荒木悠、高嶋晋一+中川周、迫鉄平が見せるトポロジカルな次元。Sprout Curationで開催の映像作品展をチェック

荒木悠、高嶋晋一+中川周、迫鉄平による映像作品展「IMG」が、東京・神楽坂のSprout Curationで開催される。会期は9月21日〜10月20日。

高嶋晋一+中川周 Landed 2019 (C) Shinichi Takashima+Shu Nakagawa

 東京・神楽坂のSprout Curationで、荒木悠、高嶋晋一+中川周、迫鉄平による展覧会「IMG」が開催される。会期は9月21日~10月20日。

 荒木は、文化圏や時代の隔たりによって生じる誤訳や差異/類似に着目。映像を軸に、事象を再構成して語り直す方法を模索してきた。主な展覧会に「ニッポンノミヤゲ」(資生堂ギャラリー、2019)、「双殻綱:第一幕」(無人島プロダクション、2018)などがある。

荒木悠 The State of Light © YU ARAKI 2019

 高嶋晋一+中川周は、アーティストの高嶋と、博物資料やプロダクツの撮影に携わる写真家・映像作家の中川によるユニット。2014年から共同で制作を始め、カメラの運動性を基軸とした映像作品を手がけてきた。今年1月には個展「視点と支点――最短距離のロードムービー」(MEDIA SHOP | gallery)を開催。

 そして迫はスナップ写真や、その技法を応用した映像作品を制作。またアート・コレクティブ「THE COPY TRAVELERS」としても活動を行う。15年に第38回キヤノン写真新世紀でグランプリを受賞、18年には個展「FLIM」をSprout Curationで開催した。

迫鉄平 P(rivate) P(ress) © Teppei Sako 2019

 知覚と実在、瞬間と連続、静止と運動、時間と記憶、あるいはトポロジカルな次元を想起させる3組の映像作品。ギャラリーにどのような展示空間が立ち上がるのか、期待が高まる。

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