
アーティストは国外で何を見て、何をつくったのか。2年ぶりの「DOMANI・明日展」が開幕
若手芸術家の海外研修を支援する「新進芸術家海外研修制度(在研)」を受けた作家の成果発表の場である「DOMANI・明日展」。本展が東京・六本木の国立新美術館で開幕した。

若手芸術家の海外研修を支援する「新進芸術家海外研修制度(在研)」を受けた作家の成果発表の場である「DOMANI・明日展」。本展が東京・六本木の国立新美術館で開幕した。

練馬区立美術館で「平子雄一×練馬区立美術館コレクション[遺産、変形、再生]」展が始まった。会期は2023年2月12日まで。マーケットでも注目を集める気鋭の画家が、美術館収蔵品から選んだ10点の絵画作品と、それらにインスパイアされた新作が並ぶ展示の様子をレポートでお届けする。

第12回
美術館の学芸員(キュレーター)が、自身の手がけた展覧会について語る「Curator's Voice」。第12回は、イヴ・クラインの作品を中心に、同時代の作家や現代の作家たちに共通する「非物質性」を探求する展覧会「時を超えるイヴ・クラインの想像力―不確かさと非物質的なるもの」(金沢21世紀美術館)を担当した学芸員のひとり、黒沢聖覇がクラインの制作や日本で本展を開催する意義について語る。

モンマルトルに身をおき、華やかな夜の文化とその舞台裏とを見つめ、描いた、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックと、優美な女性像で一世を風靡した「アール・ヌーヴォーの旗手」アルフォンス・ミュシャ。ともに「ベル・エポック」期のパリでポスター画家としてデビューし、ポスターそのものの地位を「芸術」へと引き上げた存在だ。今回は、大阪中之島美術館の「ロートレックとミュシャ」展出品作とともに、ふたりのデビューに始まる軌跡をたどってみたい。

「東京大学制作展」は、制作、企画、運営の全てを東京大学の学生が行うテクノロジー×アート×の展示会。コロナ禍以降初のリアル開催となる今回は、「Emulsion」をコンセプトに過去最大級のスペースで展開されている。会期は11月21日まで。

CCGA現代グラフィックアートセンターが、現在開催中の展覧会「タイラーグラフィックス・アーカイブコレクション名品展」の閉幕をもって、展覧会および教育普及活動を終了することがわかった。

クリエイティブユニットKIGIの10周年を記念した展覧会「all is graphics」が東京・代官山のヒルサイドフォーラムで11月27日まで開催されている。数多くの注目作品が並ぶ本展のハイライトをお届けする。

山田春奈と小林弘和によるクリエイティブ・ユニット SPREADが、国際的デザイン賞「Red Dot Design Award 2022」において2年連続Red dotグランプリを受賞した。グランプリ受賞作品は、SPREADがデザインを手がけた燕三条の展覧会「Tsubame-Sanjo Factory Museum」。

今週開幕/閉幕する展覧会から、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

京都市の北部にある国立京都国際会館で、昨年初めて開催されたアートフェア「Art Collaboration Kyoto(ACK)」の第2回が開幕した。今年は国境開放により海外のギャラリストやコレクターの来場が実現でき、初めての本格的な開催と言える同フェアのハイライトを関係者の言葉とともにお届けする。

近代化の真っ只中で日本画を描き続けた、早逝の画家・速水御舟。その地方では15年ぶりとなる大規模な展覧会が、茨城県近代美術館にて開催される。会期は2023年2月21日〜3月26日。

ジャコメッティ財団は、2026年にフランス・パリの旧アンヴァリッド駅の歴史的建造物をリノベーションし、ジャコメッティ美術館・学校を創設すると発表した。

日本を代表する現代彫刻家・戸谷成雄の展覧会「戸谷成雄 彫刻 ─ある全体として」が、長野県立美術館で開催されている。会期は2023年1月29日まで。

国内唯一の工芸に特化したアートフェア「KOGEI Art Fair Kanazawa 2022」が、今年も開催される。ホテル「ハイアット セントリック 金沢」の客室に、アーティスト約150名の作品が集結。今年はさらに、2つの公式レクチャーも行われる。会期は12月9日〜11日。

アジア最大のアートフェアとして知られる「アート・バーゼル香港」。その次回開催とギャラリーリスト、そして注目の人事が発表された。

武蔵野美術大学が運営する非営利ギャラリー「gallery αM」が、2023年度より現在の馬喰町を離れ、その拠点を市ヶ谷キャンパス2Fへ移すことが発表された。

ラリックとジェームズ・タレルによる新たなコラボレーションがアートフェア「Paris+ par Art Basel」で発表された。限定のフレグランスボトルとクリスタルライトパネルは、2023年の春以降に世界各国での発売を予定している。

巨匠パブロ・ピカソが亡くなって50年の節目となる2023年。パリ国立ピカソ美術館がポール・スミスと協働し、展覧会「PICASSO CELEBRATION: THE COLLECTION IN A NEW LIGHT!」を開催する。

アール・ヌーヴォーを代表する画家、アルフォンス・ミュシャ。その芸術からとくにデザインの仕事に着目し、マルチ・アーティストとしてのミュシャの姿をひも解く展覧会「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」が京都で開催される。会期は2023年2月17日~3月26日。

相次ぐ環境活動団体による名画への攻撃が、オーストリアでも発生した。被害にあったのはウィーンにあるレオポルド美術館だ。