「YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート」展(国立新美術館)開幕レポート。30年の時を経て届く混迷の現代のためのメッセージ

国立新美術館で「テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート」展がスタート。約60名の作家と100点におよぶ作品を通じて、1990年代英国アートの創造的エネルギーと、その社会的インパクトを多角的に検証する展覧会だ。会場の様子をレポートする。

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注目集まる中東で、「アート・バーゼル・カタール」がついに開幕。市場を試すギャラリーと、フェアを越える都市のプラットフォーム

初開催となったアート・バーゼル・カタール(2月5日〜7日)は、アートマーケットが世界的に減速するなか、ギャラリーにとって中東市場の可能性を見極める試金石となった。いっぽうで同フェアは、会場内にとどまらず、市内各地の美術館や公共空間、自然景観を巻き込むプログラムを展開し、都市全体をプラットフォームとする文化的枠組みを提示したといえる。本稿では、同フェアの実像と、その外側で広がる動きをオープニングに訪れたジャーナリストがレポートする。

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すずえりインタビュー:美術家として、女性として、科学を取り扱うこと

楽器や自作回路を組み合わせた実験音楽やインスタレーションの制作を行うすずえり(鈴木英倫子)は、「第18回 shiseido art egg賞」を受賞した個展で発明家の一面を持つ女優ヘディ・ラマーを題材とし、通信技術と女性の身体性の変容を表現した。公募への挑戦から、実在の人物を起点とする独自の制作プロセス、そして表現の根底にある思考の軌跡まで、受賞を果たした作家の創作について話を聞いた。

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独占インタビュー:SANAAが描く「新ロスコ・ルーム」。「建築の中の建築」に立ち現れる、都市の静寂と瞑想の場

2030年、東京・六本木の国際文化会館敷地内に、DICと国際文化会館が共同運営する新施設(新西館)が誕生する。千葉・佐倉の地で多くの人々に愛されてきたマーク・ロスコの「シーグラム壁画」のための空間は、いかにして都市の中で再構築されるのか 。設計を担う建築家ユニット・SANAA(妹島和世、西沢立衛)に、その設計思想と展望を聞いた。

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A.A.Murakamiインタビュー:儚さとテクノロジーのあいだで立ち上がる体験

建築とファインアートのバックグラウンドを持つ村上あずさとアレキサンダー・グローヴスによるアーティスト・デュオ、A.A.Murakami。森美術館「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」(3月29日まで)では、霧を内包したしゃぼん玉が水面を跳ね、やがて弾けて霧散するインスタレーション《水中の月》(2025)を発表している。Studio Swineとしての素材リサーチと並行しながら、「エフェメラル・テック(儚いテクノロジー)」を掲げて体験としての空間をつくり続けてきた二人に、新作の背景やテクノロジーとの向き合い方、そして霧というモチーフに込めた思考について、美術家・美術批評家の石川卓磨が話を聞いた。

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「クロード・モネ ―風景への問いかけ」(アーティゾン美術館)開幕レポート。モネ没後100年、あらためて「風景」を問い直す

アーティゾン美術館で、モネ没後100年を記念する展覧会「クロード・モネ ―風景への問いかけ」が開幕した。オルセー美術館所蔵作品を中心に約140点を展示し、初期作から晩年の《睡蓮》まで、風景画家モネの歩みを多角的にたどる展覧会だ。

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