
時空間のフレームを超えて。中尾拓哉評 磯谷博史展「流れを原型として」
彫刻、写真、ドローイングや、それらの複合的なインスタレーションによって、物事への認識を再考する作品を発表してきた磯谷博史。動かない彫刻や写真を、固定された物体としてではなく、出来事や時間の流れとしてとらえた個展「流れを原型として」が青山|目黒で行われた。磯谷が取り組んだインスタレーションを読み解く手掛かりとは。美術評論家の中尾拓哉が探る。

彫刻、写真、ドローイングや、それらの複合的なインスタレーションによって、物事への認識を再考する作品を発表してきた磯谷博史。動かない彫刻や写真を、固定された物体としてではなく、出来事や時間の流れとしてとらえた個展「流れを原型として」が青山|目黒で行われた。磯谷が取り組んだインスタレーションを読み解く手掛かりとは。美術評論家の中尾拓哉が探る。

水彩画のみに特化したオンラインデータベース「Watercolour World」が1月31日にローンチされた。8万点もの画像を掲載するこのウェブサイトとはどのようなものなのか?

2018年に歌舞伎町で行われたChim↑Pom主催の「にんげんレストラン」。ここで発表された三野新の《「息」をし続けている》が、同じく歌舞伎町にある「人間レストラン」に常設展示されている。

2月25日開催の第91回アカデミー賞で、作品賞、監督賞、衣裳デザイン賞、美術賞など、今年最多タイの10部門でノミネートされている『女王陛下のお気に入り』。本作が2月15日より全国ロードショーされる。

日本絵画史が大きく変動した200年に注目した展覧会「江戸の奇跡・明治の輝き-日本絵画の200年」が、岡山県立美術館で開催される。会期は3月15日~4月21日。

東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)が、京都市から受託した「⽂化芸術による共⽣社会実現のための基盤づくり事業」の一環として行っている「ノガミッツ プロジェクト」。アーティストの山本麻紀子を中心とした同プロジェクトの成果として、展覧会「いつかの話 あの人の風」および関連イベントが、京都の元山王小学校ほか3ヶ所で行われる。会期は2月17日〜24日。

美術史家・文化資源学研究者の木下直之の「個展」が、東京・東陽町のギャラリーエークワッドで開催されている。美術館学芸員を経て、祭礼や記念碑など社会のあり方と結びつく対象を研究してきた木下。その活動を著書をもとに振り返るユニークな企画を、広島市現代美術館学芸員の松岡剛がレビューする。

株式会社立飛ホールディングスは、立川駅北側「みどり地区」の都市開発事業「GREEN SPRINGS(グリーンスプリングス)」の一環として「立飛パブリックアートアワード2020」を開催。2020年春に誕生するGREEN SPRINGSに設置するパブリックアートの作品プランを募集している。

浅葉克己のインスピレーション源が集まる展覧会「ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR」が、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTで開催される。会期は3月15日~6月30日。

2014年に設立された国際交流基金アジアセンター。その5年間の活動を総括する文化事業「響きあうアジア 2019」が、今年の夏に開催されることが発表された。

東京・初台の東京オペラシティ アートギャラリーが2019年度の展覧会ラインアップを公開している。19年度は「トム・サックス ティーセレモニー」に始まり、「白髪一雄(タイトル未定)」まで4つの展覧会が開催される。

写真家・石川竜一の個展が、大阪のThe Third Gallery Ayaで開催される。会期は2月2日〜23日。

東京・初台のNTTインターコミュニケーション・センター [ICC] で、シンポジウム「インターネット以降の文化形成―創作、発信、ネットワーク」が開催される。同シンポジウムでは、アーティストやキュレーター、編集者などが集まり、ネット時代における新たな文化形成プロセスを探る。日程は2月2日、3日。

フランスを代表する現代美術家、ソフィ・カル。2月2日からはその個展を東京都内3ヶ所で同時に見ることができる。原美術館、ペロタン東京、ギャラリー小柳の3会場の見どころとは?

第28回
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第28回は、女性をモチーフとしたポップなタッチの絵画に自己を投影させる、ピンクスキーを紹介する。

アメリカ人アーティスト・ZESの個展「BENEATH THE SURFACE」が、現在、東京・麻布のカイカイキキギャラリーで開催中だ。本展は、赤と青という「色相」「シンボリズム」などの観点において真逆の関係にある2色で描かれた最新作を紹介するもの。会期は2月15日まで。

株式会社明治座は、東京でもっとも長い歴史を持つ劇場「明治座」の創業145周年を記念し、チームラボとコラボレーションした新しい緞帳を常設することを発表した。2019年4月11日より一般公開される。

写真、映像の可能性に挑戦する創造的精神を支援し、将来性のある作家を発掘するために2002年から毎年開催されている東京都写真美術館の「日本の新進作家」展。第15回展では「小さいながらもたしかなこと」をテーマに、森栄喜、ミヤギフトシ、細倉真弓、石野郁和、河合智子の5名を紹介した。本展のなかでも、とくに印象的な2名の作品に焦点を当て、愛知県美術館学芸員の中村史子が展覧会を読み解く。

1933年に開館し、京都の観光名所としても広く知られる京都市美術館。開館から80年以上が経過した現在、2019年度中のリニューアル・オープンのための改修工事が進められている。この改修で変わるポイントとは?

横尾忠則が1月29日、自身のTwitterアカウントで「公開制作宣言」をした。これは、横尾忠則現代美術館で開催中の「横尾忠則 大公開制作劇場〜本日、美術館で事件を起こす」の関連イベントとして行った公開制作を経ての宣言となる。