「シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション」が問う、現代の「しるしの価値」
1999年より2008年まで10年にわたり開催された「シヤチハタ ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション(SNDC)」が、10年ぶりに再開する。開催に込めた思いを、コンペの特徴と併せて紹介する。
1999年より2008年まで10年にわたり開催された「シヤチハタ ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション(SNDC)」が、10年ぶりに再開する。開催に込めた思いを、コンペの特徴と併せて紹介する。
ヤマハが開発し、2017年度のグッドデザイン大賞を受賞した管楽器「Venova(ヴェノーヴァ)」と、ヤマハ発動機が発表した電動アシスト自転車「YPJ」シリーズ。これら2つの製品を紹介する合同展示イベント「Breezin’」が、3月14日から4月9日までヤマハ銀座ビル1Fで開催中だ。今回は、ヤマハ発動機 執行役員デザイン本部長の長屋明浩とヤマハデザイン研究所の川田学、そして「Venova」担当デザイナーの辰巳恵三、「YPJ」担当デザイナーの北山亮平に話を聞いた。
ファッションブランド「Off-White」のクリエイティブ・ディレクターとして飛ぶ鳥を落とす勢いのヴァージル・アブロー。そんな彼が、村上隆主宰のKaikai Kiki Galleryで世界初となる個展を開催している。「"PAY PER VIEW"」と題された本展で何を見せるのか。来日した本人に、建築家・浅子佳英がインタビューを行った。
デジタル社会における思想や価値のあり方を鋭くとらえた実体験型のインスタレーション作品で知られるサイモン・デニー。水戸芸術館現代美術ギャラリーでの展覧会で来日した彼に、今回の出品作のテーマである「ブロックチェーン」の思想と「アート」の役割について話を聞いた。
CAGE GALLERYのギャラリースペースは、道路に面した窓枠。2017年のオープンから、若手作家を中心に領域横断的な作品を紹介してきたこのスペースは、「枠組み」をひとつのキーワードに活動を行ってきた。ギャラリーの活動と展望について、ディレクターの佐藤拓真に話を聞いた。
ベニヤを用いた立体や映像などの作品を通して「自分史」を表現するアーティスト・井出賢嗣。1月13日〜3月3日に名古屋のSee Saw gallery + hibitで個展を開催した作家に、作品について聞いた。
3月8日から(一般会期は9日から)開催される国内最大のアートフェア「アートフェア東京」。ここで初出展となるペロタンが、中国を代表するアーティスト・徐震(シュー・ジェン)の作品を発表する。自らを「ポップアーティスト」と称する徐震とは何者なのか? また東京で何を見せるのか? 上海のスタジオで話を聞いた。
公益財団法人クマ財団が、次代を担う学生クリエイターの活動を支援・育成することを目的に、昨年から始めた「クリエイター奨学金」。その第一期奨学生50人の中から、現代美術の分野でとくに注目したいアーティスト7人をピックアップ。全3回にわたって紹介する。最後となる第3弾は、存在をテーマに彫刻をつくる細井えみかと、デザインビジネスも手がける中村暖、糸を使った彫刻やインスタレーションを生み出す後藤宙の3人。
現在、エスパス ルイ・ヴィトン東京では、現代中国を代表する映像作家、ヤン・フードンの個展「The Coloured Sky: New Women Ⅱ(彩色天空: 新女性 Ⅱ)」が開催されている。これまで「ドクメンタ」や「ヴェネチア・ビエンナーレ」への参加をはじめ、世界各国で活動してきたヤン・フードン。その作品の魅力とはいったいなんなのか? 詩人で多摩美術大学学長の建畠晢と、『美術手帖』編集長・岩渕貞哉が語り合った。
公益財団法人クマ財団が、次代を担う学生クリエイターの活動を支援・育成することを目的に、昨年から始めた「クリエイター奨学金」。その第一期奨学生50人の中から、現代美術の分野でとくに注目したいアーティスト7人をピックアップ。全3回にわたって紹介する。第2弾はドールを使った人間劇を描く森山亜希と、人間の自尊心をテーマに描き続ける皆藤齋。
アジアでもっとも大規模なアートフェアとして知られる「アート・バーゼル香港」が今年6回目の開催を迎える。32ヶ国から248ものギャラリーが参加する今回。その見どころと、アート・バーゼル香港を取り巻くマーケットについてディレクターのアデリン・ウーイに聞いた。
公益財団法人クマ財団が、次代を担う学生クリエイターの活動を支援・育成することを目的に昨年から始めた「クリエイター奨学金」。その第1期奨学生50人の中から、現代美術の分野で特に注目したいアーティスト7人をピックアップ。全3回にわたって紹介する。第1弾は映像や写真など多様な表現によるミクストメディアインスタレーションの作品を手がけるスクリプカリウ落合安奈と、プログラミングを駆使した舞台制作やインスタレーションを制作する岡ともみ。
カナダの小さな港町で四季や動植物を描きつつた画家モード・ルイス(1903〜70)。その生涯を描いた映画『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』が3月3日から公開される。これにともない、東京・赤坂のカナダ大使館では関連展覧会がスタート。来日した監督のアシュリング・ウォルシュに話を聞いた。
オンラインジャーナル「e-flux」の創始者として知られるアーティスト、アントン・ヴィドクルが2017年11月から12月にかけ東京・浅草のギャラリーASAKUSAで個展「ロシア宇宙主義:三部作」を行った。20世紀初頭に発生し、ロシアの知識人たちに多大な影響を与えた「ロシア宇宙主義」。ヴィドクルはなぜこれを作品に取り込んだのか? 気鋭のロシア文学者・乗松亨平が来日したヴィドクル本人に話を聞いた。
美術展やイベントにまつわる業務を請け負うLittle Barrelが、2017年11月、プロジェクトルームをオープンした。展示スペースであると同時に、作家と社会を結ぶ「循環システム」のような存在を目指すLittle Barrel。代表の水田紗弥子に、スペースを立ち上げた経緯と展望について話を聞いた。
様々な媒体で作品を制作しながらも、一貫して絵画の可能性を探求している益永梢子。水戸芸術館内のギャラリーで2018年2月10日から個展を開催する作家に、作品について聞いた。
《なすび画廊》や《ベジタブル・ウェポン》など、ユーモアと批評性ある作品を手がけてきたアーティスト・小沢剛が関東では14年ぶりとなる大規模個展「不完全ーパラレルな美術史」を千葉市美術館でスタートさせた。このタイトルに込められた意図とは何か? 本人に話を聞いた。
日本における大晦日の風物詩『NHK紅白歌合戦』。数千人のスタッフが参加するなど、まさにNHKが総力を挙げて制作する番組だ。ウェブ版「美術手帖」では『第68回NHK紅白歌合戦』本番前日のNHKホールに潜入。その舞台裏を取材するとともに、今回の舞台美術や映像をデザインしたNHKデザインセンターのチーフプロデューサー・森内大輔に、舞台美術に込めた狙いなどを聞いた。
ベルリンを拠点に、ドキュメンタリーの手法を用いて、事実と虚構が混ざり合う映像作品を制作している鈴木光。2018年1月6日から2月4日までKAYOKOYUKIで個展「MONTAGE」を開催する作家に、作品について聞いた。
CMやミュージックビデオをはじめ、精力的に活動する写真家・奥山由之だが、ある時期から写真への興味を失ってしまったという。苦悩の日々を乗り越え発表した新作の写真集『As the Call, So the Echo』について、奥山に聞いた。