
4年の休館を経て滋賀県立美術館が開館。「リビングルーム」のような美術館目指す
2017年4月からリニューアル整備のため長期休館してきた滋賀県立近代美術館が、新たに「滋賀県立美術館」として開館を迎えた。ディレクター・保坂健二朗が目指す「リビングルームのような美術館」とはどのような姿となっているのか。レポートでお届けする。

2017年4月からリニューアル整備のため長期休館してきた滋賀県立近代美術館が、新たに「滋賀県立美術館」として開館を迎えた。ディレクター・保坂健二朗が目指す「リビングルームのような美術館」とはどのような姿となっているのか。レポートでお届けする。

2018年から東京都とトーキョーアーツアンドスペースが運営する「Tokyo Contemporary Art Award(TCAA)」。中堅アーティストのさらなる活躍をサポートするために創設されたこの賞の第1回受賞者、下道基行と風間サチコの受賞記念展が東京都現代美術館で開催されている。

現代芸術振興財団が主催するアートアワード「CAFAA賞」。「CAFAA賞2020」のファイナリストにはAKI INOMATA、金沢寿美、 田口行弘の3名が選ばれた。ファイナリストが都内で開催される個展に向けて作品を制作。6月1日より東京・六本木のピラミデビル4階にて開催される各作家の個展を経たのち、最終選考にてグランプリ1名が選ばれる。ファイナリストに選ばれた田口行弘に、制作について話を聞いた。

上海を代表するアートフェア「アート021」がプロデュースするアートフェア「JINGART(ジン・アート)」が、6月10日に北京の「北京展覧館」でスタートした。そのハイライトを紹介する。

PARCOでは日頃の感謝を込めた抽選プレゼントキャンペーン「PPPP」を開催中。全国のPARCO18店舗で6月24日まで開催している。

絵(平面作品)と言葉が融合して、ひとつの世界を表わす作品を募る公募展「絵と言葉のチカラ展」の募集が始まった。応募締切は12月26日まで。

『美術手帖』4月号特集「アーカイヴの創造性」関連トークイベントが開催。修復家・田口かおりのレクチャー(5月26日)に続き、6月10日には上崎千と奥村雄樹の対談が行われる。

今年2月にオープンした日本で2つ目のエスパス ルイ・ヴィトンとなる「エスパス ルイ・ヴィトン大阪」のオープニング展覧会として開催されているジョアン・ミッチェルとカール・アンドレの2人展「Fragments of a landscape(ある風景の断片)」。本展のうち、5月に新たに2作品が追加されたジョアン・ミッチェルについて、国立国際美術館上席研究員の安來正博が美術史の視点からその重要性を読み解く。

輸入車やアート、家具の販売事業などを展開する株式会社アトランティックカーズが、6月4日に「Rikka Gallery 麻布台」をオープンさせる。こけら落としとなる展覧会は、水戸部七絵と高山夏希が参加する「HUMANITY」(6月4日〜6月25日)だ。

フィリップスが6月7日から8日にかけて、20世紀・現代アート&デザインセールを香港と北京の2ヶ所にてポリーインターナショナルオークションと共同開催する。ゲルハルト・リヒターやバンクシーなどの欧米人のアーティストから、奈良美智や草間彌生などの日本人アーティストまで、セールのハイライト作品を紹介しよう。

3度目の緊急事態宣言が延長され、その範囲も拡大するなか、ミュージアムをめぐる経営状況は厳しさを増している。こうした状況下、昨年にはいくつかの美術館・博物館が運営資金を調達するプロジェクトを立ち上げ、多くの支援を得た。この経緯を踏まえ、クラウドファンディングサービス「READYFOR」で文化部門のマネージャーを務める廣安ゆきみに、コロナ禍における美術館とクラウドファンディングのあるべき姿について話を聞いた。

現代芸術振興財団が主催するアートアワード「CAFAA賞」。「CAFAA賞2020」のファイナリストにはAKI INOMATA、金沢寿美、 田口行弘の3名が選ばれた。ファイナリストが都内で開催される個展に向けて作品を制作。6月1日より東京・六本木のピラミデビル4階にて開催される各作家の個展を経たのち、最終選考にてグランプリ1名が選ばれる。ファイナリストに選ばれたAKI INOMATAに、制作について話を聞いた。

6月5日、北京のオークションハウス・華藝國際(ホリーズ・オークション)が近代・現代美術イブニングセールを開催する。同オークションでハイライトとして出品されるのが、中華系フランス人の画家・常玉(サンユー)の絵画《Chevaus(群馬)》(1932)だ。サンユーが馬を描いた背景や同作の魅力を紹介する。

今回で第3回となる現代美術賞「Tokyo Contemporary Art Award」の受賞者が、写真家の志賀理江子とアーティストの竹内公太に決まった。3月21日、東京都現代美術館で開かれた受賞記念シンポジウムには、受賞者や選考委員が登壇。同賞のこれまでとこれからを語るとともに、受賞者からは、「賞の枠組みを超えるような能動的なアクションについて考えていきたい」との発言も飛んだ。

クマ財団の第4期奨学生41名によるオンライン展示会「KUMA EXHIBITION 2021」が開催される。会期は4月27日〜5月31日。

開館から1年4ヶ月が経ったアーティゾン美術館(東京・京橋)の大規模コレクション展第2弾「STEPS AHEAD:Recent Acquisitions 新収蔵作品展示」が好評だ。5年間の建て替え休館中に新たに収集した作品より、初公開の約100点を含む約200点を披露し、若い層も引き寄せている。拡張しつつ前進するコレクションの現在形を、本展を企画した新畑泰秀学芸課長に聞いた。

写真界の次世代を担う若手を発掘する第23回写真「1_WALL」展が、5月18日〜6月19日に銀座のガーディアン・ガーデンで開催される。今回のファイナリストは、香取声、木原千裕、佐久間靖浩、曾迪生、長谷川愛実の5名。6月3日に行われる公開最終審査会で選出されるグランプリ受賞者には、1年後の個展開催の権利と個展制作費30万円が贈られる。

東京・銀座のガーディアン・ガーデンが主催する、若手クリエイターの個展開催の権利をかけた公募展「1_WALL」 。第24回となるこの公募展のエントリー受付が、グラフィック部門は5月31日から、写真部門は7月5日から開始される。

人々の記憶や時の流れといったテーマを銀箔での表現で作品を制作してきた能條雅由。その最新の個展「Stillness」が、4月24日〜6月12日に東京・天王洲のYUKIKOMIZUTANIで開催される。本展では、能條の代表的なシリーズ「Mirage」を国内では初めての大きなスケールで展示し、蜃気楼のように鑑賞者の遥かなる記憶の残像を呼び起こす。

アートコレクターとしても知られる前澤友作が会長を務める公益財団法人現代芸術振興財団。同財団が主催する、国内最大級の学生向けアートアワード「CAF賞」が作品募集を5月1日から開始する。応募締め切りは6月30日18時。