横浜のそごう美術館で「能登と artists 能登とともにある、アーティストの思考と行動」が開催される。会期は3月7日〜4月2日。
2024年1月1日の能登半島地震から2年。復興はいまも道半ばにあるが、そのいっぽうで、能登に思いを寄せる人々が現地を訪れ、それぞれのかたちで関係を結び直す動きが続いている。そうした現在進行形の能登と、そこに関わるアーティストの思考と行動を紹介するのが本展だ。
本展に参加するのは、石川県に暮らす10組に、石川出身で現在は県外を拠点とする前本彰子を加えた計11組のアーティスト。能登で活動を続けてきた作家、能登への思いを作品として紡いできた作家たちが名を連ねる。なかには自宅を失うなど、自身も被災者として震災を経験した作家も含まれている。
展覧会は、「揺れる」「芽吹く」「重ねる」「変わる」「祈る」「歩む」というキーワードを軸に構成される。震災という断絶を生む出来事を出発点としながらも、それ以前から続いてきた日常、そして震災後も積み重ねられていく時間の層を、アーティストそれぞれの視点から可視化していく試みだ。
展示では、被災そのものを伝えることを目的とした作品にとどまらず、被災した作品が再構成され、新たな意味を帯びるプロセスにも光が当てられる。金沢美術工芸大学アートプロジェクトチーム[スズプロ]による《奥能登曼荼羅》や、山本優美の《わたしのひふはおもたい》など、地震によって損傷を受けた作品は、たんなる修復ではなく、震災後の時間や記憶を引き受ける存在として展示される。


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