
第4回
現代文明が失ったものを再帰的に取り戻すための装置としての現代美術──青森公立大学国際芸術センター青森(ACAC)を巡って
『地域アート 美学/制度/日本』などの著書で知られる批評家・藤田直哉が青森県内にある5つの美術館・アート施設を巡る5回連載。第4回は、アーティスト・イン・レジデンス機能を有し、青森県内の現代美術の起爆剤となった青森公立大学国際芸術センター青森(ACAC)を訪れる。

第4回
『地域アート 美学/制度/日本』などの著書で知られる批評家・藤田直哉が青森県内にある5つの美術館・アート施設を巡る5回連載。第4回は、アーティスト・イン・レジデンス機能を有し、青森県内の現代美術の起爆剤となった青森公立大学国際芸術センター青森(ACAC)を訪れる。

第2回
2学部12学科を擁する武蔵野美術大学(ムサビ)は、これまでに数々の作家やクリエイターを世に送り出してきた。世に出たつくり手たちがこの大学で何を学び、どんな経験をしたのか。第2回はマンガ家・かっぴーに自身のムサビ時代の思い出、そして現在の仕事につながる当時の経験をマンガで描きおろしてもらうとともに、インタビューを行った。(PR)

映像をめぐる様々な選択肢に目をむけ、「映像とは何か」を問い続ける国際フェスティバル「恵比寿映像祭2023」が東京・恵比寿の東京都写真美術館、恵比寿ガーデンプレイス センター広場、地域連携各所ほかで開催される。会期は2023年2月3日~2月19日。

岩﨑彌之助(1851〜1908)とその息子・小彌太(1879〜1945)の父子二代によるコレクションを収蔵・公開する静嘉堂文庫美術館が、東京・丸の内の明治生命館に移転。愛称「静嘉堂@丸の内」を携え、新たなスタートを切った。都心で良質な日本美術・東洋美術を鑑賞できるスポットとなる。

「OIL by 美術手帖」がお送りする、アーティストの対談企画。今回は、T9G(TAKUJI)と松山しげきが登場。現代に生きる人間のありようをテーマに、インスタレーションや絵画で表現を続けてきた松山と、フィギアの造形師だったキャリアを生かし技巧に富んだ立体作品を手がけるT9Gに、今年新設したばかりという松山のアトリエで話を聞いた。

今週開幕/閉幕する展覧会から、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

岡山県岡山市を舞台とした国際芸術展「岡山芸術交流」が開幕した。会期は11月27日まで。会場の様子をレポートでお伝えする。

人気マンガ『SPY×FAMILY』は、コミックスの表紙や作中において近代の名作椅子が登場することでも知られている。武蔵野美術大学 美術館・図書館の企画展「みんなの椅子 ムサビのデザインⅦ」の出品作品から、それらの椅子をピックアップして紹介する。

新進アーティストの支援を目的に設立された現代美術のアワード「TERRADA ART AWARD」が、次回の応募概要を発表した。

夏目漱石にも影響を与えたイギリスのネコ画家、ルイス・ウェイン。その妻とネコへの愛に満ちた人生を描く映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』が12月1日より公開される。

前衛画家・吉原治良が創始した具体美術協会(具体)の解散から50年となった2022年。具体の新たな姿の構築を試みる展覧会「すべて未知の世界へ ー GUTAI 分化と統合」が大阪中之島美術館と国立国際美術館で共同開催される。会期は10月22日〜2023年1月9日。

奈良県の奥大和と呼ばれるエリアを舞台とする芸術祭「MIND TRAIL 2022」がスタートした。吉野町、天川村、曽爾村を山歩きしながらアートを楽しむ芸術祭の会場のひとつ、曽爾村を訪れた。

2022年以降に開館(移転・リニューアル含む)が予定されている美術館・博物館を時系列でまとめた(新情報が入り次第、順次追記予定)。

北陸3県を舞台に展開する芸術祭「GO FOR KOGEI」が今年3回目の開催を迎えた。なかでも注目は20作家が参加する特別展「つくる—土地、くらし、祈りが織りなすもの—」(10月23日まで)だ。その会場である勝興寺(富山)、那谷寺(石川)、大瀧・岡太神社(福井)を訪れた。

ダミアン・ハースト、ジュリアン・オピー、サー・マイケル・クレイグ・マーティンの作品を展示・販売する「英国現代美術の巨匠たち」が阪急うめだ本店9階 阪急うめだギャラリーで開催される。会期は10月5日〜17日。

第5回
アーティストは日頃どんな場で、何を考えどう制作を進めているのか。「創造の現場」を訪ね、問うてみたい。あなたはどうしてここで、そんなことをしているのですか?と。今回お邪魔したのは、陶芸を現代美術と融合させる第一人者、桑田卓郎さんのアトリエだ。

三菱地所と東宝、出光美術館は、千代田区丸の内三丁目に位置する三菱地所所有の「国際ビル」および東宝・出光美術館が所有する「帝劇ビル」を共同で一体的に建替えることを発表した。両ビルは2025年を目途に閉館する予定。

西洋哲学の影響を受け、哲学者たちが紡ぎ出す⾔葉を絵画表現のプロセスに落とし込み作品を制作するアーティスト・菊地匠。その個展「halōn」が9月16日に東京・虎ノ門のTHE LOOP GALLERYで開幕した。会期は10⽉4⽇まで。

毎日多くの観光客が訪れるニューヨーク・マンハッタンのフラットアイアンビルディングの前で、松山智一がパブリック・アート《Dancer》を展示している。会期は11月14日まで。

日本で唯一の国立の芸術大学である東京藝術大学。この学校には「校歌」がないことをご存知だろうか。在学生らが中心となり、このいまは存在しない校歌を現代に蘇らせるプロジェクトに取り組んでいる。