
ニューヨークの老舗ギャラリー、メトロ・ピクチャーズが閉廊へ。40年の歴史に幕
1980年にニューヨーク・ソーホーにオープンした、シンディ・シャーマンやアイザック・ジュリアン、ルイーズ・ローラーなどのアーティストを取り扱うことで知られているギャラリー、メトロ・ピクチャーズが今年のプログラム終了後、永久的に閉鎖することがわかった。

1980年にニューヨーク・ソーホーにオープンした、シンディ・シャーマンやアイザック・ジュリアン、ルイーズ・ローラーなどのアーティストを取り扱うことで知られているギャラリー、メトロ・ピクチャーズが今年のプログラム終了後、永久的に閉鎖することがわかった。

TERRADA ART COMPLEXにあるYUKIKOMIZUTANIは、同ギャラリーで初めてとなる顧剣亨の個展「A PART OF THERE IS HERE」を開催する。会期は3月9日〜4月10日。

アーティストの山内祥太は、VRや3DCGなどの映像技術と自身の身体イメージ、粘土彫刻を組み合わせながら独自の表現を展開してきた。新作個展「第二のテクスチュア(感触)」では、マンガ家・諸星大二郎の「カオカオ様が通る」から影響を受けて書き起こしたという、顔にまつわる短編物語をもとにしたインスタレーションを披露。作家の新展開を予感させた本展を、評論家のgnckがレビューする。

美術手帖では、批評家や学芸員らによる展覧会レビューを毎月掲載。そのなかから、2月に公開された全7本をお届けする。各レビューの詳細はリンクから全文をチェックしてほしい。

身の回りにある物事や現象を掬い取り、絵画空間に再構築する諏訪未知。KAYOKOYUKIにて開催された個展「3つの世界」で展開された、統一されたフォーマットによる抽象絵画の作品世界を、美術批評家の中島水緒がレビューする。

名古屋が有する様々な観光・文化資源をひと続きに結ぶ堀川を舞台に、新たな現代アートとメディア・アートのイベント「ストリーミング・ヘリテージ|台地と海のあいだ」が開催される。会期は3月12日〜28日。

コロナ禍で展示機会を失ったアーティストを支援するために、株式会社タグボートがアートイベント「アート解放区 EATS日本橋」を開催。日本橋界隈の商業施設やオフィスのスペースの6ヶ所で、80名のアーティストによる約600点の作品を展示する予定だ。会期は3月19日~5月9日。

第20回
雑誌『美術手帖』の貴重なバックナンバー記事を公開。2月は、現在開催中の「平成美術:うたかたと瓦礫(デブリ)」展にあわせて、2019年6月号「平成の日本美術史 30年総覧」特集より、5名の執筆陣が平成美術を様々な切り口から分析したコラムを掲載する。

第2回
アートに携わるすべての人が知っておきたいアートと法の基礎知識を、Art Lawの専門家である弁護士・木村剛大が解説する本シリーズ。今回は、現代美術の世界で度々行われる作品の改変のうち「物理的改変」について、事例を踏まえて紹介する。

『週刊少年ジャンプ』をはじめ、マンガ作品を掲載する媒体を数多く持つ株式会社集英社が、マンガ原画をアート作品のようにエディション化して販売する新事業「SHUEISHA MANGA-ART HERITAGE」をスタートさせた。この「マンガアート」のプロジェクトを統括する集英社・デジタル事業部の岡本正史に、事業の狙いや展望を聞いた。

恵比寿ガーデンプレイス内の東京都写真美術館が、2021年度の展覧会スケジュールを発表。山岳写真家として活躍する白川義員の写真展をはじめ、沖縄にルーツを持つ美術家・山城知佳子の公立美術館では初となる展覧会、そして世界各地の様々な土地を写し取る松江泰治の展覧会など、充実のラインナップとなっている。

東日本大震災から10年。東京・お台場の日本科学未来館で特別企画「『震災と未来』展 -東日本大震災10年-」が始まった。

儒教の祖・孔子を祭る「孔子廟(びょう)」の用地を那覇市が無償で提供しているのは、政教分離の原則を定めた憲法に違反するとの判断を、最高裁が示した。政治と宗教の関わりについて、これまでに比べ厳格な判断を示したと言える。この判決は、今後の文化支援・文化行政にどのような影響を与えるのだろうか。

青森県内の5つの美術館とアートセンターが連携する初のプロジェクト「5館が五感を刺激する―AOMORI GOKAN」。その本格始動にあわせ、2月27日にはトークイベント「アート県/圏『青森』の挑戦!!」が開催された。各館の代表も参加したこのイベントで示された5館連携のポテンシャルとは?

第19回
雑誌『美術手帖』の貴重なバックナンバー記事を公開。2月は、現在開催中の「平成美術:うたかたと瓦礫(デブリ)」展にあわせて、2019年6月号「平成の日本美術史 30年総覧」特集より、5名の執筆陣が平成美術を様々な切り口から分析したコラムを掲載する。

昨年、新型コロナウイルスの影響で開幕直前で中止となった「ARTISTS' FAIR KYOTO」。その第4回目が京都文化博物館 別館と京都新聞ビル地下1階をメイン会場にスタートした。一般会期は3月6日〜7日。

現代人にアート作品を通じてリラックスやインスピレーションを提供することを目指すアプリ「Mellow」が昨年開催したアワード「Mellow Art Award 2020」では、シンガポール出身 の映画監督・写真家であるヌール・ムナワラ・フサインが大賞に選出された。その受賞背景や過去の制作について、本人を含む複数の関係者に聞いた。

スウェーデン出身のアーティスト、クリストファー・クレングレンの個展「Reprogram for Joy」が東京・渋谷のヒッチハイカー・ギャラリーで開催される。コロナ禍による喪失、悲しみなどに着目した絵画作品とともに、作家が初めてNFT(非代替性トークン)を使ったデジタル作品も発表される。会期は3月8日〜17日。

今週始まった、もしくは始まる展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届け。なお緊急事態宣言のため、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

バンクシーが「Create Escape」と題した新作の映像を公開。アメリカの画家でテレビ番組『ボブの絵画教室』で知られるボブ・ロスを引用したこの映像でバンクシーが伝えようとしたメッセージとは?