NEWS

佐藤直樹にとって絵画とは何か? 「佐藤直樹展:紙面・壁画・循環」が太田市美術館・図書館で開幕

美術館と図書館の複合施設である、群馬県の太田市美術館・図書館で、本と美術の多様な関わりをテーマとした展覧会シリーズ「本と美術の展覧会」の第3弾「佐藤直樹展:紙面・壁画・循環」が開幕した。本展では、デザイナー/アートディレクターとして活動しながら、近年は絵画制作に打ち込む佐藤の仕事を、その両面から紐解いていく。

NEWS / REPORT

「堂島リバービエンナーレ2019」が7月開催。ゴダールの最新作『イメージの本』からインスパイアを受けて

2008年から2年に1度行われてきた「堂島リバービエンナーレ」の今年のテーマは「シネマの芸術学–東方に導かれて–」。キュレーターに飯田高誉を迎えた今回は、ジャン=リュック・ゴダールの映画『イメージの本』からインスパイアされた構成となる。会期は7月27日〜8月18日。

NEWS / EXHIBITION

「具体」のリーダー・吉原治良による「円」の探求。個展「The Persistence of Form」がファーガス・マカフリー東京で開催

「具体美術協会」のリーダーであり、日本の抽象画のパイオニアでもあった吉原治良。その半世紀にわたる画業の代表作である、一連の「円」の作品に焦点を当てた個展「The Persistence of Form」が、東京・表参道のファーガス・マカフリー東京で開催される。会期は6月29日〜8月7日。

NEWS / EXHIBITION

予想落札額約180億円の「失われたカラヴァッジョ」が競売前に売却。購入者と売却額は非公開

失われていた1607年のカラヴァッジョ作とされる《ユディトとホロフェルネス》が、6月27日のオークションに登場する前にプライベート契約で売却された。予想落札価格が1億から1億5000万ユーロ(122億〜184億円)と推定されていた本作の売却額や購入者の身元は、秘密保持契約によって非公開となっている。

NEWS / MARKET

絵を見るとき、あなたは何を見ているの? 栃木県立美術館の企画展で、藤田嗣治による最初期の自画像が初公開

栃木県立美術館で、どのように絵画は生まれたのか、鑑賞者はそこに何を発見するのかを探る企画展「絵を見るとき、あなたは何を見ているの?」が開催される。本展では、昨年宇都宮市内で発見された藤田嗣治による最初期の自画像も特別展示。会期は6月29日〜8月25日。

NEWS / EXHIBITION

田名網敬一が見せる「楽園」。川崎市市民ミュージアムのコレクションから、立体作品や実験映像など約110点が一堂に

川崎市市民ミュージアムで「コレクション展 田名網敬一の楽園 空中回廊」が開催される。本展では同館のコレクションから、70年代後半から90年代にかけての田名網作品を紹介。連作ペインティングや立体作品、実験映像作品まで約110点を展覧する。会期は7月9日〜8月25日。

NEWS / EXHIBITION

出光美術館が若冲《鳥獣花木図屏風》など190点をプライスコレクションから購入。2020年に展覧会開催へ

東京・丸の内の出光美術館が、アメリカの日本美術コレクターとして知られるエツコ&ジョー・プライス夫妻(プライス財団)によるコレクションから、その一部である190点を購入。2020年9月19日より、特別展「江戸絵画の華」として、伊藤若冲《鳥獣花木図屏風》など約80点を公開する。

NEWS / HEADLINE

現代美術の批評/美学/理論を連続講座で学ぶ、美術手帖×NADiff『これからの美術がわかるキーワード100』レクチャーが開催中

2010年代の注目すべきアートの動向、新概念を100のキーワードで解説する『これからの美術がわかるキーワード100』を教科書に、各カテゴリの執筆陣が講義を行う連続レクチャーイベントが、東京・恵比寿のNADiff a/p/a/r/tで6〜9月に月1回開催中。現在第2〜4回の参加を受け付けている。

NEWS / HEADLINE

マームとジプシーが『ぬいぐるみたちがなんだか変だよと囁いている引っ越しの夜』を再演。歌人・穂村弘、ブックデザイナー・名久井直子と共作

藤田貴大率いるマームとジプシーは、2012年より多ジャンルの作家とのコラボレーションシリーズ「マームと誰かさん」を実施している。17年12月には歌人・穂村弘とブックデザイナー・名久井直子との共作『ぬいぐるみたちがなんだか変だよと囁いている引っ越しの夜』を発表。今回、本作が初演から約2年の時間を経て、京都・三重・長崎など各地で再演されることが決定した。

NEWS / EXHIBITION

玉山拓郎と平田尚也による展覧会「I FEEL FOR YOU」が天王洲・T-PASSAGEで開催。ふたりが生み出す展示空間とは?

これまで天王洲キャナルイースト各所を舞台に行われてきた、寺田倉庫によるアートプロジェクト「TOKYO CANAL LINKS」。その第12回として、玉山拓郎と平田尚也による2人展「I FEEL FOR YOU」がT-PASSAGEで開催される。会期は6月28日〜7月26日。

NEWS / EXHIBITION

ロエベ クラフト プライズ 2019、大賞は石塚源太。漆で「工芸の先」を見つめる

ラグジュアリー レザーブランド・ロエベによる「ロエベ財団」が2016年から毎年行っている「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ」。その3回目となるロエベ ファンデーション クラフト プライズ 2019が、東京・赤坂の草月会館にあるイサム・ノグチ作の石庭「天国」で開幕した。これまででもっとも日本人応募者が多かったという今回は、京都をベースに活動する石塚源太が大賞に輝いた。

NEWS / REPORT

「KAWS: HOLIDAY」が日本に初上陸。富士山の麓に「コンパニオン」とキャンプが登場

KAWSの代表的なキャラクター、「コンパニオン」の巨大版が世界中を旅するプロジェクト「KAWS: HOLIDAY」が日本に初上陸する。7月18日〜24日には、富士山の麓に全長 40メートルの寝そべる「コンパニオン」が展示され、自然とKAWSの作品とともにキャンプすることもできる。

NEWS / HEADLINE

コム デ ギャルソンが衣装を担当。ウィーン国立歌劇場150周年記念公演オペラ『オルランド』が12月世界初演へ

コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)が、今年12月にウィーン国立歌劇場で上演される150周年記念公演オペラ『オルランド』で舞台衣装を手がけることがわかった。川久保玲を含め、作曲、演出などもすべて女性が指揮を執る、オペラの世界では珍しい試みとなる。

NEWS / HEADLINE

河鍋暁斎や伝・円山応挙も。谷中の「全⽣庵」で落語中興の祖・三遊亭圓朝ゆかりの幽霊画が一挙公開

東京・谷中に位置する寺院「全⽣庵」で、落語中興の祖・三遊亭圓朝が遺した幽霊画コレクションを一挙に紹介する展覧会「幽霊画展」が開催される。本展では展示のほか、マンガ家や落語家を迎えたイベントも開催。会期は8月1日〜31日。

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