EXHIBITIONS

戸谷成雄追悼展「彫刻家・戸谷成雄」

2026.06.06 - 06.27

戸谷成雄《森—I》(1984)撮影:武藤滋生

 シュウゴアーツで、戸谷成雄追悼展「彫刻家・戸谷成雄」が開催される。

 戸谷成雄は1947年長野県生まれ。70年代より一貫して人間の存在認識に通じる彫刻の原理とその構造を追求し、作品制作による実践によってその本質と可能性を提示し続けてきた。洞窟絵画から現代に至る古今東西の芸術史観を自由に往来し、独自の彫刻論に裏付けされた作品群を発表。2004年芸術推奨文化科学大臣賞、09年紫綬褒章、25年旭日小綬章を受章した。武蔵野美術大学彫刻科名誉教授。26年逝去。

 本展は、1975年のデビュー以来、50年以上にわたり精力的に制作を続け、国内外の展覧会やビエンナーレなどで作品を発表してきた戸谷を偲ぶ展覧会となる。

 2016年にアトリエで収録したインタビュー映像の上映とともに、1984年にチェーンソーを用いて制作した最初の《森 I》や、最後のシリーズとなった「半彫刻」の作品などを展示。

 北アルプスに囲まれた長野で育った経験を背景に形成された「山谷構造」や「斜線構造」といった彫刻理論にも触れながら、思索と実践を往還しながら深化を続けた戸谷成雄の彫刻世界を紹介する。