「DESIGNTIDE TOKYO 2024」レポート。東京を中心としたデザインシーンの一端をつかむ

日本橋三井ホールで、デザインイベント「DESIGNTIDE TOKYO 2024」が12年ぶりにスタートした。会期は12月1日までの5日間。

文・撮影=三澤麦(ウェブ版「美術手帖」編集部)

会場風景より、Postalco Design Studio「When Clothing Learns from Skin」

 東京・日本橋の日本橋三井ホールで、デザインイベント「DESIGNTIDE TOKYO 2024」が12年ぶりにスタートした。会期は12月1日まで。

 「DESIGNTIDE TOKYO 2024」は、現代社会におけるデザインの役割を再考し、新たな潮流を生み出すことを目的としたもので、2005年から12年までの毎秋、東京のデザインシーンを世界に発信するべく開催されてきた。

 運営メンバーを一新して開催されることとなった同イベントには、ディレクターにマックス・フレイザー(『dezeen』エディトリアルディレクター)、モニカ・ケムスロヴ(『Sight Unseen』共同創刊者)、ジル・シンガー(『Sight Unseen』共同創刊者)、スズキユウリ(サウンドアーティスト)、佐藤拓(PARCEL ディレクター)、秋本裕史(E&Y ディレクター)ら6名が名を連ねている。会場構成を担当するのは、若手建築家・板坂留五。「瞬くピント」をコンセプトに、美術家・吉野俊太郎の協力のもと構成されている。

会場風景より、倉本仁「Inflations」
会場風景より、柴田文江「molding」

 会場では国内外のデザインシーンで活躍するクリエイターら32組によるプロダクトやアイデアが数多く紹介されている。すでに販売開始されているものから、今後改良を重ねてリリースされるものなどが一堂に並んでおり、東京を中心としたデザインシーンの一端を掴むことができるだろう。

会場風景より、氷室友里「COLORWAVE」
会場風景より、辰野しずか「Moment」
会場風景より、Sohyun Yun「TONE Series: Korean Traditional Colors」
会場風景より、teenage engineering「Products from teenage engineering」

編集部

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