
珠玉のコレクション76点が初来日。ベルクグリューン美術館展でピカソやマティスなどの主要作品が公開へ
稀代のコレクター、ハインツ・ベルクグリューンが厳選したピカソを中心とするコレクションの数々。その中から20世紀美術のエッセンスとなる作品を厳選し展示する「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」が東京・上野の国立西洋美術館で開催される。会期は10月8日〜2023年1月22日。

稀代のコレクター、ハインツ・ベルクグリューンが厳選したピカソを中心とするコレクションの数々。その中から20世紀美術のエッセンスとなる作品を厳選し展示する「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」が東京・上野の国立西洋美術館で開催される。会期は10月8日〜2023年1月22日。

5月28日、29日の2日間にかけて、アーティスト藤倉麻子が主催する展覧会「手前の崖のバンプール」が東京湾にて開催された。初の物流型展覧会として、参加者に伝えられた指示は事前に送付された材木を所定の目的地まで運輸すること。テーマを「物流・労働・対岸」と掲げ、展覧会の枠組みを大きく超えた本展はいったいどのようなものだったのか? 展覧会での体験を詳細に記述するとともに、本展の可能性について、中島水緒がレビューする

今週開幕する展覧会のなかから、とくに注目したい5つをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

オオタファインアーツが、六本木にある複合施設「THE MODULE roppongi」にビューイングスペース「7CHOME」をオープン。中国の写真作家チェン・ウェイの個展と所属作家によるグループ展を開催している。会期は8月6日まで。

メガギャラリーとして知られるペロタンとペースが、韓国・ソウルにある展示スペースの拡張計画を発表した。今年9月の「フリーズ・ソウル」にあわせて展示プログラムを展開する。

SBIアートオークションがライブ配信型オークション「Bid For Summer」セールを7月15日と16日に開催した。代官山ヒルサイドフォーラムで下見会も開催された本オークションの主要な落札結果を、2日分まとめてレポートする。

平和の尊さを国内外に呼びかけるポスターを制作し、広く発信するJAGDAの「ヒロシマ・アピールズ」。2022年版は佐藤可士和の《NO NUKES NO WAR》が完成した。広島市への贈呈にあわせて、東京と広島でポスターの展示・販売も実施されている(東京 〜8月11日、広島 7月20日〜25日)。

「OIL by 美術手帖」がお送りする、アーティスト同士の対談企画。福岡県出身・在住の浦川大志と、岩手県出身・京都府在住の松田ハル。両者はともに1990年代生まれ。たがいをリスペクトする2人の若手作家が、それぞれの制作、自分たちの世代に感じることから作家としての生き方まで、熱く語り合った。

森アーツセンターギャラリーで開催中の「特別展アリス —へんてこりんな、へんてこりんな世界」。初版の原画からアリスに影響を受けた現代ファッションまでを網羅した大規模展をレポートする

現代美術家・水戸部七絵による初の作品集刊行を記念して「Let’s Have a Dream!」展が東京・銀座蔦屋書店にて開催される。会期は7月30日〜8月12日。また本展に合わせ、マルチプル作品が制作、販売される。

19世紀末を経て芸術の爛熟期を迎えたウィーンに生き、28年という短い生涯を駆け抜けた画家エゴン・シーレ。その大規模回顧展が東京都美術館で開催される。会期は2023年1月26日~4月9日。

プレイヤーが騎空士になって旅するファンタジーゲーム「グランブルーファンタジー」の世界観を再現した体験型アート展「GRANBLUE FANTASY× NAKED, INC. グラブルミュージアム 蒼の追想」が東京ミッドタウン・ホールで開催される。会期は7月30日〜8月28日。

東京・銀座の資生堂ギャラリーにて「第八次椿会 ツバキカイ 8 このあたらしい世界 2nd SEASON “QUEST”」が開催される。会期は8月27日〜12月18日。

コロナ禍による2年間の縮小開催を経て、2019年以来3回目の本格的な規模で構成される「浅間国際フォトフェスティバル2022 PHOTO MIYOTA(以下、PHOTO MIYOTA 2022)」が始まった。

第11回
急増しているアートコレクター。作品が飾られているコレクターの自宅を、自身もコレクターであるコバヤシマヒロが訪問して紹介。作品を愛するそれぞれの人柄が現れるような、千差万別のアートコレクションをお届けします。

第2回
展示の主体である作家の身体を、自ら対象化することで、展覧会や演劇における形式を攪拌させるパフォーマンスを生み出す小寺創太。Token Art Centerでの個展「調教都市」に際して、彼が考える作品、作家、鑑賞者の関係、そこに潜む倒錯や倫理について話を聞いた。

2010年代後半から数多く刊行されてきた初心者向けのアートの指南書の数々。そのなかから、アートライターとして活動する齋藤久嗣が、実際に読んでみて美術鑑賞力の向上に役立った良書BEST5を、ポイントを押さえながら紹介する。

アート作品で使われる色とは、何を表現しているのか。また、見る者に色はどのような影響を与えるのか。そして、色は概念になりうるのか。世界でもっとも多くの人が訪れる現代美術館のひとつ、ロンドンのテート・モダンに常設されている作品から、アートと色の関係を考える。

東京都現代美術館のグループ展「MOTアニュアル」。18回目は大久保あり、工藤春香、高川和也、良知暁の4人のアーティストを迎え、「私の正しさは誰かの悲しみあるいは憎しみ」の副題のもと、大きな構造からこぼれ落ちてしまうものに目を向ける。

1990年代以降再評価の機運が高まり、国内外で高い人気を誇るジャン・プルーヴェ(1901〜1984)。その大規模な展覧会「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」が東京都現代美術館で開幕した。