
空っぽな街と自宅アパートメントのリアルを描く。ブライアン・アルフレッド インタビュー
MAHO KUBOTA GALLERYで個展「NEW WORLD」が開催中のブライアン・アルフレッド。ブルックリンを拠点に活動し、パンデミック下で制作した新作ペインティングとコラージュ、アニメーション映像作品を発表した作家にリモートで話を聞いた。

MAHO KUBOTA GALLERYで個展「NEW WORLD」が開催中のブライアン・アルフレッド。ブルックリンを拠点に活動し、パンデミック下で制作した新作ペインティングとコラージュ、アニメーション映像作品を発表した作家にリモートで話を聞いた。

公益財団法人 小笠原敏晶記念財団がコロナ禍の昨年6月、文化・芸術への助成をスタート。現在までに200件以上の支援を行っている。35年にわたり科学技術分野への助成事業を続けてきた同財団は、なぜいまアートを支援するのか。そこに込められた想いについて、アメリカ在住の小笠原有輝子常務理事に話を聞いた。

アーティゾン美術館の収蔵品と現代美術家が協働するプログラム「ジャム・セッション」。昨年の鴻池朋子に続き登場したのは、セルフポートレートの作品で知られる森村泰昌だ。森村は今回、同館を代表する作品のひとつ、青木繁《海の幸》を取り上げ、巨大な10連作《M式「海の幸」》を中心とする展覧会をつくりあげた。森村はなぜ《海の幸》を選び、そこに何を見出したのか? インディペンデント・キュレーターの林寿美が聞いた。

「地上に存在することは、それ自体、祝福であるのか」をテーマに、根源的な生の光景を出現させてきたアーティスト・内藤礼。その内藤が、京都のギャラリー「MtK Contemporary Art」で個展「breath」を開催。紙とアクリル絵具による絵画《color beginning》の新作を発表した。これまでもキャンバス絵画の同名シリーズを手がけてきた内藤。紙に絵具を置くというシンプルな行為に込められたものは何か? 金沢21世紀美術館での個展「うつしあう創造」をキュレーションした横山由季子(金沢21世紀美術館学芸員)が話を聞いた。

商業写真の世界の第一線で長く活躍し、また、クライアントワークではない写真作品も高く評価されてきた藤井保と瀧本幹也。1994年から98年にかけて瀧本は藤井のアシスタントを務め、ふたりは師弟関係にあたる。初の2人展の開催に向けて2019年6月からメールでの往復書簡が始まり、展覧会と書籍に結実した。

歴史上最高額となる約510億円で落札されたレオナルド・ダ・ヴィンチ作とされる《サルバトール・ムンディ》。この絵画はなぜこれほどまで高額となったのか。そしてなぜいまだ一般公開されていないのか。その実態に迫る初のドキュメンタリー映画『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』が11月26日に公開される。本作公開に当たり、監督でありジャーナリストのアントワーヌ・ヴィトキーヌにインタビュー。アート界に切り込んだ彼が見た世界とは? *インタビュー最後に本作特別試写会のお知らせがあります。

新型コロナウイルスの影響で当初の会期から1年遅れでスタートした「ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」。「How will we live together?」を全体テーマとして掲げる今回は、日本館だけでなくUAE館、シンガポール館にも日本人キュレーターが参加している。日本館キュレーター・門脇耕三、UAE館キュレーター・寺本健一、そしてシンガポール館キュレーター・宮内智久が、コロナ禍におけるヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の意義を語り合った。

世界最大級のアートフェア「アート・バーゼル」が協力し、今年11月4日〜7日の4日間に開催される新しいアートイベント「アートウィーク東京」。アート・バーゼルが同イベントに協力した背景や今後日本での展開、そして国際的アートマーケットにおける東京の可能性について、アート・バーゼルのディレクター・アジアであるアデリン・ウーイと、アートウィーク東京の共同設立者でギャラリー・タケニナガワの代表である蜷川敦子にメールインタビューを行った。

異文化間の差異や摩擦に注目し、その真正について問いかけるスタイルで一躍注目を浴びた荒木悠。gallery αM(東京)の展覧会「『約束の凝集』vol.4 荒木悠」で見せた新たな作家の姿とその心境について話を聞いた。

ギャラリー麟で二人展を開催中の小川万莉子と和田直祐。画材の特性を見極めながら、画面にレイヤーを生み出して絵画表現の可能性を追求するふたりに取材した。

富山、石川、福井の北陸3県で開催されている新たな芸術祭「GO FOR KOGEI 2021」。ふたつの特別展をユニークな全5会場で展開するこの展示を、ともに金沢美術工芸大学 芸術学専攻で教鞭を執る菊池裕子と山本浩貴が訪れた。ふたりが「GO FOR KOGEI 2021」に見出した工芸の可能性とは?

2018年より全国10会場を巡回した「蜷川実花展 —虚構と現実の間に—」が、その集大成として上野の森美術館で開催されている。10月7日からはOIL by 美術手帖ギャラリーでも個展が行なわれる蜷川実花にインタビューを行った。

今年3月にOIL by 美術手帖ギャラリーで開催された、水野健一郎とラッセル・モーリスの2人展「ALTERED STATE - 変更された状態 -」。アニメーションやマンガからの影響を起点に制作する水野と、80年代初頭から関わるグラフィティをルーツにもつモーリスによる、新作と初の共作が発表された。本展のキュレーションを務めたC.C.P.(CHILDHOOD、CALM & PUNK)の安部憲行、そして出展作家の2人に、展覧会について、そしてマンガ・アニメとグラフィティの新たな接点となる動向「コミック・アブストラクション」について話を聞いた。

KOSAKU KANECHIKAにて「Descending Painting」展が開催中の舘鼻則孝。大学の卒業制作で手がけた「ヒールレス・シューズ」がレディー・ガガの専属スタイリストの目に留まり、ステージやミュージックビデオで着用される靴のデザイナーとして注目された。それが今回、ペインティングも靴も同じスタンスで制作をしていることがインタビューから伝わってきた。

この夏、7月と8月に都内2ヶ所の空に巨大な顔を浮かべるプロジェクト《まさゆめ》を実現し、SCAI THE BATHHOUSEでは「ただの世界」と題する個展を開催した現代アートチーム「目[mé]」。そのアトリエを脳科学者の中野信子が訪問。メンバーの荒神明香と南川憲二と語り合った。

ポーラ ミュージアム アネックスとギャラリー椿で個展を同時開催中の中村萌。子供の頃のひとり遊びで思い描いたイマジナリーフレンドのような、妖精のような姿を立体と絵画で表現する彼女に話を聞いた。

2020年秋の開館時より続く角川武蔵野ミュージアムのプロジェクト「コロナ時代のアマビエ」。疫病について予言したとされる江戸時代の妖怪、アマビエをテーマに現代アーティストが作品を手がけるこのプロジェクトに、第5弾として登場した大岩オスカールに話を聞いた。

ミュージシャンとして活動を続ける藤井フミヤは、1993年よりアート作品の発表も行うようになり、コンピュータグラフィックスをはじめ、水彩、油彩、アクリル絵具など、多彩な画材を使って表現を展開している。2019年から続いている「藤井フミヤ展 デジタルとアナログで創造する 多様な想像新世界 The Diversity」も、今夏は浜松市美術館で開催されていた。同展が9月4日から福岡アジア美術館へと巡回するにあたって、インタビューを行った。

「東京2020 NIPPONフェスティバル」主催プログラム「ONE-Our New Episode-Presented by Japan Airlines」のコンテンツのひとつ、「Our Glorious Future〜KANAGAWA 2021〜」のオンライン配信が始まった。「ダンス・演劇・アート・音楽・工芸のミライ」をテーマに、神奈川県にゆかりのある各分野の表現者が参加。コロナによって無観客展覧会となってしまった「アートのミライ」について、キュレーションを担当する茅ヶ崎市美術館の学芸員・藤川悠と、参加作家のひとりである佐久間海土に話を聞いた。

京都のCOHJU contemporary artで開催中のグループ展「ジェットストリーム論法」。東慎也、岡本秀、米村優人という3人の気鋭の作家が、平面(油画、日本画)、立体(彫刻)というオーソドックスなメディアを用いて、2021年現在のリアリティを作品に表現する。会場で3人にインタビューを行った。