ささいなことが世界を変える。目[mé]×中野信子
この夏、7月と8月に都内2ヶ所の空に巨大な顔を浮かべるプロジェクト《まさゆめ》を実現し、SCAI THE BATHHOUSEでは「ただの世界」と題する個展を開催した現代アートチーム「目[mé]」。そのアトリエを脳科学者の中野信子が訪問。メンバーの荒神明香と南川憲二と語り合った。
この夏、7月と8月に都内2ヶ所の空に巨大な顔を浮かべるプロジェクト《まさゆめ》を実現し、SCAI THE BATHHOUSEでは「ただの世界」と題する個展を開催した現代アートチーム「目[mé]」。そのアトリエを脳科学者の中野信子が訪問。メンバーの荒神明香と南川憲二と語り合った。
ポーラ ミュージアム アネックスとギャラリー椿で個展を同時開催中の中村萌。子供の頃のひとり遊びで思い描いたイマジナリーフレンドのような、妖精のような姿を立体と絵画で表現する彼女に話を聞いた。
2020年秋の開館時より続く角川武蔵野ミュージアムのプロジェクト「コロナ時代のアマビエ」。疫病について予言したとされる江戸時代の妖怪、アマビエをテーマに現代アーティストが作品を手がけるこのプロジェクトに、第5弾として登場した大岩オスカールに話を聞いた。
ミュージシャンとして活動を続ける藤井フミヤは、1993年よりアート作品の発表も行うようになり、コンピュータグラフィックスをはじめ、水彩、油彩、アクリル絵具など、多彩な画材を使って表現を展開している。2019年から続いている「藤井フミヤ展 デジタルとアナログで創造する 多様な想像新世界 The Diversity」も、今夏は浜松市美術館で開催されていた。同展が9月4日から福岡アジア美術館へと巡回するにあたって、インタビューを行った。
「東京2020 NIPPONフェスティバル」主催プログラム「ONE-Our New Episode-Presented by Japan Airlines」のコンテンツのひとつ、「Our Glorious Future〜KANAGAWA 2021〜」のオンライン配信が始まった。「ダンス・演劇・アート・音楽・工芸のミライ」をテーマに、神奈川県にゆかりのある各分野の表現者が参加。コロナによって無観客展覧会となってしまった「アートのミライ」について、キュレーションを担当する茅ヶ崎市美術館の学芸員・藤川悠と、参加作家のひとりである佐久間海土に話を聞いた。
京都のCOHJU contemporary artで開催中のグループ展「ジェットストリーム論法」。東慎也、岡本秀、米村優人という3人の気鋭の作家が、平面(油画、日本画)、立体(彫刻)というオーソドックスなメディアを用いて、2021年現在のリアリティを作品に表現する。会場で3人にインタビューを行った。
世界中で愛されているジン「BOMBAY SAPPHIRE(ボンベイ・サファイア)」。そのブランドコンセプトである「かきたてる好奇心」をテーマにジントニックグラスのアートワークを募集する「BOMBAY SAPPHIRE Gin & Tonic Art Glass Competition」が開催されている。この開催に際して、terminal inc.のアートディレクターである中田嘉生が、ボンベイ・サファイアのブランドアンバサダーも担うBACARDI JAPAN・アドボカシーグループの日高康介に、ジンとしての歴史や起源、ブランドに込められたクリエイティブへの想いについて話を聞いた。
抽象と具象を行き来するように絵画を手がける三瓶玲奈。様々な季節、時間帯に通い、スケッチを繰り返しているある場所の風景から線を引き出し、キャンバスに描くことは可能か。シリーズ「線を見る」より新作ペインティングを発表している彼女に、個展会場のYutaka Kikutake Galleryで話を聞いた。
放射能の発見から、世界大戦、災害という大きな歴史の現場を舞台に、膨大なリサーチをもとに小説や漫画等様々な方法で作品を生み出す小林エリカ。なぜ物語をつくるのか、そして歴史の中の災厄をいかに語ろうとしているのか、国際交流基金(JF)発行のウェブマガジン『をちこち』最新特集「物語を伝える―災厄を越えて―」からインタビューを紹介する。
2014年には表参道に、2020年に東京・天王洲の「TERRADA Art Complex」のⅠとⅡに新たなスペースをオープンしたMAKI。代表の牧正大にギャラリストとしての意識や、セカンダリーの経験から生まれた自身のスタンスなどをインタビューした。
鎧と人間をテーマに立体や絵画の制作を行い、多様な文化や感情が混ざり合った作品を通じて、現代社会の構造や、人類の歴史において普遍的に受け継がれてきたものを問いかけてきた野口哲哉。鎧兜というモチーフを選択する理由や、多様な制作技法を支えるデッサン力などについてインタビューした。
ストリートカルチャーとアートシーンを接続する活動を展開するアーティスト・コレクティブ、SIDE CORE。青森公立大学国際芸術センター青森(ACAC)にて、ともに活動するグループEVERYDAY HOLIDAY SQUADによる個展「under pressure」のディレクションを行い、青森の土地や歴史についてのリサーチをもとに新作を発表した。メンバーの高須咲恵、松下徹、西広太志と映像制作を担当する播本和宜に、展覧会の担当学芸員が聞いた。
Tシャツを1枚のキャンバスととらえ、自由な発想から生まれたデザインを公募するUT GRAND PRIX (UTグランプリ)。2005年にユニクロの主催でスタートしたこのコンペティションが、今年はスヌーピーでお馴染みの「ピーナッツ」をテーマに募集を開始した。UTGPの概要を紐解くとともに、第1回の受賞者のひとりである花井祐介に話を聞いた。
この10年間、中国の科学技術力は爆発的な速度で発展してきた。とくにテクノロジーとアートの融合は、新しい中国社会を実現する要として、各分野から大きな期待が寄せられている。そこで中国のメディア・アートを牽引し、「中国のチームラボ」とも評される「Blackbow」のJOEに、テクノロジーとアートの可能性を問うた。
1970年代後半から80年代にかけて流行った「シティポップ」と呼ばれる音楽ジャンルが改めて注目されている。その代表作のひとつ、大滝詠一のアルバム『A LONG VACATION』のジャケットのイラストを手がけたのが永井博だ。作品集の刊行も続く永井に、自身の作品を入れ替えながら常設展示するFMCD Gallery Studioで話を聞いた。
世界三大叙事詩に数えられるインドの『マハーバーラタ』。かつてパパ・タラフマラを主宰し、舞踊や演劇、パフォーミングアーツという枠組みを超えた表現で国際的に活動を続ける小池博史が、2013年から制作を続けてきた同作品の完全版を2021年8月に発表する。演出を務める小池、舞台美術を手がけるアーティストの栗林隆、衣装を担当するデザイナーの浜井弘治に話を聞いた。
今年5月に公益社団法人経済同友会の「スポーツとアートの産業化委員会」が発表した「アート産業活性化に向けたエコシステムの構築」。これは国内のアート産業の現状と課題を分析しつつ、今後の活性化に向けた8つの提言をまとめたものだ。共同委員長である秋田正紀(松屋取締役社長執行役員)と山口栄一(アートパワーズジャパン代表理事)に、提言について話を聞いた。
新型コロナウイルスの感染拡大や権威主義政権の台頭により、アーティストの芸術的表現の自由はますます危機的状況に陥っている。表現の自由の権利を保護し、世界中のアーティストを支援するために立ち上げられたプロジェクト「Artists at Risk Connection」(ARC)のディレクターらに、アジアのアーティストの現状や近年の検閲事件について話を聞いた。
約40年の歴史を持つ滋賀県立近代美術館(1984年開館)が今年6月、「滋賀県立美術館」として新たに開館を迎えた。この新しい美術館を率いるのが、新ディレクター(館長)として就任した保坂健二朗だ。開館を直前に控えたタイミングで、保坂に今後の展望を聞いた。
京都の艸居アネックスを会場に、「白」と題するグループ展が開催されている。素材も表現方法も異なる8名の作家が手がけた白の作品を展示し、白が空間につくり出す無限性や白の概念にもとづく内面性が提示されている。本展参加作家のうち、浜名一憲と尹煕倉にインタビューを行った。