
第89回
書評:「島嶼性」を手掛かりに歴史を掘り起こす。倉石信乃『孤島論』
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2025年10月号では、倉石信乃による『孤島論』を取り上げる。中央から離れた多様な地域に目を向けた写真家たちを通し、日本の「島嶼性」を主題としている本書。著者の批評スタイルにも触れながら、美術批評家・中島水緒が評する。

第89回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2025年10月号では、倉石信乃による『孤島論』を取り上げる。中央から離れた多様な地域に目を向けた写真家たちを通し、日本の「島嶼性」を主題としている本書。著者の批評スタイルにも触れながら、美術批評家・中島水緒が評する。

第11回
数多く開催された2025年の展覧会のなかから、30人のキュレーターや研究者、批評家らにそれぞれ「取り上げるべき」だと思う展覧会を3つ選んでもらった。今回は丸亀市猪熊弦一郎現代美術館キュレーター・竹崎瑞季のテキストをお届けする。

京都・嵐山の福田美術館で、伊藤若冲の名作《菜蟲譜》と、新たに発見された《果蔬図巻》を同時に展示する企画展「若冲にトリハダ! 野菜もウリ!」が、2026年4月25日から7月5日まで開催される。

第88回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2025年10月号では、加藤好弘による『反万博の思想 ──加藤好弘著作集』を取り上げる。本書を通じて見えてくる「加藤好弘」の活動とその人物像について、美術家・堀浩哉が評する。

2026年2月1日〜5月24日に京都・北野天満宮で開催される、蜷川実花 with EiMが手がける「KYOTO NIPPON FESTIVAL 2026 ―時をこえ、華ひらく庭―」がプログラムの全貌を発表した。

横浜・新高島駅にあるArt Center NEWで、2026年1月から連続講座NEW SCHOOL「5つの都市の断面図」が開催される。応募は12月20日まで。

国立アートリサーチセンターとAWAREによる、日本における女性アーティスト研究を推進するための「NCAR × AWARE 女性アーティスト リサーチフェローシップ」が始動。12月12日から公募の受付がスタートした。

ザ・マーガリーズ・コレクションやルベル美術館、エル・エスパシオ23など、マイアミのアートシーンを語るうえで欠かせない存在。後編では、プライベートコレクションと美術館を巡りながら、周縁的な動きにも注目し、主要フェアの外側で展開された多彩なアートの実践を振り返る。

東京・竹橋にある東京国立近代美術館で、「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」が開幕した。会期は12月16日〜2026年2月8日。

第10回
数多く開催された2025年の展覧会のなかから、30人のキュレーターや研究者、批評家らにそれぞれ「取り上げるべき」だと思う展覧会を3つ選んでもらった。今回は、インディペンデントキュレーターの池田佳穂によるテキストをお届けする。

アートとデジタルテクノロジーを通じて、人々の創造性を社会に発揮するための活動拠点「シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]」が渋谷から原宿に移転。12月13日にリニューアルオープンした。

12月初旬、世界中のアート関係者がマイアミへと向かう。アート・バーゼル・マイアミ・ビーチを中心に、Untitled Art、NADA、デザイン・マイアミなど大小20を超えるフェアが集結するマイアミ・アート・ウィークは、年末のアートマーケットとシーンの「現在地」を映し出す場だ。本稿・前編では、主要アートフェアの動向を軸に、2025年のマイアミが示した変化と熱量をレポートする。

奈良国立博物館が、南都ゆかりの仏画・仏像の名品を集めた特別展「南都仏画―よみがえる奈良天平の美―」を開催する。会期は2026年7月18日〜9月13日。

第9回
数多く開催された2025年の展覧会のなかから、30人のキュレーターや研究者、批評家らにそれぞれ「取り上げるべき」だと思う展覧会を3つ選んでもらった。今回は、人類学者・石倉敏明のテキストをお届けする。

アニメーター、イラストレーター、映像ディレクター、アーティストと多岐にわたる活躍をみせる米山舞。その新作個展「YONEYAMA MAI EXHIBITION “arc”」(銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM、12月6日〜28日)に際し、その創作について話を聞いた。

第14回目の台北ビエンナーレが、11月1日、台北市立美術館で開幕した。「地平線上の囁き」(Whispers on the Horizon) というテーマのもと、全世界37都市からの72人のアーティストによる、34点の委嘱制作や現地制作を含む150点の作品が展示されている。本展のキュレーターを務めるサム・バードウィルとティル・フェルラスに展覧会のねらいやテーマの選定についてインタビューした。

第14回目の台北ビエンナーレが、11月1日、台北市立美術館で開幕した。「地平線上の囁き」(Whispers on the Horizon) というテーマのもと、全世界37都市からの72人のアーティストによる、34点の委嘱制作や現地制作を含む150点の作品が展示されている。現地から展覧会レポートをお届けする。

東京エディション虎ノ門を会場に、レジェンドとして知られるアーティスト・FUTURAを迎えてトークイベントが行われた。スペシャルゲストに藤原ヒロシ、KAWSが登壇。「FUTURA in Conversation with Hiroshi Fujiwara and KAWS」のレポートと、美術手帖に向けてFUTURAが特別に応じてくれたメールインタビューの内容をお届けしたい。

第8回
数多く開催された2025年の展覧会のなかから、30人のキュレーターや研究者、批評家らにそれぞれ「取り上げるべき」だと思う展覧会を3つ選んでもらった。今回は、大阪中之島美術館で学芸課長を務める植木啓子のテキストをお届けする。

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