現代に続くシュールな世界を体感。「シュルレアリスムと絵画 ―ダリ、エルンストと日本の『シュール』」展に束芋、成田亨ら参加

「シュルレアリスムと絵画 ―ダリ、エルンストと日本の『シュール』」展が、箱根のポーラ美術館で開催される。本展は、シュルレアリスムから醸成された「シュール」と呼ばれる日本独自の表現を紹介するもの。会期は12月15日~2020年4月5日。

NEWS / EXHIBITION

第12回

あらゆる人間に必要なジェンダーへの思想、その実践。小田原のどか×百瀬文 対談(後編) シリーズ:ジェンダーフリーは可能か?(11・最終回)

世界経済フォーラム(WEF)による2018年度版「ジェンダー・ギャップ指数」で、日本は「調査対象の149ヶ国中110位」という低順位であることが明らかになったが、日本の美術界の現状はどうか。美術手帖では、全11回のシリーズ「ジェンダーフリーは可能か?」として、日本の美術界でのジェンダーバランスのデータ、歴史を整理。そして、美術関係者のインタビューや論考を通して、これからあるべき「ジェンダーフリー(固定的な性別による役割分担にとらわれず、男女が平等に、自らの能力を生かして自由に行動・生活できること)」のための展望を示していく。最終回となる第11回では、アーティストの小田原のどかと百瀬文が、ジェンダーを取り巻く「実践」について語る。

農業から見えるこの国の課題。保坂健二朗評「青森EARTH2019:いのち耕す場所 −農業がひらくアートの未来」

美術館で「農業」をテーマにした展覧会を行う。そんな試みが、青森県立美術館の「青森EARTH2019:いのち耕す場所 −農業がひらくアートの未来」だ。青森ERATHは、青森の大地に根ざしたアートの可能性を探究する、2012年に始まったシリーズ企画。この農業をテーマにする展覧会からみえてくる、この国の有り様とは何か? 東京国立近代美術館主任研究員・保坂健二朗がレビューする。

REVIEW

ジャコメッティを起点に美術史をとらえなおす。小田原のどか評「コレクション特集展示 ジャコメッティと Ⅱ」

大阪の国立国際美術館が2018年に新収蔵したアルベルト・ジャコメッティのブロンズ彫刻《ヤナイハラⅠ》。この収蔵を記念し、同作を起点に国立国際美術館のコレクション約40点で構成された展覧会「コレクション特集展示 ジャコメッティと Ⅱ」が、12月8日まで開催されている。この展覧会がたんなるコレクション展ではない理由とは何か? 彫刻家・彫刻史家の小田原のどかが読み解く。

REVIEW

第11回

女性アート・コレクティブの現在。小田原のどか×百瀬文 対談(前編) シリーズ:ジェンダーフリーは可能か?(10)

世界経済フォーラム(WEF)による2018年度版「ジェンダー・ギャップ指数」で、日本は「調査対象の149ヶ国中110位」という低順位であることが明らかになったが、日本の美術界の現状はどうか。美術手帖では、全11回のシリーズ「ジェンダーフリーは可能か?」として、日本の美術界でのジェンダーバランスのデータ、歴史を整理。そして、美術関係者のインタビューや論考を通して、これからあるべき「ジェンダーフリー(固定的な性別による役割分担にとらわれず、男女が平等に、自らの能力を生かして自由に行動・生活できること)」のための展望を示していく。第10回ではアーティストの小田原のどかと百瀬文が、現在日本で活動する女性のアート・コレクティブについて語る。

「彼方の男」とは「誰」か? 中尾拓哉評 奥村雄樹「彼方の男、儚い資料体」

ブリュッセルとマーストリヒトを拠点に活動する奥村雄樹の個展「彼方の男、儚い資料体」が慶應義塾大学アート・センターにて開催された。「私」という主体やアイデンティティ、作者性といった概念を問い、他者との協同や重なり合いを通して、新たな「自画像」のあり方を探ってきた奥村。本展では、映像作品《彼方の男》の上映とあわせて、関連する3点の物品で構成された資料体が同センターのアーカイヴに追加され、アーカイヴと資料についての問いかけも行われた。美術評論家の中尾拓哉が、本展における試みを分析する。

REVIEW

「シンガポール・ビエンナーレ2019」がスタート。東南アジアの現代美術が示す「正しい方向(Right Direction)」とは?

「Every Step in the Right Direction(正しい方向への一歩一歩)」をテーマに、「シンガポール・ビエンナーレ2019」が、シンガポール市内の11の会場で開幕した。36の国と地域から、77組のアーティストによる150組以上の作品を展示している今回のビエンナーレの見どころを、レポートで紹介する。

NEWS / PROMOTION

移転前最後の展覧会。東京国立近代美術館工芸館でコレクション展「パッション20 今みておきたい工芸の想い」が開催

2020年に石川県金沢市への移転を控えた東京国立近代美術館工芸館で、移転前最後となる所蔵作品展「パッション20 今みておきたい工芸の想い」が開催される。本展では超絶技巧からオブジェまで、工芸の100年を「パッション(情熱)」をテーマに読み解く。会期は12月20日〜2020年3月8日。

NEWS / EXHIBITION

ゲームとアートの関係性を思考する。副田一穂キュレーションによるアラン、斉と公平太の2人展をチェック

ゲームとアートの関係について思考するアーティスト、アランと斉と公平太。このふたりによる展覧会「非零和無限不確定不完全情報ゲームとしてのアート?」が、東京・目白のTALION GALLERYで開催される。キュレーターを務めるのは愛知県美術館学芸員の副田一穂。会期は11月30日~12月29日。

NEWS / EXHIBITION

ヨコハマトリエンナーレ2020のタイトルが「Afterglow - 光の破片をつかまえる」に決定。参加アーティスト第1弾も発表

2020年に第7回の開催を迎える「ヨコハマトリエンナーレ2020」。11月29日、ヨコハマトリエンナーレ組織委員会はトリエンナーレのタイトルとコンセプト、参加アーティスト第1弾の発表を行った。また、アーティスティック・ディレクターを務めるアーティストコレクティブ「ラクス・メディア・コレクティヴ」によるコンセプトの共有も行われた。

NEWS / HEADLINE

アーティストコレクティブ・DISとバッグブランド・TOSHIKIによる展覧会。「XOXO, SAFETY NET」が「OIL by 美術手帖」ギャラリーで開催

ニューヨークを拠点とするアーティストコレクティブ「DIS」とバッグブランド「TOSHIKI」による展覧会が、渋谷パルコの「OIL by 美術⼿帖」ギャラリーで12月13日より開催される。両者のコラボレーションによるバッグのコレクションも国内で初めて販売する。

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