松山智一が語るアーティストの社会的役割とは? 国内3年ぶりの個展がKOTARO NUKAGAの新スペースで開幕

天王洲に拠点を置くKOTARO NUKAGAが、新たなスペースを六本木のピラミデビルにオープン。そのこけら落としとなるのは松山智一にとって国内では3年ぶりとなる個展だ。本展開催に際し、アメリカから帰国した松山と、ギャラリーオーナーの額賀古太郎が記者会見を行った。

NEWS / REPORT

サザビーズのコンテンポラリーアート部門アジア地区統括・寺瀬由紀が7月に退任。独立へ

サザビーズのコンテンポラリーアート部門アジア地区統括を務めている寺瀬由紀が今年7月をもって退任。独立することが発表された。アレックス・ブランジックとマックス・ムーアが、それぞれ新たに設立されるモダン・コンテンポラリーアート部門アジア地区のチェアマンとコンテンポラリーアートセールス部長に就任する。

NEWS / MARKET

政治やメディアが越境する磁場としてのアスリートの身体。中島水緒評 「東アジアを駆け抜けた身体―スポーツの近代―」展

日本植民地期の台湾人アスリート、張星賢(ちょう・せいけん)の競技人生に焦点を当て、日本と東アジアの近代史を見つめ直す「東アジアを駆け抜けた身体―スポーツの近代―」展が国立歴史民俗博物館にて開催された。スポーツの歴史のなかから浮かび上がるアスリートのサインとは何か。美術批評の中島水緒がレビューする。

REVIEW

食べることと身体をめぐる芸術の政治。清水知子評 約束の凝集 vol.2 永田康祐「イート」展

長谷川新をゲストキュレーターに迎えた、gallery αMでの2020〜21年度プロジェクト「約束の凝集」。その第2回として、永田康祐の個展「イート」が開催された。食べるという行為や、それに応じて組織される主体について、そして「口」についてを考察した本展を、文化理論家の清水知子がレビューする。

REVIEW

クリスティーズが20・21世紀美術のセールで約844億円の総売上を達成。ピカソの大作は約113億円で落札

5月11日〜14日にニューヨークで開催された「21世紀美術」「20世紀美術」イブニングセールと3つのデイセールで、クリスティーズが合計約7億7270万ドル(約844億円)の売上高を記録した。パブロ・ピカソの《Femme assise près d'une fenêtre(Marie-Thérèse)》(1932年)は1億341万ドル(約113億円)で落札され、2年ぶりにオークションでは1億ドルを超えた作品となった。

NEWS / MARKET

美術館は「不要不急」なのか? 日本博物館協会専務理事・半田昌之に聞く、ミュージアムの現状と課題

3度目の緊急事態宣言が延長されるなか、美術館界では国立と都立でその再開をめぐり混乱が生じた。文化庁はミュージアムでの安全性を主張し、休館に合理性がないとする。いっぽうで都は人流抑制のために休館を要請したが、劇場など他の施設における対応との整合性がとれていない。こうした状況を踏まえ、ミュージアムをめぐる状況はいまどうなっているのかについて、公益財団法人日本博物館協会の専務理事・半田昌之に話を聞いた。

INTERVIEW