
「自己表現に終始する回路を断て」。 時代を超え、写真家を挑発しつづける 同人誌『地平』の復刊記念展が開幕
時代を超え、いまを生きる写真家たちに影響を与えてきた写真同人誌『地平』。今回、1977年9月の休刊から、41年の時を経て、復刊が決定した。それにともなって東京・渋谷のCASE TOKYOで「地平」展が開催されている。会期は8月4日まで。

時代を超え、いまを生きる写真家たちに影響を与えてきた写真同人誌『地平』。今回、1977年9月の休刊から、41年の時を経て、復刊が決定した。それにともなって東京・渋谷のCASE TOKYOで「地平」展が開催されている。会期は8月4日まで。

彫刻、絵画、映像など多岐にわたる表現を行ってきた美術家・野村和弘の個展「ドット ペインティング」が東京・清澄白河のHARMAS GALLERYで開催される。本展は展覧会タイトルの通り、視覚を試されるような微細なドットによって描かれた絵画シリーズで構成されるもの。会期は7月14日~8月4日、9月7日~9月29日。

群馬県のハラ ミュージアム アークで「うごくとまる」展が開催中だ。本展では、原美術館が所有するコレクションより「動く」「止まる」をテーマに制作された様々な表現をピックアップして紹介。加えて、パリでの個展で話題を集めた泉太郎の新作も国内初公開される。会期は9月30日まで。

東京・天王洲の建築倉庫ミュージアムにて、企画展『「建築」への眼差し -現代写真と建築の位相-』が開催される。杉本博司やトーマス・ルフをはじめとする国内外で活躍する13名の写真家の作品を通じて、現代の写真表現と建築の関係に迫る展覧会だ。会期は8月4日〜10月8日。

2006年にスタートした新進アーティストの活動を支援する公募展「shiseido art egg」(シセイドウ アートエッグ)。12回目の今年、選出された冨安由真、佐藤浩一、宇多村英恵の3名は資生堂ギャラリーで何を見せるのか。連続インタビューの第2弾では、7月6日から個展が始まった佐藤浩一に話を聞いた。

ドイツの美術家、フロリアン・クラールの個展「Waldmärchen(森の伝説)」が富山県の発電所美術館で開催される。本展では、木材、オブジェ、彫刻、ドローイング、音楽、映像など、様々なメディアを用いた新作インスタレーションが発表される。会期は7月14日〜10月8日。

パリで開催される「ジャポニスム2018」の公式企画のひとつとして、日本のマンガ・アニメ・ゲーム・特撮の展覧会「MANGA⇔TOKYO」がパリ・19区のラ・ヴィレットで開催されることが発表された。会期は11月29日~12月30日。

彫刻家・棚田康司の個展「全裸と布」がミヅマアートギャラリーで開催される。これまで少年や少女の彫刻を手がけてきた棚田の新境地となる裸婦像の新作が発表される。会期は8月1日〜9月1日。

柳宗悦や濱田庄司らとともに民藝運動の中間人物として知られる陶芸家・河井寛次郎。その没後50年を記念した展覧会「河井寛次郎展—過去が咲いてゐる今、未来の蕾で一杯な今—」が東京・汐留のパナソニック 汐留ミュージアムで7月7日より始まった。

アール・デコの多様なイメージソースを探る展覧会「エキゾティック×モダン アール・デコと異境への眼差し」が東京都庭園美術館で開催される。当時のあらゆる分野において美意識や造形に大きな影響を与えた「エキゾティシズム」をテーマとし、アール・デコの知られざる魅力を紹介。会期は2018年10月6日〜 2019年1月14日。

美術家・久門剛史の個展「トンネル」が、東京・六本木のオオタファインアーツで開催される。本展では、透明なガラスを用いた新作の立体作品および平面作品が発表される。会期は7月20日〜9月1日。

「戦争と花」をテーマに、フラワーアーティストの東信が率いるAMKKと、東京・神宮前のギャラリー「The Mass」が展覧会を企画。様々な切り口の写真からなる展覧会が開かれる。会期は7月20日〜8月15日。

彫刻家・土肥美穂の個展が東京・初台のHAGIWARA PROJECTSで開催される。本展は、土肥にとって同ギャラリーでは2年ぶり2度目の個展開催となる。会期は7月13日〜8月12日。

第2回
5月下旬に政府案として報道された「リーディング・ミュージアム(先進美術館)」構想を発端に、いま、美術館のあり方をめぐる議論が活発化している。そこで美術手帖では、「これからの日本の美術館はどうあるべきか?」をテーマに、様々な視点から美術館の可能性を探る。第2回は長年、川崎市市民ミュージアムで学芸員を務めてきたインディペンデント・キュレーター、クリティックの深川雅文。

今日のアートシーンに見られる、身体を用いた演劇的な作品や動向を中心に、演劇の分野で注目される新しい表現形態を紹介。『美術手帖』8月号は「ポスト・パフォーマンス」特集!

7月6日発売の『美術手帖』 2018年8月号の特集は「ポスト・パフォーマンス」。編集長・岩渕貞哉による「Editor’s note」をお届けします。

写真家・川島崇志の個展「Doorgang / 通路」が東京・恵比寿のG/P galleryで開催される。本展は、川島にとってアムステルダムからの帰国後初の個展。また、静岡・浜松のAMS galleryでは、川島の過去の3つの個展を再構成した展覧会「Re : collection」も同時開催。会期は7月6日〜8月11日。

山口情報芸術センター[YCAM]が「コロガル公園コモンズ」を開催する。本企画は、多種多様なメディア・テクノロジーを埋め込んだ遊び場「コロガル公園シリーズ」の最新版であり、子供たちとともに身体的かつメディア的な遊びを実験していくことを狙いとする。

アメリカ有数の私立コレクションとして知られる、フィリップス・コレクションの所蔵品を紹介する展覧会が三菱一号館美術館で開催される。創設者であるダンカン・フィリップス本人が収集した作品が多く来日する本展では、その収集の姿勢にもふれることができる。会期は2018年10月17日〜2019年2月11日。

「美術検定」は、美術でより豊かな人生を送る「成熟した美術鑑賞者」を目指す人を応援する検定。合格者には一部美術館の入館料割引などの特典がある。2018年の試験実施日は11月11日。