2019.5.24

祖母の逝去をきっかけに。友政麻理子が4年ぶりとなる新作個展「美しい話|Beautiful Story」を開催中

人と人とのコミュニケーションの過程に焦点を当て、ドキュメンタリー調の映像作品を手がける友政麻理子。そんな友政の4年ぶりとなる個展「美しい話|Beautiful Story」が、東京・目白のTALION GALLERYで開催されている。会期は6月16日まで。

友政麻理子 美しい話 2019 Courtesy of TALION GALLERY
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 友政麻理子は1981年埼玉県生まれのアーティスト。東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業後、同大学大学院美術博士課程を修了した。

 人と人とのコミュニケーションの過程に焦点を当て、ドキュメンタリー調の映像作品を手がける友政。2018年の水と土の芸術祭では、市民プロジェクト「潟の夢映画祭」を実施。新潟市民と力を合わせて映画をつくり上げた。

友政麻理子 トンシュトンシュ - photograph type 2002 Courtesy of TALION GALLERY
友政麻理子 Have a meal with Father(Burkina Faso) 2014 Courtesy of TALION GALLERY

 これを含む東京や新潟、台湾での数々の個展に加えて、友政は「VOCA展2013 現代美術の展望新しい平面の作家たちー」(上野の森美術館)、「Tokyo Story 2014」(トーキョーワンダーサイト本郷)、「クウキのおもさ(TWS-NEXT @tobikan)」(2017、東京都美術館 ギャラリーB)といった話題のグループ展にも参加。国内外で精力的に活動を行ってきた。

 そんな友政の4年ぶりとなる個展「美しい話|Beautiful Story」が、東京・目白の TALION GALLERYで開催されている。これまでも作品にたびたび登場してきた友政の祖母が逝去したことから出発した本展は、その祖母が出演する過去作《ハナデンシャの話》(2004)を発展させた新作を見ることができる。