MAGAZINE

虹色に染まるプライド月間の6月。ロンドンでのクィア・アートイベントを巡る

6月が始まる前後からイギリスではあちこちがレインボーカラーで覆われる。LGBTQ+の人々の権利を啓発し、同時に彼らの存在を祝福するプライド月間となるからだ。デパートのファサード、お店のショーウィンドー、スーパーマーケットの飾り付けまで、多くの人々が立ち寄る場所や目に付く箇所が虹色に染まる。もちろん今年も例外ではない。そんななか、ロンドン各所で行われている数々のLGBTQ+のアートイベントをレポートする。

NEWS / REPORT

日本の環境音楽の先駆者・吉村弘。「空気のような音」はいかにして生まれたのか

日本における環境音楽(アンビエント・ミュージック)の先駆者である音楽家・吉村弘の没後20年を記念する企画展「吉村弘 風景の音 音の風景」が神奈川県立近代美術館 鎌倉別館で9月3日まで開催中。ドローイング、パフォーマンス、サウンドオブジェ、映像作品、音環境デザインと多岐に渡る活動が紹介されている本展について、石松豊がレポートする。

NEWS / REPORT

PREMIUM

日本でアフリカを描く。美術家・吉國元インタビュー

雑誌『美術手帖』2023年4月号の「ブラック・アート」特集より、美術家・吉國元のインタビューを掲載する。アフリカのジンバブウエで生まれ、10歳まで暮らし、その後、日本に「移住」した美術家の吉國元。現在、「故郷」であるアフリカの人々の絵を描き、並行して日本に暮らすアフリカ人たちに取材をしながら雑誌を発行、その姿を作品にしている。日本でアフリカを描く、その立ち位置や対象への向き合い方について話を聞いた。

INTERVIEW

それが消える前に。岩垂なつき評 堀内悠希「カンタム テレポーテーション」

身の周りの事物や自然界の事象を見つめ、そこに内在する時間や普遍性、偶然と因果を捉えながら、ドローイングや映像を中心に様々な手法で表現してきたアーティスト・堀内悠希。初挑戦となった16mm映像やセラミック作品などを含んだ個展「カンタム テレポーテーション」を、岩垂なつきがレビューする。

REVIEW

日本彫刻界の巨匠。澄川喜一が逝去

「そり」と「むくり」を制作の根底に据え、60年以上にわたり作家活動を続けてきた彫刻家・澄川喜一が、今年4月9日に死去していたことを東京藝術大学が発表した。91歳だった

NEWS / HEADLINE