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まちの歴史と営みに深入り。「東京ビエンナーレ2023」の注目プロジェクト5選

東京というまちの歴史と営みに深く入り込み、地域住民とともにつくり上げる国際芸術祭「東京ビエンナーレ」。第2回となる今年のテーマは、「リンケージ つながり」。本記事では、制作やワークショップが実施される夏会期(7~9月)と、作品展示が行われる秋会期(9月23日~11月5日)に分かれて展開されるプロジェクトから、注目したい5つのプロジェクトご紹介する。

NEWS / HEADLINE

文房具店の「試し書き」をサンプリング&リミックスして作品に。シャルル・ムンカの展覧会が「INS Studio」で開催

20年以上に渡り文具店で見かける「試し書き用紙」を蒐集し続けてきたアーティスト、シャルル・ムンカ。その試し書きをサンプリングとリミックスを経て作品化した展覧会「Tameshigaki(lignes de vies)」が東京・渋谷の「INS Studio」で開催される。会期は6月30日〜7月16日。

NEWS / EXHIBITION

越後妻有里山現代美術館 MonETで連続企画。第1弾としてカタルシスの岸辺のマテリアルショップが登場

新潟・十日町市の「越後妻有里山現代美術館 MonET」が、ゲストキュレーターを招致する連続企画展を開催。7月1日からカタルシスの岸辺を招致した「マテリアルショップカタルシスの岸辺十日町店✕『死蔵データGP 2022-2023』記録展」が開催される。

NEWS / EXHIBITION

解散後初の本格的な回顧展。「開館60周年記念 走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代」展が京都国立近代美術館で開催へ

1948年に結成され、戦後日本の陶芸界において中心的な役割を果たした前衛陶芸家集団・走泥社。この集団解散後初となる本格的な回顧展「開館60周年記念 走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代」が、京都国立近代美術館で開催される。会期は7月19日〜9月24日。

NEWS / EXHIBITION

PREMIUM

第10回

金澤韻連載「中国現代美術館のいま」:都会の喧騒を離れた文化的ユートピア──アランヤ・アートセンター

経済発展を背景に、中国では毎年新しい美術館・博物館が続々と開館し、ある種珍異な光景を見せている。本連載では、そんな中国の美術館生態系の実態をインディペンデントキュレーター・金澤韻が案内。第10回は、2021年に開館した「アランヤ・アートセンター」をお届けする。

SERIES / 中国現代美術館のいま