
金沢21世紀美術館、地震で臨時休館へ
1月1日に石川県能登地方で最大震度7を記録した地震。これを受けて、金沢21世紀美術館は1月2日を臨時休館すると発表した。

1月1日に石川県能登地方で最大震度7を記録した地震。これを受けて、金沢21世紀美術館は1月2日を臨時休館すると発表した。

東京国立博物館は1月1日に「1089ブログ」で藤原誠館長の新年のあいさつを公開。博物館を取り巻く環境について言及されている。

2024年も数々の注目すべき大規模展覧会が予定されている。編集部がとくに注目したい展覧会を開幕日順に紹介する。

ウェブ版「美術手帖」では、2023年に開催された展覧会のなかからもっとも印象に残ったものをアンケート形式で募集(集計期間:12月11日〜25日)。約330件の結果を集計し、寄せられたコメントとともに結果を発表する(対象展覧会は今年行われたもの。昨年から会期がまたぐものも含んでいる)。

コロナが5類に移行し、インバウンドも回復を見せた2023年。美術館・博物館の今年の入場者数はどのような結果となったのか? 三大都市圏の美術館・博物館での大型展を中心に、その動向を振り返る。(※対象展覧会は2023年1月1日〜12月13日の期間に開催されたもので、2022年から会期がまたいでいるものも含む。12月25日時点で開催中のもの、回答がなかったもの、入場者数を公表していないものは含まない)

2023年のウェブ版「美術手帖」で、もっとも読まれた記事を紹介。人気の記事で今年を振り返ってみてはいかがだろうか。

2023年にウェブ版「美術手帖」プレミアムで掲載した記事のなかから、もっとも読まれた10記事を紹介。人気の記事で今年を振り返ってみてはいかがだろうか。

フランス語圏発のマンガを「バンド・デシネ」(または「BD(ベーデー)」)と呼ぶのを聞いたことがあるだろう。イギリスやアメリカでは「グラフィックノベル」と呼び、いまやこの呼称のほうがより一般的になってきたが、概して、オールカラーで描かれ、重要人物の伝記や、社会派の内容であることが多いといえる。そのうえで、プロットの創意工夫をはじめ、実験的なコマ割りや絵の描き方など、芸術的な要素がちりばめられているのが大きな魅力だ。しかし近年、国を問わず若手の作者が多く登場・活躍し、そのあり方はより自由で多彩になっている。ここでは、この冬読みたいグラフィックノベル10選を紹介。多様な進化を続けるグラフィックノベルの魅力と出会うきっかけに。

今年はミュージアムを取り巻く厳しい状況が一躍注目を集める年となった。ここではウェブ版「美術手帖」で取り上げたニュースをもとに、2023年のアートシーンを振り返る。

今年はミュージアムとお金の問題がフィーチャーされる年となったと言える。年初には東京国立博物館館長が光熱費の増大を受けて、週刊誌に緊急寄稿を公開。夏には大阪府所蔵の美術作品105点が地下駐車場に6年間放置されていたことが明るみになり、その売却にも話が及んだ。また国立科学博物館は資金的な危機を訴えクラウドファンディングを実施し、9億円という膨大な支援を得た。こうした状況をもとに、国立美術館理事の経験を持つ文化政策の専門家、同志社大学・太下義之教授とともにミュージアムのコレクションの未来を探る。

彫刻家・名和晃平とダンサー・田中泯の初のコラボレーションとなる舞台が山梨・甲府のYCC県民文化ホール(山梨県民文化ホール)で1月10日、11日に上演される。

第13回
数多く開催された2023年の展覧会のなかから、有識者にそれぞれもっとも印象に残った、あるいは重要だと思う展覧会を3つ選んでもらった。今回は金沢21世紀美術館学芸員であり、The 5th floorやキュラトリアル・コレクティヴHB.としても活動する髙木遊のテキストをお届けする。

日本橋髙島屋S.C.本館で、織田コレクションから100脚の名作椅子を紹介する「椅子とめぐる20世紀のデザイン展」が開催される。会期は、2024年2月29日~3月18日。

第12回
数多く開催された2023年の展覧会のなかから、有識者にそれぞれもっとも印象に残った、あるいは重要だと思う展覧会を3つ選んでもらった。今回は国際芸術センター青森[ACAC]学芸員の慶野結香による、東北地方で2023年に開催されたベスト展覧会をお届けする。

第12回
経済発展を背景に、中国では毎年新しい美術館・博物館が続々と開館し、ある種珍異な光景を見せている。本連載では、そんな中国の美術館生態系の実態をインディペンデントキュレーター・金澤韻が案内。最終回は、2023年に開館した泰康(タイカン)美術館をお届けする。

今年9月に閉館したヴァンジ彫刻庭園美術館の跡地利用の予算を静岡県議会が可決。美術館の施設・土地を有効に活用した静岡県の「新たな文化施設」とする方向性を打ち出している。

パンデミックを契機として、社会の在り方や私たちの暮らし、労働は大きく変化した。こうした社会状況を現代美術を通して考察する「遠距離現在 Universal / Remote」展が熊本市現代美術館で開催された。同展を、インディペンデント・キュレーターの田中雅子がレビューする。

東京・表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京は、イギリス出身のアーティスト、マーク・レッキーによる個展「FIORUCCI MADE ME HARDCORE FEAT. BIG RED SOUNDSYSTEM」を開催する。会期は2024年2月22日〜8月18日。

昨年10月1日に開館40周年を迎えた東京・目黒の東京都庭園美術館。これを記念した展覧会「開館40周年記念 旧朝香宮邸を読み解く A to Z」が開催される。会期は2024年2月17日〜5月12日。

全面的に復活したアートフェアからオークションニュース、ギャラリー進出まで。美術手帖で取り上げたニュースを中心に2023年のアートマーケットを振り返る。