京都市美術館を大規模改修して開館する京都市京セラ美術館。その開館時期が、三度延期となった。
同館は、当初3月21日に開館予定だったが、新型コロナウイルスの影響により「4月4日」→「4月11日」と開館時期を延長させてきた。そして今回、さらなる延期が発表。「5月6日までを目途に、当面の間、開館を延期」することが明らかにされた。
同館では、こけら落としとして3部構成となる開館記念展「京都の美術 250年の夢」(~12月6日)と「杉本博司 瑠璃の浄土」(~6月14日)を予定。仮に開館が5月6日で展覧会スケジュールに変更がなければ、杉本博司展の会期はわずか約1ヶ月となる。
同館では「今後の新型コロナウイルス感染症の状況によっては、更に予定を変更する可能性」も示唆。政府や京都市の方針に大きく左右されそうだ。
なお、同じく今年開館を控える青森県の弘前れんが倉庫美術館も、当初の開館予定日であった4月11日からの延期を発表。こちらは開館の目途は立っていない。