「死」を考えて描いた絵画。草間彌生展がオオタファインアーツで5年ぶりに開催

草間彌生の「わが永遠の魂」シリーズから新作・近作などを紹介する展覧会「私のかいたことばに あなたのナミダをながしてほしい」が、6月22日より東京・六本木のオオタファインアーツで開催される。本展の見どころをギャラリーオーナー・大田秀則の言葉とともに紹介する。

NEWS / REPORT

目指すのは感情が入り込む余地のあるコンセプチュアル・アート。ライアン・ガンダー インタビュー

東京オペラシティアートギャラリーで開催予定だったライアン・ガンダーの個展がコロナ禍の影響で延期となり、代わりにガンダーがキュレーションを担当した収蔵品展「ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展」が6月24日まで開催されている。モノクロ作品ばかりを集めた「色を想像する」(4階)、懐中電灯を持って暗がりを探索する「ストーリーはいつも不完全」(3階)の2つについて話を聞いた。

INTERVIEW

「NAMACHEKO」デザイナー ディラン・ルー×写真家 ローリー・シモンズ。ファッションとアートの協業が見せる新時代の地平

アントワープを拠点とする気鋭のブランド「NAMACHEKO」(ナマチェコ)がその世界観を表現したジャーナルを刊行。2021年5月1日より全国数店舗でインスタレーションイベントを実施した。このジャーナルの一部ページを手がけた写真家ローリー・シモンズと、NAMACHEKOのディラン・ルーがオンラインで対談。ファッションデザイナーとアーティストというそれぞれの立場から、ファッションとアートの関係性、現在の世界情勢について語った。

INTERVIEW

「3分以内の映像作品」は2021年の「マイクロポップ」になりえるか? 布施琳太郎評「Try the Video-Drawing」

キュレーター・西田編集長とアーティスト・林千歩によって企画された「Try the Video-Drawing」(TAV GALLERY)は、すべての出展作品が「3分以内(推奨)」という制限により「映像で何ができるか」という課題に8作家が対峙する展覧会となった。本展をアーティストの布施琳太郎が「マイクロポップ」と紐付けてレビューする。

REVIEW

PREMIUM

第5回

あの人のアートコレクションが見たい!:娘をモチーフにコミッション作品を依頼するマツノヒロユキさん

急増しているアートコレクター。作品が飾られているコレクターの自宅を、自身もコレクターであるコバヤシマヒロが訪問して紹介。作品を愛するそれぞれの人柄が現れるような、千差万別のアートコレクションをお届けします。

未来のアートと倫理から、「ファッション」とは何かを問う一冊まで。『美術手帖』6月号新着ブックリスト(2)

新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。アートに関する倫理について専門家たちによる現場の声を集めた実践的な一冊『未来のアートと倫理のために』から、「ファッション」を語るための原理的な問いに答える『言葉と衣服』まで、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

INSIGHT

企業による芸術支援から、「テレビジョン」の想像力まで。『美術手帖』6月号新着ブックリスト(1)

新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。明治以後の企業人による芸術支援を概観する『企業と美術』から、ニューメディアとしての「テレビジョン」がアートに与えた影響を探る『虚像培養芸術論』まで、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

INSIGHT

人との関係性の始まりであり、すべてとつながる起点となる「顔」を描く。佐藤未希インタビュー

既存の画像にドローイングを重ねることで生み出した新たなイメージを、油彩でふたたび描き出すことで「人の存在」のあり方を問い続ける佐藤未希。6月2日よりYoshimi Artsで開幕した個展「沈黙の声」の出展作の話を交えながら、制作プロセスやコンセプトなどについてインタビューした。

INTERVIEW / OIL