クリスティーズ、2023年上半期の売上高は約4500億円。過去5年間の平均をわずかに上回る結果に
クリスティーズが、2023年上半期の売上高を発表した。32億ドル(約4423億円)/25億ポンド(約4529億円)の数字は、過去5年間の平均売上高の24億ポンドを上回っているものの、前年同期比で23パーセント減少している。
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昨年、「美術品市場史上最高」という84億ドル(約1兆1121億円)の総売上高を記録したクリスティーズが、今年上半期の売上高を発表した。
今年上半期の総売上高は32億ドル(約4423億円)/25億ポンド(約4529億円)で、前年同期比で23パーセント減少しているものの、過去5年間の平均売上高の24億ポンドを上回っている。地域別で見ると、アメリカ、EMEA(ヨーロッパ、中東及びアフリカ)、APAC(アジア太平洋)の顧客による売上高は、それぞれ39パーセント、35パーセント、26パーセントを占めており、APACは前年同期の22パーセントから増加している。
同社APAC社長のフランシス・ベリンは、7月12日にオンラインで行われたプレスカンファレンスで「香港を含む各セール会場において、またカテゴリーを問わず、コレクターの活動は引き続き非常に活発だ」と話している。
ベリンによれば、香港では今年上半期に4億ドル(約553億円)の売上高を達成したという。5月に行われた20世紀・21世紀美術セールでは、ジェフ・クーンズの《聖なるハート(マゼンタ/ゴールド)》が約6100万香港ドル(約10億8000万円)で落札され、作家のアジアレコードを記録。また、クーンズの作品に加え、バスキア、草間、マグリットの合計4作品が5000万香港ドル(約8億9000万円)を超えて落札され、7名のミレニアム世代アーティストを含む14名のアーティストレコードが新たに樹立された。
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