
地域レビュー(関西):松本理沙評「ウトロ・アートフェスティバル2025」(ウトロ平和祈念館ほか)/「下町芸術祭2025」(神戸市新長田エリア)
ウェブ版「美術手帖」での地域レビューのコーナー。本記事では松本理沙(京都芸術大学専任講師)が、京都・ウトロ地区にあるウトロ平和祈念館などで初開催された「ウトロ・アートフェスティバル2025」と、阪神・淡路大震災の被害が大きかった神戸・新長田エリアを舞台に2年に1回開催されている芸術祭「下町芸術祭2025」の2つを取り上げる。

ウェブ版「美術手帖」での地域レビューのコーナー。本記事では松本理沙(京都芸術大学専任講師)が、京都・ウトロ地区にあるウトロ平和祈念館などで初開催された「ウトロ・アートフェスティバル2025」と、阪神・淡路大震災の被害が大きかった神戸・新長田エリアを舞台に2年に1回開催されている芸術祭「下町芸術祭2025」の2つを取り上げる。

ポーラ美術館で、「SPRING わきあがる鼓動」展がスタート。開館以来初めて「箱根」という土地そのものに焦点を当て、自然、歴史、身体、そして情報へと連なる創造の運動を描き出す本展をレポートする。

大阪中之島美術館で「拡⼤するシュルレアリスム 視覚芸術から広告、ファッション、インテリアへ」が始まった。

ホリデーギフトに贈りたい、アートな要素がつまったアイテムを、東京エリアにあるミュージアムショップのプロがそれぞれ厳選。プレゼントの参考にどうぞ。

現在、アムステルダムのEye Film Museumで開催されている「Tilda Swinton: Ongoing」は、ティルダ・スウィントンの創作の源にある共作者とのコラボレーションに焦点を当てた展覧会である。12月6日に行われたスウィントンと写真家ティム・ウォーカー、スタイリストのジェリー・スタフォードによるトーク「Higher Parasol」の模様も交えつつ、現地からレポートする。

ポーラは12月12日、グローバル旗艦店「ポーラ ギンザ」をリニューアルオープン。建築・音響・照明・香りの専門家が参加し、五感を用いた“美の体験空間”が誕生した。

渋谷クラブクアトロで、「Scaffold #2」が12月22日に開催される。出演者は、マイケル・スミス、ジム・オルーク、石橋英子、五木田智央など。

第7回
数多く開催された2025年の展覧会のなかから、30人のキュレーターや研究者、批評家らにそれぞれ「取り上げるべき」だと思う展覧会を3つ選んでもらった。今回は蒲田のオルタナティブ・スペース「アート/空家 二人」を運営し、展覧会制作者としても活動する三木仙太郎のテキストをお届けする。

レンブラントによる希少な動物画《Young Lion Resting(休む若いライオン)》が、2026年2月にサザビーズで競売にかけられる。予想落札価格は1500万〜2000万ドルとなっており、収益は野生ネコ科動物の保護団体「Panthera」に寄付される予定だ。

今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

第6回
数多く開催された2025年の展覧会のなかから、30人のキュレーターや研究者、批評家らにそれぞれ「取り上げるべき」だと思う展覧会を3つ選んでもらった。今回はアーティスト・布施琳太郎のテキストをお届けする。

フランスのハイジュエリーメゾン、ヴァン クリーフ&アーペルが取り組むモダン/コンテンポラリーダンスのメセナ活動「ダンス リフレクションズ」。その一環として、これまでロンドン、香港、ニューヨーク、京都·埼玉で開催されてきたモダン/コンテンポラリーダンスの祭典「ダンス リフレクションズ by ヴァン クリーフ&アーペル フェスティバル」が、2025年10月16日~11月8日の期間、韓国·ソウルで初めて開催された。本公演のなかから2作品について、舞踊評論家の岡見さえが評する。

大谷石の産地である栃木県宇都宮市大谷町にあった「旧・山本園大谷グランドセンター」がリノベーションされ、「大谷グランド・センター」としてオープンを迎えた。

東京・青山にある根津美術館で、企画展「綾錦 -近代西陣が認めた染織の美-」が開催される。会期は12月20日〜2026年2月1日。

第90回
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第90回は、自閉症スペクトラムと診断された甲谷冬馬さんにとって、「内なる世界の記録」ともいえる創作行為に迫る。

年末年始も見ることのできる展覧会を首都圏を中心にピックアップ。予約方法や注意事項については、各館の公式ウェブサイトを参照してほしい。

第5回
数多く開催された2025年の展覧会のなかから、30人のキュレーターや研究者、批評家らにそれぞれ「取り上げるべき」だと思う展覧会を3つ選んでもらった。今回はCHAT紡織文化芸術館 館長兼チーフキュレーター・高橋瑞木のテキストをお届けする。

第4回
数多く開催された2025年の展覧会のなかから、30人のキュレーターや研究者、批評家らにそれぞれ「取り上げるべき」だと思う展覧会を3つ選んでもらった。今回は彫刻家で評論家、出版社代表、横浜国立大学教員として活動する小田原のどかのテキストをお届けする。

物議を醸した、東京国立博物館が発表した「TOHAKU OPEN PARK PROJECT」。その背景にあるミュージアムをめぐる構造的な問題とは? 文化政策の専門家が徹底的に解説する。

東京・表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京で開催中のアンディ・ウォーホル「SERIAL PORTRAITS - SELECTED WORKS FROM THE COLLECTION」展を藤原ヒロシが訪れた。日本のカルチャーシーンの一翼を担ってきたクリエイターの目に、ポップ・アートを生んだアンディ・ウォーホル作品はどう映ったのか。