
あいちトリエンナーレのあり方検証委員会、表現の自由に関する国内フォーラムを開催
あいちトリエンナーレ2019のために設置された「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」は、9月21日に愛知芸術文化センターで初となる公開フォーラムを開催する。

あいちトリエンナーレ2019のために設置された「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」は、9月21日に愛知芸術文化センターで初となる公開フォーラムを開催する。

生活のなかで不要となったものや壊れて廃棄された拾得物、あるいはホームセンターで購入できる建築資材など、様々なモノを使用して彫刻作品を制作する利部志穂。今回、その個展「マントルプルーム ― イザナミ、ペレの怒り。」が、東京・駒込のKAYOKOYUKIで開催されている。会期は10月6日まで。

文化庁が2018年度より推進する「アートプラットフォーム事業」。日本の現代美術の国際発信と市場の基盤形成を目指すこの事業とは、いったいどのようなものなのだろか?

開催中の「あいちトリエンナーレ2019」のメイン会場である愛知芸術文化センターにおいて、作者を「津田大介」とするイタズラと思われるキャプションが発見された。

企業に勤務するかたわら、30歳のときに現代美術のコレクションを開始。26年間で400点以上の現代美術を購入し、日本を代表するアート・コレクターの一人となった宮津大輔。現在は、横浜美術大学の教授として、学生にアートと社会の関係性や、キャリア・デザイニングを教えている。幅広いメディアへの出演も多い宮津に、変化を続けるアートマーケットについて、そしてコレクターとしてアーティストや作品とどのようにかかわっているのかを聞いた。

東京国立近代美術館が所蔵する、近代から現代までの日本の彫刻・立体造形を紹介する展覧会「きっかけは『彫刻』。―近代から現代までの日本の彫刻と立体造形」が、熊本市現代美術館で開催。それにあわせ、現代日本の彫刻・立体造形を特集する同館のコレクション展も行われる。会期は9月21日〜11月24日。

日本の美術にみる装飾性・デザイン性に着目する展覧会「『日本の美 美術×デザイン』 -琳派、浮世絵版画から現代へ-」が現在、富山県美術館で開催中だ。琳派、浮世絵版画から現代絵画、ポスターに至るまで、多様な美の様相を紹介する本展の見どころをレポートで紹介する(会期中、複数回展示替えあり)。

梶本レイカは鬼才のマンガ家である。男性同士の性愛とロマンスや、実在の事件をもとにしたサスペンス、さらにホラー、ノワール、ヤクザものといった様々な要素を内包しながら、独自の表現へと昇華する。 BLレーベルから『高3限定』『コオリオニ』などのコミックス刊行を経て、2016年より青年誌『ゴーゴーバンチ』で『悪魔を憐れむ歌』の連載を開始。クライムサスペンスである本作は、各巻の帯の推薦文を映画評論家の町山智浩やライムスター・宇多丸、暴力団関連の著作で知られるライターの鈴木智彦が担当するなど、多方面で熱い支持を得ている。暴力が物語をドライブさせ、社会のはみ出し者が跋扈するなか、圧倒的な筆致で描かれる「痛み」と「救済」。過激な表現を使いながら人間同士の関係性にフォーカスする梶本作品には、現代社会に寄る辺なさを覚える読者を、せめてマンガの世界で抱きとめるようとするかのような誠実な手つきが宿る。 そんな梶本レイカの作品世界に迫る、2本の論考をお届けする本企画。まずはマンガ研究者である岩下朋世が、「リバ」というキーワードや「顔」の描かれ方の多面性から、作品の構造とその特異性を論じる。

あいちトリエンナーレ2019の一企画である「表現の不自由展・その後」の展示中止と、それに関連する一部作家の展示中止に関し、同トリエンナーレ参加作家たちが協働する新たなアクション「ReFreedom_Aichi」が発表された。

ダイナミックな黒一色の木版画で知られるアーティスト、風間サチコ。その個展「コンクリート組曲」が、富山・黒部市美術館で開催される。本展では世界のコンクリート開発史に焦点を当てた作品のほか、黒部近郊のリサーチから生まれた新作も展示。会期は10月12日〜12月22日。

日本を代表する建築家である隈研吾が設計を手がけた美術館「オドゥンパザル近代美術館」がトルコの地方都市エスキシェヒルに開館した。プライベート・ミュージアムであるこの美術館に込められた思い、あるいはそこから見える「これからの美術館の姿」とは?

荒川修作+マドリン・ギンズの世界に着想を得た舞台作品『パズル・クリーチャー』が、「瀬戸内国際芸術祭2019」の秋会期にあわせて豊島で上演される。日程は9月28日〜29日。

環境の世紀とも呼ばれる21世紀、各地で深刻化するのが廃棄物問題。これを解決し、今後の「廃業」を目指す取り組みを紹介する展覧会「廃業を目指すデザイン」が、ATELIER MUJI GINZA Gallery 2で開催される。会期は9月27日〜12月15日。

セザンヌやゴーガンのイギリス最大のコレクションを持ち、印象派とポスト印象派の殿堂として知られるコートールド美術館。そのコレクションが20年ぶりに来日する大規模展覧会「コートールド美術館展 魅惑の印象派」が、東京都美術館で開幕した。本展の見どころをレポートで紹介する。

ヨーロッパ絵画を網羅する質の高いコレクションで知られるロンドン・ナショナル・ギャラリー。同館の200年の歴史のなかで初となる、館外での大規模な所蔵作品展が東京の国立西洋美術館(2020年3月3日~6月14日 ※2月28日に3月17日以降への開幕延長を発表)と大阪の国立国際美術館(2020年7月7日~10月18日)で開催される。

西陣織の技術を用いたテキスタイルを発信する「HOSOO」初の旗艦店「HOSOO FLAGSHIP STORE」が9月2日にオープンした。同店舗にはギャラリースペースも併設され、オープニング展として「THE STORY OF JAPANESE TEXTILES―日本の美しい布―」が開催中(〜12月14日)。

東京・六本木に拠点をおく「小山登美夫ギャラリー」。リチャード・タトル、シュテファン・バルケンホール、ライアン・マッギンレーといったアーティストを日本に紹介しつつ、桑久保 徹、桑原正彦、菅木志雄、杉戸 洋、日高理恵子、蜷川実花など、ベテランから若手まで幅広い日本人アーティストを取り扱っている。かつて村上隆や奈良美智を世界に紹介し、現在も世界で評価されるアーティストを探しつづけている小山登美夫に、現在の日本と世界の美術を取り巻く状況を聞いた。

歩くことや旅を通して得た個人的な体験をもとに制作を行う写真家・西野壮平の個展「水のかたち」が、群馬県高崎市のrin art associationで開催されている。会期は10月27日まで。

2019年7月、金沢から世界へ建築文化を発信するというコンセプトのもと「谷口吉郎・吉生記念金沢建築館」がオープンした。日本のモダニズム建築の巨匠・谷口吉郎の住居跡地に、吉郎の長男であり、国際的な活動を行う建築家・谷口吉生が設計、建設した同館。その館内と開館記念展の様子を紹介する。

1990年代から欧米を中心に活動する写真家、山本昌男の個展が清里フォトアートミュージアムで開催される。会期は10月5日〜12月8日まで。