1日平均30万人が行き交う、イタリア・ミラノでもっとも賑やかな移動の中心地であるミラノ中央駅。同駅をパブリックギャラリーに変身させ、モンクレールが「An Invitation To Dream(夢への招待状)」と題した展覧会を開催する。
夢を見ることをブランドのクリエイティブなパワーの原動力として、前進し続けてきたモンクレール。会長兼CEOのレモ・ルッフィーニは次のように語っている。「夢を見続けることによって、私たちは何を実現可能なのか、どのように世界中の人々と影響を与え合えるかを模索することができる。新しいことをするだけでなく、より良いものをつねに目指している」。
今回の展覧会では、パブリッシャーのジェファーソン・ハックのキュレーションのもと、駅構内の200を超えるビルボードやスクリーンをジャック。写真家ジャック・デイヴィスンの撮影によるドリーマーたちのポートレイトや言葉が展示され、夢幻の風景をつくり出し人々の想像力を掻き立てる。
ドリーマーには、アーティストのダニエル・アーシャムや歌手のリナ・サワヤマをはじめ、ディーパック・チョプラ、イサマヤ・フレンチ、ライラ・ゴハール、ジェレミー・O・ハリス、フランチェスカ・ヘイワード、ジュリアンノックス、ルース・ロジャース、スマイヤ・ヴァリー、ザヤ、そしてレモ・ルッフィーニが登場する。
ハックは次のようにコメントしている。「このキュレーション・コミュニティは、私に夢を見る勇気を与えてくれる、文化を超えたクリエイティブな先見者たちの代表だ。彼らは今日の現実を切り開く存在であり、彼らの作品には新たな希望と可能性が秘められている。彼らの作品と活動に見られる深く変容的な側面こそが、現代に不可欠なアーティストの要素であり、このプロジェクトに不可欠なのだ」。
同駅での展示は4月15日から21日までの予定。その後、世界中の観客に届けるキャンペーンとして、「An Invitation To Dream」が世界的に展開されるという。