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「北アルプス国際芸術祭」開幕レポート。山とともにある人々の歴史と文化を感じる

3000メートル級の山々が連なる北アルプス山脈の麓に位置する長野県北西部の大町市。ここを舞台に、2017年に初開催された「北アルプス国際芸術祭」の第3回目が開幕した。会期は11月4日まで。

文・撮影=安原真広(ウェブ版「美術手帖」副編集長)

展示風景より、ケイトリン・RC・ブラウン&ウェイン・ギャレット《ささやきは嵐の目の中に》

 3000メートル級の山々が連なる北アルプス山脈の麓に位置する長野県北西部の大町市。ここを舞台に、2017年に初開催された「北アルプス国際芸術祭」の第3回目が開幕した。会期は11月4日まで。

展示風景より、磯辺行久《北北西に進路を取れ》

 開催場所は、市街地エリア、ダムエリア、源流エリア、仁科三湖エリア、東山エリアといった、大町市の特色が色濃く現れる5つのエリアだ。北アルプス山麓の地域資源をアートの力で世界に発信することで、地域再生のきっかけとなることを目指し、今回のテーマは「水・木・土・空」とされている。各エリアで見られる作品の一部を紹介したい。

展示風景より、マリア・フェルナンダ・カルドーゾ《Library of Wooden Hearts》

編集部

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