展示や鑑賞の場だけでない。水戸芸術館現代美術センターで探る「アートセンターをひらく」ことの意義
移り変わる今日の社会のなかでアートセンターに求められる役割を探求する企画「アートセンターをひらく」の第2弾が、水戸芸術館現代美術センターで始まった。本展の見どころをレポートする。
移り変わる今日の社会のなかでアートセンターに求められる役割を探求する企画「アートセンターをひらく」の第2弾が、水戸芸術館現代美術センターで始まった。本展の見どころをレポートする。
規格外野菜の価値を見つめ直すため、野菜を様々な表現手法で作品化して展示する展覧会「アートな青果展」が「ITOCHU SDGs STUDIO」で開催されている。会期は9月18日まで。
世界に誇る最古の物語『源氏物語』をはじめ、日本には物語を様々かたちで視覚化した美術がある。たんなる文章の挿絵にとどまらず、独立して屏風や掛軸、工芸品に展開され、日々の生活空間を彩ってきた「物語」に注目する企画展「物語る絵画」が根津美術館で開催中だ。「物語」の定義を広くとって紹介される作品は、ときにテーマを呼応させつつ、いにしえの人びとが物語の何に、どこに惹かれたのかを伝えてくれる。
ニューヨークを拠点に幅広い表現活動を続けている作家・荒木珠奈による初の回顧展「うえののそこから『はじまり、はじまり』荒木珠奈 展」が東京・上野の東京都美術館でスタートした。会期は10月9日まで。
抱き合う恋人やさまざまな動物を色彩あふれる幻想的な情景に描き、「愛の画家」といわれるシャガールの版画作品を紹介する展覧会「マルク・シャガール 版にしるした光の詩(うた) 神奈川県立近代美術館コレクションから」が世田谷美術館で開催中だ。年代も技法も異なる6つの版画集で追う空間は、シャガールのもうひとつの魅力とともに、版画芸術の多彩な愉しみを提示する。
東京都現代美術館で、日常のコミュニケーションにあふれている「共感」に着目しつつ、これを相対化する展示「あ、共感とかじゃなくて。」が始まった。会期は11月5日まで。
今週開幕する/した展覧会から、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。
ユニクロは、 Tシャツをキャンバスとしてとらえ、自由な発想でグラフィックやメッセージなどを表現するデザインコンペティション「UT GRAND PRIX 2024(UTグランプリ) 」 の公募を開始した。今年は「DISCOVERIES OF THE LOUVRE」がテーマ。
クリスティーズが、2023年上半期の売上高を発表した。32億ドル(約4423億円)/25億ポンド(約4529億円)の数字は、過去5年間の平均売上高の24億ポンドを上回っているものの、前年同期比で23パーセント減少している。
虎ノ門エリアの大規模開発である「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」が7月14日に竣工。10月6日の開業に向けて詳細が明らかにされた
明治時代の外国人画家やその影響を受けた日本人画家による、風景画や人物画を集めた高野光正コレクション。この貴重なコレクションを体験できる展覧会「高野光正コレクション 発見された日本の風景」が、日本橋高島屋S.C.本館8階ホールで開催される。会期は8月17日〜9月3日。
愛知・長久手の愛・地球博記念公園内に昨年オープンしたジブリパーク。その第2期エリアとなる「もののけの里」と「魔女の谷」が、それぞれ11月と24年3月にオープンする。
SBIアートオークションは7月14日と15日に代官山ヒルサイドフォーラムにて「Modern And Contemporary Art」セールを開催した。2日間にわたるセールの主要な落札結果をまとめてレポートする。
100歳を迎えていまなお、現役の染色家として老若男女の心をとらえる作品を生み出している柚木沙弥郎と、ともに切磋琢磨してきた陶芸家、工芸家、染色家などに注目する「柚木沙弥郎と仲間たち」が大阪高島屋、日本橋高島屋S.C.で開催される。
横浜高島屋ではじつに10年ぶりとなるモーリス・ユトリロの回顧展が、9月13日〜10月2日の会期で開催される。国内のコレクションから約70点が一堂に展示される貴重な機会だ。
古代より、知識や暦を司り政治や文化に影響を及ぼしてきた陰陽師。彼らがどのような存在だったのかに迫る企画展示「陰陽師とは何者か ―うらない、まじない、こよみをつくる―」が、千葉・佐倉の国立歴史民俗博物館で開催される。会期は10月3日〜12月10日。
東京・表参道のエスパス ルイ·ヴィトン東京で、ウェールズ出身のアーティスト、ケリス・ウィン・エヴァンスによる個展が開幕。パリから来日した5作品が展覧されている。会期は2024年1月8日まで。
エプソンが、美術館のDX(デジタルトランスフォーメーション)の事例を紹介をするオンライントークショー、「Co-Creation Meeting MuseumDXについて考える。~デジタル・アーカイブとデータの活用方法~」を開催。紹介される事例は、エプソンスクエア丸の内 エプサイトギャラリーで開催される展覧会「なつやすみはアートであそぼう!〜出張美術館・深掘り!?美楽(びがく)展〜」(7月26日~9月1日)で実際に見ることができるという。
グッチが、同ブランドからインスピレーションを得たアーティストによる21点のNFT作品をクリスティーズのオンラインオークションに出品している。入札は7月25日まで。
北京オリンピックのメインスタジアムとして建設されて「鳥の巣」のニックネームで知られる北京国家体育場から、ミッドセンチュリーに建てられた元火力発電所を大胆に改造したロンドンのテート・モダン、一度見たら忘れられないガラス張りに斜め格子模様の東京のプラダ青山店まで。世界中にその街のランドマークとなるような建物を創り続けるスイスの建築家ユニット、ヘルクォーツ&ド・ムーロン。彼らのエキシビションがロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツで開催されている。