
画家・櫃田伸也が個展で見せる、時間と空間の重なりあい。「その先へ」向かう作家たちによるグループ展も同時開催
独自のアプローチで空間や風景を描く画家であると同時に、すぐれた教育者としても知られる櫃田伸也の個展「罪なき理性 -blame not on reasons」が、東京・駒込のKAYOKOYUKIで開催される。それにあわせ、櫃田に影響を受けた作家たちによるグループ展「その先へ -beyond the reasons」が、隣接する駒込倉庫で同時開催される。会期はどちらも3月8日~31日。

独自のアプローチで空間や風景を描く画家であると同時に、すぐれた教育者としても知られる櫃田伸也の個展「罪なき理性 -blame not on reasons」が、東京・駒込のKAYOKOYUKIで開催される。それにあわせ、櫃田に影響を受けた作家たちによるグループ展「その先へ -beyond the reasons」が、隣接する駒込倉庫で同時開催される。会期はどちらも3月8日~31日。

今年3月にリモデルオープンを予定している伊勢丹新宿店メンズ館。それに先駆けて2月27日にオープンする2階フロアに、新たなギャラリースペース「ART UP」が誕生する。

かつてニューヨーク「アートシーンの女王」と称されたアメリカのギャラリスト、メアリー・ブーンが実刑判決を受けた。虚偽の納税申告書を提出し脱税したブーンは、2年6ヶ月の懲役刑を宣告されたという。

Meme(ミーム)と呼ばれるインターネット上の「ネタ」を巨大な壁画として描くストリートアーティスト、LUSH(ラッシュ・サックス)の新作を紹介する個展「Okay, now THIS is epic.」が、東京・中野のHidari Zingaroで開催されている。会期は3月8日まで。

東京藝術大学大学院国際芸術創造科アートプロデュース専攻の学生5名がキュレーションを務める展覧会「Count the Waves―見えないものをつなぐ」が、同校の大学美術館 陳列館で開催される。リー・キット、志賀理江子、多和田有希、平川祐樹ら14名が参加する本展の会期は、3月21日〜4月7日。

今年1月、惜しまれつつこの世を去った映画監督のジョナス・メカス。2011~12年に制作されたメカスによる映画2作品の上映にあわせ、写真展「Frozen Film Frames」が東京・中野のスタジオ35分、京都の誠光社で開催される。会期は東京会場が2月27日~3月16日、京都会場が3月1日~15日。

フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエと並び「近代建築の三大巨匠」のひとりに数えられる20世紀を代表する建築家、ル・コルビュジエ。その原点に迫る展覧会「ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代」が国立西洋美術館本館で開幕した。ル・コルビュジエが「ル・コルビュジエ」になる前に目指した「ピュリスム(純粋主義)」とは?

昨年末、ともに東京で、小宮麻吏奈と鈴木操による個展、そして布施琳太郎のキュレーションによるグループ展が開催された。同世代に属し、ともにコレクティブシーンのなかで活動する彼らの問題意識とその背景をいかに読み解くか。若手批評家の仲山ひふみが横断的にレビューする。

1606年の開創以来400年にわたり、《曜変天目》《密庵墨蹟》といった国宝や重要文化財を守ってきた京都・紫野の大徳寺龍光院。一般の拝観を受け付けず、これまで目に触れる機会がなかったこれらの至宝を公開する展覧会「大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋(はそうあい)」が、滋賀のMIHO MUSEUMで開催される。会期は3月21日〜5月19日。

昨年11月、東京・天王洲にオープンした新ギャラリー「ANOMALY」で、所属作家によるグループ展「Waste Land」が開催される。本展には青木野枝、岩崎貴宏、榎忠、ナイル・ケティング、篠原有司男、高嶺格、立石大河亞、柳幸典、横山裕一が参加し、平成の「空気」の一端を可視化することを試みる。会期は3月9日〜4月6日。

フランスとフィンランドを拠点とする写真家、ビデオ・アーティストのエリナ・ブロテルスによる個展が、東京・新宿のユミコチバアソシエイツで開催されている。本展では初期作のほか、フィンランドのアコーディオニストとのコラボレーションから生まれたビデオ作品を展示。会期は3月9日まで。

平成最後の年に兵庫県立美術館で始まった「Oh!マツリ☆ゴト 昭和・平成のヒーロー&ピーポー」。本展では、昭和から平成にかけて生み出された、社会的関心が色濃く反映された作品の数々を展示。「特別な存在(ヒーロー、カリスマ、正義の味方)」と「無名の人々(公衆、民衆、群集)」という対照的な人間のあり方に焦点を当てた本展を、美術批評家の菅原伸也がレビューする。

画家・青木豊の新作個展「Today's」が、東京・天王洲のKOSAKU KANECHIKAで開催される。会期は3月9日〜4月13日。

ヴィデオ・ゲームの芸術性に注目した展覧会「イン・ア・ゲームスケープ:ヴィデオ・ゲームの風景、リアリティ、物語、自我」 (NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] )と、1991年から2001年までのデジタルゲームに焦点を当てた「あそぶ!ゲーム展 ステージ3:デジタルゲーム ミレニアム」(SKIPシティ映像ミュージアム)を、評論家のgnckがレビュー。ゲームの展示に含まれる「没入」と「反省」という鑑賞体験を手がかりに、2つの展覧会を読み解いていく。

今年開廊25年を迎えたロサンゼルスを代表するギャラリーBLUM & POEで、1980年代〜90年代の日本美術にフォーカスした展覧会「パレルゴン」が2月14日にスタートした。2期に分けて開催される本展には、中原浩大や宮島達男、柳幸典などの作家による作品が集結する。第1期は2月14日〜3月23日、第2期は4月6日〜5月19日。

成相肇、橋本聡らによるプログラム「RECALL」の展覧会「既存の展示等を改変:RECALLS」が、東京・目白のTALION GALLERYで開催される。本展は、過去の展覧会などを対象に、依頼を受けることなく改変する「キュレーションのキュレーション」として実施。会期は2月23日〜3月24日。

椅子をはじめとする家具のデザインで知られる、チャールズ&レイ・イームズ夫妻。2人が設計し、1949年に完成したアメリカ・ロサンゼルスの住宅兼スタジオ「イームズハウス」に焦点を当てた展覧会「イームズハウス:より良い暮らしを実現するデザイン」が、東京・東陽町のギャラリーエークワッドで開催される。会期は3月19日〜5月30日。

「水辺とアート」をキーワードに、街全体で壁画や写真の展示を行う「TENNOZ ART FESTIVAL 2019」が、天王洲エリアの7会場で開催される。淺井裕介、小林健太、松下徹のほか国外からも作家が集結し、現地で制作を行う。すべての会場を見ることができるコア期間は3月8日〜4月7日。

1930年代から名古屋を拠点として活躍した写真家・坂田稔は、当時の前衛写真運動を牽引し、独自の写真論を展開した。30年代末からは民俗学へと至り、「常民」の生活を取材。常設企画展として開催された本展は、これまで知られることのなかった前衛のその後の活動を、遺されたプリントとネガからたどるもの。愛知県美術館学芸員の副田一穂が論じる。

36人の優れた和歌の詠み人「歌仙」を描いた鎌倉時代の名品《佐竹本三十六歌仙絵》。100年前に分割されたこの作品が、京都国立博物館の特別展「流転 100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」で集結、過去最大規模になることが発表された。