東京・原宿を拠点とするオークションハウス「NEW AUCTION」が、第6回となる公開型オークション「NEW 006」を4月27日に開催する。
目玉作品としては、アンディ・ウォーホルの代表シリーズ「マリリン・モンロー」から人気の高い《ピンク・マリリン》が挙げられる。マリリン・モンローの死から5年後の1967年に制作された本シリーズは、シルクスクリーンという技法を用い、連続と差異を繰り返しみせることで、人々の持つイメージに対し疑問を投げかけたアメリカン・ポップ・アートの代名詞とも言える作品だ。
このほか、横尾忠則が1980年代の画家宣言後、最初期に描いたとされる《灰塚輝三氏の肖像》や、現在、京都市京セラ美術館で大規模な展覧会を開催している村上隆の生と死を連想させる大型ペインティング作品《BlueSkull》、絵具の質感やストロークの痕跡など実際に作品と対峙することでしか伝わらない表現を行う武田鉄平の《絵画のための絵画作品》など、時代や国籍を超えながらつながる美術の系譜を感じる作品が多く出品される予定となっている。
その他の主な出品作品には、パブロ・ピカソ、ヨーゼフ・ボイス、ニコラ・ド・スタール、エルズワース・ケリー、ドナルド・ジャッド、ケネス・ノーランド、クリストファー・ウール、ヴォルフガング・ティルマンス、東松照明、大谷工作室、くらやえみ、ハロシ、KYNE、花井祐介などの作品もある。
なお4月20日〜26日には、渋谷MIYASHITA PARKにある「SAI」でプレビューが開催され、すべての出品作品を実際に鑑賞することができる。