戦争体験の哀しみに風刺を込めて。版画家、彫刻家の浜田知明が100歳で逝去
過酷な戦争経験を原点に、社会や人間、自分自身を鋭くユーモラスに風刺した作品を手がけた浜田知明が7月17日、逝去した。
過酷な戦争経験を原点に、社会や人間、自分自身を鋭くユーモラスに風刺した作品を手がけた浜田知明が7月17日、逝去した。
大阪市が2021年度に新設予定という美術館の名称を一般公募で決定する。応募締切は2018年7月27日まで。
鉄工所跡を改装したSIDE COREのアトリエ「BUCKLE KÔBÔ」で「現代美術ヤミ市」が開催される。かぎりなく「ゴミ」かもしれないものが現代美術に変わる瞬間に立ち会えるこのイベントの会期は7月21、22日。
京都・真正極楽寺が所蔵する《刺繡當麻曼荼羅》を、刺繡糸の微細な凹凸まで再現したVRコンテンツが登場。繡仏の美しさを堪能できるこのコンテンツは奈良国立博物館で開催中の「糸のみほとけ-国宝綴織當麻曼荼羅と繡仏-」で披露される。会期および公開期間は7月14日〜8月26日。
東京都渋谷公園通りギャラリーは、共生社会の実現を目指して2017年に暫定開設した。現在、同ギャラリーは19年度にリニューアルオープンする予定。18年度は施設外で展覧会「移動する港」シリーズを都内3会場で開催するという。その第1期となる展覧会「豊かな不都合」の詳細が発表された。四谷三丁目ランプ坂ギャラリーにて、会期は8月14日〜28日。
寺田倉庫のアートプロジェクト「TOKYO CANAL LINKS」(HANEDA-TENNOZ)が、芸術文化都市・東京の実現を目指して実施する「Tokyo Tokyo FESTIVAL 助成」(公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京)の第1期採択事業に決定。これまで多彩なイベントを行ってきた「TOKYO CANAL LINKS」の第8回は、7月20日〜22日に開催される。
ファッションブランド・ロエベによる「ロエベ財団」が2016年に創設した「ロエベ クラフト プライズ」。昨年度は86ヶ国から約1900人の応募があったこの賞の公募がスタートした。応募締め切りは2018年10月31日。
第30回高松宮殿下記念世界文化賞(日本美術協会主催)の受賞者が2018年7月11日に発表。彫刻部門では、1970年代より人工霧を用いた「霧の彫刻」を手がけてきた中谷芙二子(なかや・ふじこ)が選出された。
パリで開催される「ジャポニスム2018」の公式企画のひとつとして、日本のマンガ・アニメ・ゲーム・特撮の展覧会「MANGA⇔TOKYO」がパリ・19区のラ・ヴィレットで開催されることが発表された。会期は11月29日~12月30日。
今日のアートシーンに見られる、身体を用いた演劇的な作品や動向を中心に、演劇の分野で注目される新しい表現形態を紹介。『美術手帖』8月号は「ポスト・パフォーマンス」特集!
7月6日発売の『美術手帖』 2018年8月号の特集は「ポスト・パフォーマンス」。編集長・岩渕貞哉による「Editor’s note」をお届けします。
「美術検定」は、美術でより豊かな人生を送る「成熟した美術鑑賞者」を目指す人を応援する検定。合格者には一部美術館の入館料割引などの特典がある。2018年の試験実施日は11月11日。
グッゲンハイム美術館の創立者であるソロモン・R・グッゲンハイムの姪であり、20世紀を代表するコレクター、ペギー・グッゲンハイムのドキュメンタリー映画『ペギー・グッゲンハイム アートに恋した大富豪』が公開される。パブロ・ピカソやジャクソン・ポロック、ピエト・モンドリアン、そして夫であったマックス・エルンストら多くのアーティストとの交流がわかる豊富な映像資料や、本人のインタビュー音声によってその波乱に満ちた生涯が生き生きと語られる。渋谷・イメージフォーラムほかで9月公開予定。
東京国立博物館など4館と5つの研究施設を設置している国立文化財機構は7月2日、「文化財活用センター」を開設した。このセンターの目的と役割とは?
今年から2019年にかけ、パリで開催される、日仏友好160年を記念した日本文化・芸術の祭典「ジャポニスム2018:響きあう魂」(以下「ジャポニスム2018」)の出陣祝賀会が2日、東京・六本木のアークヒルズで開催された。
近代絵画史を切り拓いたギュスターヴ・クールベと、現代の絵画、美術を先導してきたゲルハルト・リヒター。新旧ふたりの画家の絵画が、リヒターの自宅を模した展示室でともに並べられる展覧会が国立西洋美術館で開催中だ。会期は2019年1月20日まで。
高松市美術館で2009年にスタートした、年に1度の現代美術のグループ展「高松コンテンポラリーアート・アニュアル」。8回目の開催となる今回のテーマは「つながりかえる夏」として、下道基行、千葉尚実、藤浩志、山城大督が作品を発表する。会期は7月27日〜9月2日。
東京・恵比寿のNADiff a/p/a/r/tにてChim↑Pomの展覧会「日本のアートは」が開催される。本展は、Chim↑Pomにとって同会場では「日本のアートは10年おくれている 世界のアートは7、8年おくれている」以来10年振りの展覧会となる。会期は7月6日から7月22日まで。
美術批評家・椹木野衣が初の書き下ろしエッセイ集『感性は感動しない――美術の見方、 批評の作法』(世界思想社)を7月14日に刊行する。本書は、椹木が美術館での鑑賞術や批評の作法を伝授すると同時に、自らの批評の根となる人生を綴ったもの。
今年3月、東京・表参道に進出した、ニューヨークを代表するギャラリー「ファーガス・マカフリー」。オープン後第2弾の展示として同ギャラリーが紹介するのは、生物の形態を思わせる立体作品で知られる工藤哲巳と、作品を通して身体、セクシュアリティ、欲望などを探求したカロル・ラマの2人だ。展覧会の会期は6月26日〜8月4日。