2023.1.31

WORLD REPORT「ロンドン」:庭に見る根強い貴族主義社会。大きな主語にとらわれない一人称を探る

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2023年1月号の「ロンドン」では、イラン生まれのアッバス・アカヴァンの個展「庭のための研究」ほか4つの展覧会を紹介する。権力や社会といった大きな主語にとらわれない、一人称の声に耳を傾ける。

文=橘匡子

アッバス・アカヴァン《一種のフォリー》(2022) Courtesy of the artist, The Third Line (UAE) and Catriona Jeffries (Canada). Image Keith Hunter