INTERVIEW

PREMIUM

多様な「イメージ」の存在に向き合い、「見ること」をめぐる制度を考える。原田裕規インタビュー

インテリア・アートや心霊写真、架空の風景などを題材に、人間とイメージの関係性について問い直す活動を行う原田裕規。京都芸術センターでの新作・近作の映像作品3シリーズを発表した個展に合わせて、制作から執筆までに及ぶ活動の根底にある考え方を聞いた。

INTERVIEW

次世代に向けて創造力を育むミュージアム。「AkeruE」で常設展示中の中山晃子が提示する「ひらめき」

東京湾の臨海エリア、有明のパナソニックセンター東京にある「パナソニック クリエイティブミュージアムAkeruE(アケルエ)」は、「ひらめき」をかたちにするミュージアムだ。クリエーションを通して子供たちの知的好奇心を育む場の特徴を紹介するとともに、オープン時より《赤い緑、黄色い青》と題する作品を常設展示する中山晃子のインタビューをお届けする。

INTERVIEW / PROMOTION

PREMIUM

「自分に制限をつけたくない」。ルー・ヤンは境界線を超えていく

ルー・ヤン(陸揚)は、上海生まれのマルチメディア・アーティストだ。彼女は宗教、哲学、神経科学、心理学、現代科学など、様々な分野を超えて生命や神といったものの構造や真実に対する幻想を創造している。その作風は病的で衝撃的。異質さと普遍性が同居した作品は、いったいどのように生まれてきたのだろう?

INTERVIEW

PREMIUM

「時代と環境に誠実に向き合うこと」で文化は生まれる。小池一子インタビュー

無印良品の生みの親のひとりであり、日本初のオルタナティブスペース「佐賀町エキジビット・スペース」の創設者として大竹伸朗をはじめとする現代作家の表現を発信してきた小池一子。「中間子」「佐賀町」という2部構成でその活動を振り返る「オルタナティブ! 小池一子展 アートとデザインのやわらかな運動」展会場でインタビューを行った。

INTERVIEW

渡辺志桜里とは何者か? 人の手を離れたエコシステムを構築するアーティスト

植物、魚、バクテリア、線形動物などが入った水槽やプランターをホースでつなぎ、水を循環させることで、人の手を離れたエコシステムを構築するアーティスト・渡辺志桜里。昨年、新宿の「WHITEHOUSE」で開催された初個展「べべ」で鮮烈な印象を鑑賞者に与えて以降も、その注目度は増すばかりだ。従来の「作品」の概念に揺さぶりをかける、その思考と制作の背景にあるものとは?

INTERVIEW

【DIALOGUE for ART vol.3】理性先行と感性先行のふたりが刺激を与え合い、たがいを補完する

「OIL by 美術手帖」がお送りする、アーティスト対談企画。京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)と同大学院の同期生で、プライベートでもパートナーである小谷くるみと山本捷平は、いつもアートのことを考え、アートについて話しているという。3日前に入居したばかりの埼玉県のアトリエで話を聞いた。

INTERVIEW / OIL

PREMIUM

「具象が抽象に変わり始める」とき、浮かび上がる多様なモチーフと色彩。セシリー・ブラウンインタビュー

古典、近代、現代の絵画から大衆文化まで、様々なモチーフを参照し、セクシュアリティや欲望についての問いを示唆する絵画をつくり出すセシリー・ブラウン。日本での初個展に際して、抽象と具象、色彩と動きにあふれる絵画の制作方法について話を聞いた。

INTERVIEW

PREMIUM

音を見て、イメージを聴く経験。クリスチャン・マークレーインタビュー

ターンテーブル奏者/作曲家として音楽の文脈で活躍するいっぽう、造形物や映像、絵画など様々なヴィジュアル・アートを手がけてきたクリスチャン・マークレー。東京都現代美術館で個展「クリスチャン・マークレートランスレーティング[翻訳する]」を開催した作家に、音楽と美術の両ジャンルにおける近年の活動を中心に話を聞いた。

INTERVIEW

目指すは現代アートの「ライブハウス」。1周年を迎えるbiscuit galleryの新たな取り組み

Bunkamuraと渋谷区立松濤美術館を結ぶ道に面したビルの、1階から3階に空間を構えるbiscuit gallery。1周年を記念して開催するグループ展「grid」では、約50名の作家を迎え、前後期に分けて作品が展示される。代表の小林真比古と、マネジメント契約を結ぶ作家のひとりである那須佐和子に話を聞いた。

INTERVIEW / OIL

【DIALOGUE for ART vol. 2】アーティスト同士だからこそ話せる、制作の細部や心の葛藤がある

「OIL by 美術手帖」がお送りする、アーティスト対談企画。今回は、Kotaro Yamadaと中西伶が登場。陶や金属など様々な素材を用いて立体をつくるYamadaと、グラフィックをはじめ多彩な手法を駆使して平面を築き上げる中西。数年にわたって交流を深め、創作上の悩みを吐露し合うほど気心の知れたふたりに、Yamadaのアトリエで対話してもらった。

INTERVIEW / OIL

受け継がれるのは美術館の“DNA”。「はじまりから、いま。」展に見る、70年にわたる作品収集と美術館活動の歴史

東京・京橋のアーティゾン美術館で現在、「はじまりから、いま。1952-2022 アーティゾン美術館の軌跡──古代美術、印象派、そして現代へ」と題された展覧会が開催されている。本展は、同館の前身となるブリヂストン美術館開館から現在に至るまでの作品収集と美術館活動の歴史を遡るかたちで紹介するものだ。70年に渡り連綿と紡がれてきた美術館のDNAともいうべきものとは何か? 本展を担当した学芸員(田所夏子・平間理香)、司書(黒澤美子)に見どころと共に話を聞いた。

INTERVIEW / PROMOTION

最初の緊急事態宣言下で発表されたインターネットアート。《隔離式濃厚接触室》資料化の意義を企画者・武澤里映に聞く

最初の緊急事態宣言下で発表された布施琳太郎の《隔離式濃厚接触室》(2020)。今回新たに制作された資料版が大阪大学総合学術博物館でお披露目となり、また国際日本文化研究センターに収蔵が決まった。ポストコロナの社会について様々に論じられてきた約2年後のいま、本作の資料版を制作する意義について、企画者の武澤里映に話を聞いた。

INTERVIEW

PREMIUM

ダニエル・アーシャムはなぜポケモンをアート作品へと変えるのか? 「僕はポケモンとともに育った」

ダニエル・アーシャムとポケモンとのコラボレーションによるアートプロジェクトの第3弾「A Ripple in Time(時の波紋)」がついに始まった。東京の5会場での展覧会にあわせ、『ダニエル・アーシャムのポケモン図鑑』(美術出版社)も刊行。そのなかから、ダニエル・アーシャムのインタビューをお届けする。

INTERVIEW

【DIALOGUE for ART vol. 1】動物を描くふたりのインスピレーションソースは、東洋美術と「たべっ子どうぶつ」

「OIL by美術手帖」がアーティストの対談と作品紹介を行う企画をスタート。第1弾では、上野裕二郎とsumaが登場。沖縄県立芸術大学の先輩と後輩にあたるふたりは大学卒業後、ともに東京藝術大学の大学院に進学。現在は、アトリエをシェアしながら制作を続けるふたりの、アートにかける思いをお届けする。

INTERVIEW / OIL

ドローイングとは何か? そしてどこに向かうのか? 鈴木ヒラク、村山悟郎、やんツーが語る

渋谷パルコの4階にあるPARCO MUSEUM TOKYOでは現在、「Drawings – Plurality 複数性へと向かうドローイング<記号、有機体、機械>」と題した展覧会が開催中だ。鈴木ヒラク、村山悟郎、やんツーの3作家が参加する本展は、特定のキュレーターを立てず、作家同士の対話から生まれたもの。その会期初日に行われたトークイベント(モデレーター:児島やよい)の様子を編集版としてお届けする。

INTERVIEW / PROMOTION

PREMIUM

「フィクションは私たちをより良い世界に導く生産的なものにもなりうるのです」。ホー・ツーニェンインタビュー

映像や音を用いた体感型のインスタレーションなど、多様な表現で虚構と現実の狭間を往還するホー・ツーニェン。《旅館アポリア》《ヴォイス・オブ・ヴォイド│虚無の声》に続き、現在豊田市美術館で新作を発表している作家に、同展企画者が作品に通底する探究心を聞く。

INTERVIEW

「わかっている人」同士のコミュニティだけではもう成立しない。開館から1年の「ANB TOKYO」で山峰潤也が考えること

公立美術館で長く学芸員として活動しながらも、2020年に職を辞して東京・六本木のアート・コンプレックス「ANB TOKYO」の共同代表を始めたキュレーターの山峰潤也。なぜ美術館を後にし、新たな道を模索したのか。美術館を「外」から変えようとする山峰の思考を語ってもらった。

INTERVIEW

「日本画」と現代アートの隔たりはなぜ生まれたか。グループ展「re」 座談会

東京・渋谷のbiscuit galleryで1月6日から23日まで開催されるグループ展「re」。大学で日本画を専攻し現代美術作家として活動する7名の作品が3つのフロアで展開される。参加作家から古家野雄紀、菊地匠、大庭孝文の3名とギャラリー代表の小林真比古による座談会を、本展企画に協力した奥岡新蔵のモデレーションで実施した。当日参加が叶わなかった作家の出口雄樹には、後日電話取材を行った。

INTERVIEW / OIL