アルネ・ヤコブセン(1902〜1971)はエッグチェア、スワンチェア、セブンチェアといった数多くの名作を残した、20世紀の建築家兼デザイナー。1940年、第二次世界大戦をきっかけにスウェーデンに亡命したヤコブセンは、建築設計をほとんど行わず、妻のヨハナとテキスタイルデザインを手がけた。植物に親しんだヤコブセンはとくに花柄の壁紙を多数デザイン。その普遍的なデザインは建造物から雑貨小物、テキスタイルにまで生かされ、世界中でいまも愛され続けている。
そのアルネ・ヤコブセンの専門店「HOUSE OF TOBIAS JACOBSEN」をプロデュースする、孫のトビアス・ヤコブセンのトーク&スライドショーのイベントが10月28日、大阪の池田市商工会議所で開催される。
現在もデンマークを中心にプロダクトデザイナーとして活躍するトビアスは今回、アルネ・ヤコブセンがデザインした、世界未発表のデザイン画とともに来日。貴重なデザインとともに、知られざるエピソードを知る機会となるだろう。