越後妻有里山現代美術館 MonETで連続企画。第1弾としてカタルシスの岸辺のマテリアルショップが登場

新潟・十日町市の「越後妻有里山現代美術館 MonET」が、ゲストキュレーターを招致する連続企画展を開催。7月1日からカタルシスの岸辺を招致した「マテリアルショップカタルシスの岸辺十日町店✕『死蔵データGP 2022-2023』記録展」が開催される。

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 新潟・十日町市の「越後妻有里山現代美術館 MonET」が、今期より新たな取り組みとして、連続企画展を開催。2023年度は4名のゲストキュレーター迎えて、4つの展覧会を実施する。

 そのVol.1として、美術評論家の椹木野衣をキュレーターに迎え、カタルシスの岸辺を招致した「マテリアルショップカタルシスの岸辺十日町店✕『死蔵データGP 2022-2023』記録展」が開催される。会期は7月1日~8月27日。

 「カタルシスの岸辺」は荒渡巌、海野林太郎、高見澤峻介を中心に2017年に東京で結成されたマテリアルショップ。プロジェクト毎に参加作家が変わるが、2019年に髙橋銑が退店、2023年現在は田中勘太郎、大山日歩、宍倉志信、鈴木雄大、岡千穂、みずしまゆめを含めた9人をコアメンバーとして活動している。「ショップ」であることを核としつつ、既存のアートシーンの経済システムに依らぬ、独自の生存戦略の確立を試行してきた。

 本展では、カタルシスの岸辺が収集する死蔵した映像や画像素材を量り売りにする屋台を模した作品「マテリアルショップカタルシスの岸辺」を、越後妻有里山現代美術館 MonETに限定オープン。また、館内ではこれまでに集まった死蔵データを公開し、会期中のデータ買取や作家との交流を兼ねたイベントも開催する。

 Vol.2(9月9日~11月5日)はゲストキュレーターに保坂健二朗(滋賀県立美術館ディレクター(館長)を迎え、松元悠を招致。 Vol.3(11月18日~12月24日)は塚本麻莉(高知県立美術館主任学芸員)が並行小舟唄(竹﨑和征+ 西村有)を、Vol.4(2024年1月13日~3月10日)は檜山真有(キュレーター/リクルートクリエイティブセンター)が田中藍衣を招致する。

編集部

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