地域レビュー(関西):松本理沙評「ウトロ・アートフェスティバル2025」(ウトロ平和祈念館ほか)/「下町芸術祭2025」(神戸市新長田エリア)

ウェブ版「美術手帖」での地域レビューのコーナー。本記事では松本理沙(京都芸術大学専任講師)が、京都・ウトロ地区にあるウトロ平和祈念館などで初開催された「ウトロ・アートフェスティバル2025」と、阪神・淡路大震災の被害が大きかった神戸・新長田エリアを舞台に2年に1回開催されている芸術祭「下町芸術祭2025」の2つを取り上げる。

REVIEW

PREMIUM

共作者と歩むティルダ・スウィントンの創造

現在、アムステルダムのEye Film Museumで開催されている「Tilda Swinton: Ongoing」は、ティルダ・スウィントンの創作の源にある共作者とのコラボレーションに焦点を当てた展覧会である。12月6日に行われたスウィントンと写真家ティム・ウォーカー、スタイリストのジェリー・スタフォードによるトーク「Higher Parasol」の模様も交えつつ、現地からレポートする。

NEWS / REPORT

第7回

30人が選ぶ2025年の展覧会90:三木仙太郎(「アート/空家 二人」代表)

数多く開催された2025年の展覧会のなかから、30人のキュレーターや研究者、批評家らにそれぞれ「取り上げるべき」だと思う展覧会を3つ選んでもらった。今回は蒲田のオルタナティブ・スペース「アート/空家 二人」を運営し、展覧会制作者としても活動する三木仙太郎のテキストをお届けする。

「ダンス リフレクションズ by ヴァン クリーフ&アーペル フェスティバル in ソウル」レポート。不可視の危機を振り付ける──多元化する振付の美学

フランスのハイジュエリーメゾン、ヴァン クリーフ&アーペルが取り組むモダン/コンテンポラリーダンスのメセナ活動「ダンス リフレクションズ」。その一環として、これまでロンドン、香港、ニューヨーク、京都·埼玉で開催されてきたモダン/コンテンポラリーダンスの祭典「ダンス リフレクションズ by ヴァン クリーフ&アーペル フェスティバル」が、2025年10月16日~11月8日の期間、韓国·ソウルで初めて開催された。本公演のなかから2作品について、舞踊評論家の岡見さえが評する。

INSIGHT / PROMOTION

第90回

櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:内なる世界のクロニクル

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第90回は、自閉症スペクトラムと診断された甲谷冬馬さんにとって、「内なる世界の記録」ともいえる創作行為に迫る。

第5回

30人が選ぶ2025年の展覧会90:高橋瑞木(CHAT紡織文化芸術館 館長兼チーフキュレーター)

数多く開催された2025年の展覧会のなかから、30人のキュレーターや研究者、批評家らにそれぞれ「取り上げるべき」だと思う展覧会を3つ選んでもらった。今回はCHAT紡織文化芸術館 館長兼チーフキュレーター・高橋瑞木のテキストをお届けする。

第4回

30人が選ぶ2025年の展覧会90:小田原のどか(彫刻家、評論家、出版社代表)

数多く開催された2025年の展覧会のなかから、30人のキュレーターや研究者、批評家らにそれぞれ「取り上げるべき」だと思う展覧会を3つ選んでもらった。今回は彫刻家で評論家、出版社代表、横浜国立大学教員として活動する小田原のどかのテキストをお届けする。

藤原ヒロシが見たアンディ・ウォーホル「SERIAL PORTRAITS - SELECTED WORKS FROM THE COLLECTION」(エスパス ルイ・ヴィトン東京)。「ウォーホルから教えられることは尽きることがありません」

東京・表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京で開催中のアンディ・ウォーホル「SERIAL PORTRAITS - SELECTED WORKS FROM THE COLLECTION」展を藤原ヒロシが訪れた。日本のカルチャーシーンの一翼を担ってきたクリエイターの目に、ポップ・アートを生んだアンディ・ウォーホル作品はどう映ったのか。

INTERVIEW / PROMOTION