最果タヒの詩が神戸の街に。都心・三宮再整備のアートプロジェクトで作品が展示中

神戸市の都心・三宮再整備 街中アートプロジェクトとして、「最果タヒと街の風景」が実施中。最果タヒの書き下ろしによる詩が、街中の仮囲い2ヶ所に10月まで展示されている。

神戸市本庁舎2号館 作品イメージ

 神戸市本庁舎と東遊園地の再整備、建築家・安藤忠雄の寄付による「こども本の森 神戸」の建設など、再整備が進められている神戸市三宮。現在、都心・三宮再整備 街中アートプロジェクトとして、「最果タヒと街の風景」が実施されている。

 プロジェクトでは、市役所本庁舎2号館解体工事の仮囲い(約100メートル)と、「こども本の森 神戸」建設工事の仮囲い(約50メートル)の2ヶ所に、詩人・最果タヒ書き下ろしの作品を展示。期間は10月までを予定している。

神戸市本庁舎2号館 作品イメージ
「こども本の森 神戸」作品イメージ

 これまでも街に詩を持ち出すことに関心を持ち、歩道に詩を印刷した「さいたま国際芸術祭2020」での展示や、企業広告への詩の提供などの活動を行ってきた最果。本作のグラフィックデザインは、長年書籍のデザインや展覧会でタッグを組んできたデザイナー・佐々木俊が手がける。

 最果は、壁に書かれた詩の言葉を追いかけることで、「自分がその言葉を読むときに、やっとその言葉が生まれてきたような、そんな錯覚があるように思うのです」と寄せている。同プロジェクトでは、再整備によって変わりつつ街のなかで、自然に言葉と出会う体験をすることができるだろう。

「こども本の森 神戸」作品イメージ

編集部

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