劉建華展「中空を注ぐ」で追う、磁器を媒体とした中国人芸術家の創作と思考
磁器の用途やかたちを解体し、現代美術の文脈のなかで作品を制作し続ける中国の芸術家・劉建華(リュウ・ジェンホァ)。その日本初の個展「中空を注ぐ」が、十和田市現代美術館で始まった。
磁器の用途やかたちを解体し、現代美術の文脈のなかで作品を制作し続ける中国の芸術家・劉建華(リュウ・ジェンホァ)。その日本初の個展「中空を注ぐ」が、十和田市現代美術館で始まった。
6月が始まる前後からイギリスではあちこちがレインボーカラーで覆われる。LGBTQ+の人々の権利を啓発し、同時に彼らの存在を祝福するプライド月間となるからだ。デパートのファサード、お店のショーウィンドー、スーパーマーケットの飾り付けまで、多くの人々が立ち寄る場所や目に付く箇所が虹色に染まる。もちろん今年も例外ではない。そんななか、ロンドン各所で行われている数々のLGBTQ+のアートイベントをレポートする。
日本における環境音楽(アンビエント・ミュージック)の先駆者である音楽家・吉村弘の没後20年を記念する企画展「吉村弘 風景の音 音の風景」が神奈川県立近代美術館 鎌倉別館で9月3日まで開催中。ドローイング、パフォーマンス、サウンドオブジェ、映像作品、音環境デザインと多岐に渡る活動が紹介されている本展について、石松豊がレポートする。
フィンランドの歴史や文化とともにあった「アートグラス」にフォーカスした展覧会「フィンランド・グラスアート 輝きと彩りのモダンデザイン」が東京都庭園美術館で開幕。会期は9月3日まで。
思文閣銀座でインディペンデント・キュレーターの山峰潤也を招致した森田子龍と大山エンリコイサムによる展覧会「反復の圏域 -Repetitive Sphere-」が開催中。会期は7月8日まで。
大阪・中之島の国立国際美術館で、2022年度の新収蔵品を紹介する展覧会「コレクション1 80/90/00/10」がスタートした。会期は9月10日まで。
雑誌『美術手帖』2023年4月号の「ブラック・アート」特集より、美術家・吉國元のインタビューを掲載する。アフリカのジンバブウエで生まれ、10歳まで暮らし、その後、日本に「移住」した美術家の吉國元。現在、「故郷」であるアフリカの人々の絵を描き、並行して日本に暮らすアフリカ人たちに取材をしながら雑誌を発行、その姿を作品にしている。日本でアフリカを描く、その立ち位置や対象への向き合い方について話を聞いた。
2010年から毎年開催されている神戸の現代美術の芸術祭「六甲ミーツ・アート芸術散歩」。同芸術祭が今年8月の開幕を前に、新施策を発表した。注目ポイントをまとめてお届けする。
東京・麻布台のRIKKA GALLERYで、強い感情をキャンバスにぶつけながら描Violetta Poltの個展「Undress me mentally」が開催される。会期は6月30日〜7月16日。
写真家・金川晋吾の写真集『長い間』の刊行を記念した展覧会 「2022年7月-10月/Self-Portraits」がNADiff a/p/a/r/tで開催中だ。会期は7月2日まで。
東京・表参道のエスパス ルイ·ヴィトン東京で、ウェールズ出身のアーティスト、ケリス・ウィン・エヴァンスによる個展が開催される。会期は7月20日〜2024年1月8日。
身の周りの事物や自然界の事象を見つめ、そこに内在する時間や普遍性、偶然と因果を捉えながら、ドローイングや映像を中心に様々な手法で表現してきたアーティスト・堀内悠希。初挑戦となった16mm映像やセラミック作品などを含んだ個展「カンタム テレポーテーション」を、岩垂なつきがレビューする。
貝印株式会社が主催するデザインコンテスト「KAI Hat & Head-piece Competition 2023」がエントリーを受付中だ。審査員は日爪ノブキと栗原亮、鈴木曜が務める。募集期間は7月16日 23:59まで。
東京国立博物館で開催されている特別展「古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン」。会場内の特設ショップで取り扱われている豊富な種類のグッズのなかから、編集部が注目するものをピックアップして紹介する。
今週末から来週にかけて開幕/閉幕する展覧会から、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。
東京・神宮前の太田記念美術館で現在、「ポール・ジャクレー フランス人が挑んだ新版画」が開催中だ。3歳で来日し、64歳で没するまで日本で暮らしたポール・ジャクレー(1896~1960)が残した全点を東京で初めて見ることができる貴重な機会となっている。
岡山・倉敷の大原美術館の館長に、高階秀爾に代わり美術史学者の三浦篤が就任する。就任日は7月1日
「そり」と「むくり」を制作の根底に据え、60年以上にわたり作家活動を続けてきた彫刻家・澄川喜一が、今年4月9日に死去していたことを東京藝術大学が発表した。91歳だった
顔や本名、性別などを明らかにしていない現代アーティスト、Backside works.。上海にある宝龍美術館(Powerlong Museum)で、その中国での初個展「你好」が開催されている。会期は7月28日まで。
7月7日〜9日にパシフィコ横浜で開催が予定されている新たな国際的アートフェア「Tokyo Gendai」。そのオフィシャルフェアパートナーである寺田倉庫が、コラボレーション企画として「TENNOZ ART WEEK」を天王洲で開催する。