渕須直監督によるアニメーション映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』。前作『この世界の片隅に』に250カット以上の新規シーンを加え、主人公・すずのみならず戦時中の広島で生きる「さらにいくつもの」人々の心の動きを描き出した新作だ。引き続き主人公・すずを演じた女優・のんと片渕監督に、新作に対する思いやアニメを演じることについて話を聞いた。

東京都現代美術館で現在開催中の「MOTアニュアル2019 Echo after Echo:仮の声、新しい影」に参加している、大谷将弘と今福華凜によるファッションレーベル・PUGMENT(パグメント)。ファッションの機能や身体性に注目したアプローチで、現代美術の文脈においても注目されてきたPUGMENTに話を聞いた。なお、PUGMENTが単一のプロジェクトであることを考慮し、大谷・今福の発言は区分せず統一して記載する。

渋谷パルコにオープンした「OIL by 美術手帖」ギャラリーで、個展「The Sun, Folded.」を開催中の玉山拓郎。これまで日用品などのファウンドオブジェクトを用いた展示や、強烈な色に照らされた空間的作品が注目されてきた玉山が、最新作となる本展では映像を用いたインスタレーションを発表。「いま、自分の使う要素がものすごく整理されている」という作家に、その方法論や現在地を問う。

東京・神宮前のワタリウム美術館で、フランスを代表するアーティストであるフィリップ・パレーノの日本における美術館初個展「オブジェが語りはじめると」が開催。1994年から2006年にかけて制作された作品(オブジェ)が再構成されて並ぶ本展を通じ、パレーノは何を見せるのか? 来日したパレーノが親交のあるアーティスト・島袋道浩とともに「展覧会」や「アート」の在り方について語り合った。

11月9日、ベルリンを代表するケーニッヒ・ギャラリーが、アジア初のスペースを東京・銀座の「MCM GINZA HAUS I」にオープンした。オープニングのために来日したギャラリーの設立者であるヨハン・ケーニッヒに、ギャラリーのプログラムやギャラリストのあるべき姿について話を聞いた。

アメリカ大陸で最大級の規模を誇るアートフェア「アート・バーゼル・マイアミ・ビーチ」が、12月5日に開幕する。そのプログラムや運営、そしてアメリカのアート市場について、ディレクターアメリカズのノア・ホロヴィッツに話を聞いた。

2020年4月11日にリニューアル・オープンを迎える京都市京セラ美術館(京都市美術館)。この改修を手がけ、館長に就任したのが青木淳だ。青木はなぜ館長を引き受けたのか? そして美術館をどこへ導くのか? 竣工したばかりの館内で話を聞いた(開館は5月延期)。

目覚ましい経済発展の裏にある、中国の人々の「生活」に焦点を当てた映像作品を発表する王兵(ワン・ビン)。ドキュメンタリーという枠にとどまらず、ヴィデオ・アートによるアプローチもしている王に、作品の制作意図や映像作品に対する考えを聞いた。

織物の糸を解きほぐして再構成し、刺繍を施す手法を用い、2011年よりベルリンを拠点に世界各地で作品を発表し続けている手塚愛子。9月にスパイラルガーデン(東京)で開かれた個展「Dear Oblivion - 親愛なる忘却へ」に際して発表された新作や、これまでの歩みと作品観について聞いた。

1924年に生まれた架空の三流画家、ユアサエボシが描いたとされる作品を制作するアーティスト、ユアサエボシ。新作個展「侵入するスペクトル」をAKIO NAGASAWA GALLERY AOYAMAで開催中のユアサに、架空と実在を行き来する「ユアサエボシ」とは何者なのかを聞いた。

「あいちトリエンナーレ2019」(8月1日〜10月14日)の閉幕直前に開設された高山明によるプロジェクト「Jアートコールセンター」。電凸攻撃による「表現の不自由展・その後」の展示中止を受け、アーティストらが電話対応するというこの取り組みからは何が見えたのか? 高山に話を聞いた。

2016年に開催された「さいたまトリエンナーレ」が、新たな名称「さいたま国際芸術祭」として2020年3月に開幕する。公募で選ばれた映画監督・遠山昇司がディレクターを務める今回、さいたま国際芸術祭が目指すものとは何か? 長島確との対談から、地域への眼差しの重要性が見えてきた。