アートの島、天王洲アイルに壁画が出現。国内外のアーティストが参加する「TENNOZ ART FESTIVAL 2019」をチェック

「水辺とアート」をキーワードに、街全体で壁画や写真の展示を行う「TENNOZ ART FESTIVAL 2019」が、天王洲エリアの7会場で開催される。淺井裕介、小林健太、松下徹のほか国外からも作家が集結し、現地で制作を行う。すべての会場を見ることができるコア期間は3月8日〜4月7日。

三信倉庫に描かれた淺井裕介《どこまでも繋がっていく》

 近年、ギャラリーや美術関連施設が集まり、アートシーンの中心として賑わいを見せている東京・天王洲エリア。今回、天王洲の街全体を舞台に、国内最大級の壁画プロジェクト「TENNOZ ART FESTIVAL 2019」が開催される。

 参加作家は淺井裕介、小林健太、アーティスト・コレクティヴ「SIDE CORE」を率いる松下徹、世界中の様々な場所で壁画制作を手がけるARYZ(アリス)、東京を拠点に独自のスタイルでストリートアートを展開するDIEGO(ディエゴ)、ブラジル出身のグラフィティ・アーティストのラファエルスリクス、難読症を患った経験を元に絵画を制作するルーカス・デュピュイの7名。

三信倉庫に描かれた淺井裕介《どこまでも繋がっていく》
東横INN立体駐車場に描かれたARYZ《“The Shamisen” Shinagawa 2019》

 作家たちは運河沿いの建築物、品川区の公共桟橋待合所、駅の通路など、「水辺」の街である天王洲の特徴を活かした場所に壁画を展開。2月初旬から3月初旬まで、それぞれが現地制作を行っている。また、「ふれあい橋」ではコア期間に小林健太の写真が展示され、夜にはライトアップも実施される。

 「水辺とアート」をキーワードとする天王洲で行われる本プロジェクト。国内外のアーティストによる大規模な壁画を一度に見ることのできる貴重な機会を、逃さずチェックしてほしい。

ふれあい橋に展示された小林健太の「Fireworks #smudge」シリーズ
寺田倉庫T33に描かれたルーカス・デュピュイ《Looking for words》
内山コンクリートの外壁に描かれたDIEGO《東京/ 天王洲》

編集部

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