EXHIBITIONS
ムサビ版「驚異の部屋(ヴンダーカマー)」―眠らない獅子計画 vol.5―
ヴァナキュラー・比較文化論
―国立民族学博物館・特別展サテライト展示―
武蔵野美術大学 美術館・図書館で「ヴァナキュラー・比較文化論-国立民族学博物館・特別展サテライト展示-」が開催される。
1970年大阪万博に先立ち、EEM(日本万国博覧会世界民族資料調査収集団)が世界各国で収集した資料は、太陽の塔内部の「地底の太陽」とともに展示され、国立民族学博物館に収蔵された。また、高度経済成長期の日本において、日本観光文化研究所が全国規模で収集した国内最大規模の民俗資料は武蔵野美術大学に収蔵されている。世界へ向けられた異文化へのまなざしと、日本列島の文化の多様さへのまなざしを、同時代のふたつのコレクションは宿している。
本展は、共催企画である国立民族学博物館の創設50周年記念特別展「民具のミカタ博覧会-見つけて、みつめて、知恵の素」のサテライト展示として開催。EEMからタンザニアのマコンデ高原に住んでいたマコンデの人々による彫像を展示し、そこに武蔵野美術大学が所蔵するパプアニューギニアの仮面などの海外資料、日本の民俗資料を組みあわせて展示する。世界と日本の民具を、生活から生まれる造形=ヴァナキュラーを比較する視点から見つめて、知恵の素を探っていく展覧会になるだろう。
1970年大阪万博に先立ち、EEM(日本万国博覧会世界民族資料調査収集団)が世界各国で収集した資料は、太陽の塔内部の「地底の太陽」とともに展示され、国立民族学博物館に収蔵された。また、高度経済成長期の日本において、日本観光文化研究所が全国規模で収集した国内最大規模の民俗資料は武蔵野美術大学に収蔵されている。世界へ向けられた異文化へのまなざしと、日本列島の文化の多様さへのまなざしを、同時代のふたつのコレクションは宿している。
本展は、共催企画である国立民族学博物館の創設50周年記念特別展「民具のミカタ博覧会-見つけて、みつめて、知恵の素」のサテライト展示として開催。EEMからタンザニアのマコンデ高原に住んでいたマコンデの人々による彫像を展示し、そこに武蔵野美術大学が所蔵するパプアニューギニアの仮面などの海外資料、日本の民俗資料を組みあわせて展示する。世界と日本の民具を、生活から生まれる造形=ヴァナキュラーを比較する視点から見つめて、知恵の素を探っていく展覧会になるだろう。