
高田賢三の個人コレクションがパリで競売。約3億2000万円の総売上を達成
昨年新型コロナウイルスの合併症によって逝去したファッションデザイナー・高田賢三の個人コレクションが、5月11日にパリで競売にかけられ、約3億2000万円の売上高を記録した。

昨年新型コロナウイルスの合併症によって逝去したファッションデザイナー・高田賢三の個人コレクションが、5月11日にパリで競売にかけられ、約3億2000万円の売上高を記録した。

第6回
現代美術の可能性を拡張するアーティストやスペース、プロジェクトを取り上げるシリーズ「美術の新たな目つきを探して」。第6回は、世界的に著名なアーティストやキュレーターとのコラボレーションを数多く実現させてきた、倉敷芸術大学の川上幸之介研究室に話を聞く。

アントニー・ゴームリー、アレックス・カッツ、エリザベス・ペイトンなどの著名アーティストを取り扱っているメガギャラリー「タデウス・ロパック」が、今年10月にソウルに新しいスペースをオープンする。

国際的に活躍する1組のアーティストを招き、地域性を活かしたアートプロジェクトを実現する個展形式の芸術祭「in BEPPU」が2020年12月から3ヶ月間開催された。5回目となる本年の招聘作家は梅田哲也。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、集客型の大型芸術祭が中止するなか、本展はポストコロナにおける新たな芸術祭モデルとなり得たか、また、地域芸術祭としての批評性はいかなるものだったのか。高嶋慈がレビューする。

アーティストの異なる3つのキャリアステージに合わせ、資金援助など約2年にわたってアーティストの成長や制作活動の発展をサポートする「三菱商事アート・ゲート・プログラム」が、5月13日より申請受付をスタートさせた。スカラシップ、ブレイクスルー、アクティベーションの3部構成となる同プログラムでは、1名(組)のアーティストにつき最大400万円の支援金を提供し、メンターによるアドバイスや、2年間の成果発表の場としての展覧会などの機会も与える。

公益社団法人経済同友会が「アート産業活性化に向けたエコシステムの構築」を発表。国内のアート産業の現状と課題を分析しつつ、今後の活性化に向けた8つの提言をまとめた。

バンクシーの《Love is in the Air》が5月12日にサザビーズ・ニューヨークの現代美術イブニングセールで1290万ドル(約14億円)で落札された。同作の入札は、実物の作品に対して初めての暗号通貨での支払いが可能になった。

大阪のギャラリーノマルで初個展「ユニーク」が開催中の山田千尋。同じモチーフからなる作品を複数展示し、筆致や色彩のバリエーションからものの見方や感じ方の多様性を提示する彼女に、会場で話を聞いた。

ベルギー・ブリュッセルで昨年誕生したばかりのマスクブランド「kowi kowi®(コウィコウィ)」が日本に上陸。ゴッホやマグリットといった様々なアートを取り入れたラインナップに注目だ。

文化芸術分野における国の栄誉機関である「日本芸術院」。その在り方を見直す検討会議の第5回が文化庁で行われ、提言のとりまとめが明らかにされた。

コロナ禍でのオリンピック開催とさらなる都市開発に揺れる東京。アーティストの光岡幸一は、原宿・BLOCK HOUSEでの個展で、暗渠化された渋谷の川を滝としてギャラリーに取り込み、会期中、その水の飛沫で写真作品やオブジェに変化を与えつづけた。その光景から浮かび上がる人間の営みや都市の機微とはいかなるものか? キュレーターの檜山真有が論じる。

写真界の次世代を担う若手を発掘する第23回写真「1_WALL」展が、5月18日〜6月19日に銀座のガーディアン・ガーデンで開催される。今回のファイナリストは、香取声、木原千裕、佐久間靖浩、曾迪生、長谷川愛実の5名。6月3日に行われる公開最終審査会で選出されるグランプリ受賞者には、1年後の個展開催の権利と個展制作費30万円が贈られる。

東京・銀座のガーディアン・ガーデンが主催する、若手クリエイターの個展開催の権利をかけた公募展「1_WALL」 。第24回となるこの公募展のエントリー受付が、グラフィック部門は5月31日から、写真部門は7月5日から開始される。

ジャン=ミシェル・バスキアの絵画《In This Case》(1983)がクリスティーズ・ニューヨークの21世紀美術イブニングセールで9310万ドル(約101億円)で落札。バスキアのオークションにおける過去最高額の2番目を記録した。

今年4月に就任した都倉俊一文化庁長官が、「文化芸術に関わる全ての皆様へ」と題したメッセージを公開した。

5月12日より再開を予定していた東京国立近代美術館が臨時休館の延長を決定。これにより、展覧会「あやしい絵展」が終了となる。

12日からの再開を発表していた国立美術館・国立博物館が、一転して「休館継続」することとなった。都の反発を受け、対応を変えたかたちだ。

3度目の緊急事態宣言が31日まで延長されるのを受け、都内の美術館は対応に追われている。国が運営する国立美術館は12日からの再開に踏み切るいっぽう、都立の美術館は休館を継続。同じエリア内でも判断がわかれた。

イギリス王室コレクションなど以外の個人が所有する8枚のレオナルド・ダ・ヴィンチのドローイングのうちの1枚である《Head of a Bear》が、7月8日にクリスティーズ・ロンドンで開催されるオークションに出品。予想落札価格は800万〜1200万ポンドとなる。

4月25日から始まる3度目の緊急事態宣言を受けて休館する美術館・博物館をまとめました。情報は判明した施設から順次更新しています。最新の情報は各館公式サイトをご確認ください。